約 969,109 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6144.html
初夜 「私の初めて、京さんにあげるっす。ふ、ふぅ・・・」 プツンッ、 意外とあっけなく切れてしまって、身体と身体がぶつかりあって、乾いた音を立てた。 「ふ、ふぅ・・・ふぅ・・・っ、どうっすか? ちゃんと入ってるっすか?」 「モモの中、温かくてフワッしてて溶かされそうだ・・・っ」 「んっ・・・上手く入ってるならよかったっす・・・・あぅっ、そんな奥にはっ」 グリグリと亀頭で深奥を探られる。 その切っ先からカウパー液が染み出していると思うと、その一滴たりとも逃すものかと身体が震えてしまう。 一滴残らず吸い尽くしてしまいたい―――、女の本能か、膣壁が別の生き物のように蠢き始めた。 「はあぅっ、お、奥触られると変な気がして・・・ん、ふぅっ」 「モモの中、グニグニ動いて・・・・もう、我慢できないっ」 「あ、だめっっす、そんなに暴れられたらっ」 ぐり、ぐりぐりっ、押し付けられるようなピストンにフッと意識が遠のき、自然に甘い吐息が漏れてしまう。 (あぅ・・・っ、せ、背筋が・・・っ) ゾクゾクとした悪寒にも似たものに身体が震えてしまう。 「そんなに奥ばっかり責められたら、私、私・・・・・・っ」 調べた知識でリードしてあげようと思ってたのに、それ以上に男の子の肉棒は力強かった。 ゾクゾクと背筋に悪寒が走り、 「あっ、あっ・・・あっ」 腰が溶かされそうなくらいに熱くなって、肉棒に貫かれるがままになっていた。 騎乗位になってるから、暴れ馬に揺すられるようになってしまってる。 モワ・・・・・ッ。 そんなときだった。 ふんわりとしたアンモニア臭を感じたのは。 いつも嗅いでる匂いだけど、ベッドの上ではあまりにも場違いすぎる。 「あっ、いやぁ・・・・・・っ」 しゅいいいいいぃぃぃぃぃぃ・・・・・。 お漏らししていたのは桃子自身だった。 男根に貫かれて秘裂の感覚が吹き飛んでしまっていたのだろうか。 「あっ、あぁっ、あうっ!」 膣と一緒に尿道まで広げられてしまったとでもいうのだろうか。 どんなに股間に力を入れても尿道はしまってくれない。 最愛の相手のお腹に向けておしっこを放ってしまっている。 「うぅ、ごめんなさいっす、今すぐ拭くっすっ」 立とうとしても、腰が抜けてしまったのか脚に力が入ってくれなかった。 バージンなのに、初めてなのに。 腰を抜かされて、おもらしまでしてしまうだなんて。 「モモにお腹溶かされそうだ」 「ごめんなさい、ごめんなさいっす、汚いっすよね・・・おもらししちゃうなんて・・・」 「そんなことないよ。モモのおもらし、温かくて気持いい」 「そんなの嘘っす・・・・って、う、ううぅ!?」 思わず驚いて声を漏らしてしまった。 身体の内側で、メキメキと肉棒が大きさを増してきたのだ。 「あっ、ああああぁぁ・・・裂けちゃう・・・・っす・・・・・・っ」 おしっこをかけられて萎えてしまったと思ったのに。むしろ肉棒は力強くそそり立っている。 「うぅ、京さんのおちん○んにおかしくされちゃいそう・・・っす、は、はぐぅっ」 思いっきり突き上げられて、背筋を弓なりに反らしてしまう。 ぷるん、と胸が揺れて、ピンと勃起した乳首が上を向く。 「あっ、あっ、あぁっ、そ、そんなに強くされたら、私おかしくなっちゃ・・・っ、んはぁっ、らめ、奥、ばっかり・・・・ぃぃ!!」 相手の身体に向けて倒れこみそうになるのを必死に我慢してると、ゾクゾクとした寒気に鳥肌が立ってしまう。 「手、繋いで欲しいっす・・・っ」 探るように両手を繋ぐ。 ごつごつしていて硬かった。 「はぁぁぁぁ~~っ」 手を繋いだだけで、妙な安心感がこみ上げてくる。 ブワッと膣内の奥から、肉棒を溶かさんばかりの熱い体液が降りてきた。 それは女の身体が限界に近づいていた証だった。 「んっ、んふぅっ、いっちゃう・・・・っ、もう限界・・・っ」 「俺もっ、もう、モモの中、ふんわりしてて熱くて・・・うっ、うぅ」 ピストンされるたびに意識が飛びそうになる。 さっきまで処女だったのに、破瓜の痛みがどこかに飛んでいってしまったみたいだった。 気が付けば馬乗りになり、京太郎に応えるように腰を振ってしまっている。 「うぅ、飛ぶっ、飛んじゃうっ、そんなに突かれたら、もうっ、くっ、くううぅぅぅぅぅぅっ」 こみ上げてくる絶頂感を、すんでのところで抑える。 そうしていると、ドロドロとした餡かけのような火傷しそうなほどに熱い本気汁が溢れ出してくる。 自分でもわかる。 あともうちょっとで達してしまう、と。 「モモに溶かされ・・・るっ」 「もっとっ、も、もう壊れちゃうくらい突いて・・・・あっ、あっ、あっ、くっ、くううううぅぅぅぅぅぅっ!!」 せめて大声だけはあげまいと声を抑える。 けれども一度燃え上がった女体はそれを許してくれなかった。 ギュッと抱きしめると、クリトリスまでもが潰れ、全身に電流が駆け抜けていった。 「あっ、あっ、あっ、おっ、おおおおおおおお!? 京さん、京さんっ、うううううぅぅぅ~~!!!」 クリトリスから全身に電流が走り、プルンと乳房が波打つ。 「あっ、ああああ!? お、おかし・・・いいぃ・・・っす・・・ぅ!?」 くたぁ・・・・・・・・、直後には、背骨が抜かれてしまったように、京太郎の身体へと倒れこんでしまっていた。 気が付けば、京太郎の顔がすぐそこにある。 「うっ、うっ、うっ、ま、まだお腹の痙攣、止まらないっす・・・・はぁうっ」 「お、俺も・・・・・っ」 ドクッ、ドクンドクン!! 急におちん○んが暴れ回ったと思うと、膣内に熱い感触が広がった。 「っ・・・ごめん・・・・モモ」 「でも、モモの膣内、まだふんわりして締め付けてきてて、モモみたいに優しく包まれてるみたいだ」 「もう・・・生意気っすよっ」 それでもちょっとだけ嬉しくなってしまう。 「もうちょっとこのままで・・・っす」 馬乗りで恥ずかしいけれど。 腰が抜けて動くことができなかった。 それにいまだピクピク動き続けている膣壁が、おちん○んを離したくないと言わんばかりに食いついてしまっている。 男の硬い身体に、女の柔らかい身体をギュッと押しつける。 こうしているとなんだか熱い愛液と同じように、ドロドロに溶けて一緒になれるような気がした。 ポッキーゲーム 京太郎「あの…照さん?」 照「ふぁに?」 京太郎「その口に咥えてるのは…?」 照「ふぉっきー」 京太郎「そんなの見れば分かりますけど……」 照「ボリボリ」 京太郎(なんかハムスターみたいだなぁ) 照「…京太郎が遅いから我慢できなくなった」 京太郎「俺も咥えるんですか?」 照「もちろん」パクッ 照「ふぁやく」 京太郎「あ、はい」パクッ 照「ふふっ」ニコッ 京太郎(照さん…やっぱり綺麗だn) 照「パクパクパクパクパク」ボリボリボリボリ 京太郎(ちょ…はえぇ!) 京太郎(早く離れないt) ズキュゥゥゥーーーン! 照「ごちそうさま」ニコニコ 京太郎「うぅ…もうお嫁に行けない…」シクシク 照「大丈夫」 照「京太郎は私が貰うからねっ」 ポンコツと心配性 京太郎「照さん、洗濯機に洗剤入れるときは水量に合わせて」 照「わかった」 京太郎「洗濯物はちゃんとシワを伸ばしてからですよ?」 照「わかってるっ」 京太郎「焼くときはしっかりとフライパンを温めてからじゃないと」 照「わかってるからっ!」 京太郎「 」セイザ 照「なんで怒ってるかわかる?」 京太郎「私めが照さんの仕事に口を挟んだからです…」 照「京太郎のお弁当を毎日作ってるのは誰?」 照「京太郎の着る服を洗濯して干してアイロン掛けてるのは誰?」 京太郎「…照さんです」 照「わかってるなら…ちょっとくらい信頼して」 京太郎「……照さんに怪我して欲しくなかったからです」 照「なら」ギュウ 照「これからも私が怪我しないように見守っててね」ニコッ 京太郎「はいっ!」 てるてるクッキング 京太郎「照さーん」 照「なに?」 京太郎「今日のおやつはどうします?」 照「ホットケーキ」 京太郎「了解っすー」 京太郎「出来ましたよー」 照「待ってた」 京太郎「よいしょっと」ヒョイ 照「やっぱり京太郎の膝の上は落ち着く」スリスリ 京太郎「そうっすか? 自分じゃあんまりわかんないからなぁ」 照「そんなことより、早く食べよう」ワクワク 京太郎「はいはい」 京太郎「照さん、あーん」 照「あーん」モグモグ 照「やっぱり京太郎の作る物は何でも美味しい」 京太郎「いやいや照さんのお弁当には負けますよ」 照「・・・・ばか///」 着せ替え照ちゃん 京太郎「んー」 照「早く決めて」 京太郎「そんなこと言ったって照さんが何着ても似合うのが原因じゃないですか」 京太郎「あーこれも似合いそう・・・」 照「えーまた着るの?」 京太郎「お願いしますっ、これ着てくれたらちゃんと決めますから」 京太郎「あとでジャンボパフェ頼んでいいですからっ」 照「しょーがない」 照「ちょっと待ってて」 照「どう?」E.白ワンピ 京太郎「すっげー似合ってる!可愛さの中に照さんの綺麗さが調和してるっ」 照「そんなに褒めても何もでないから」 ※夕飯のおかずが一品増えました 姉に勝る妹など(ry 咲「お姉ちゃん」 照「なに?」 咲「最近京ちゃんはどう?」 照「?」 咲「えっと・・・だから・・・お姉ちゃんを困らせてない?」 照「んー・・・・・」 咲「あるんだったら、ちょっと聞かせて欲しいかなーって」 照「んーーーー・・・・・あるにはある」 咲「なにかあったの?」 照「最近激しくて」 咲「・・・・激しい?」 照「ベッドの上で」 咲「 」 照「京太郎って凄いよね」 照「だって抜かずに[バキューン]だよ?」 咲「 」 照「さすがに私も耐えられないかも」 咲「 」 照「咲、聞いてる?」 咲「 」 照「あ、京太郎」 京太郎「なんです?」 照「今日は負けないからね」 京太郎「望むところですよ。返り討ちにしてやります」 照「ふふっ」 ※照さんは返り討ちにあったようですが別のお話です 子供ってなんであんなに可愛いんだろうね 照「咲ー」 咲「なに?」 照「ちょっと京太郎と出かけるから子供の面倒見ておいてくれない?」 咲「またー? いいけど」 照「お願いね」 京太郎「照さーん、行きますよー」 照「今行く」 照「よろしくね」 咲「はいはい、いってらっしゃい」 咲(はぁ・・・なんで私って彼氏の一人も出来ないのかなぁ・・・) 咲(そりゃ京ちゃんみたいな人がタイプだからってさー) 咲(家事が出来てー身長が高くてー優しくてー) 咲(麻雀が出来てーたまーにえっちで) 咲(出来れば金髪がいいなぁーなんて考えてるから彼氏が出来ないんだろうなー) 咲(にしても京ちゃんの子供、かわいいなー) 咲(金髪でー優しそうな目しててーお姉ちゃんと京ちゃんの子供だから麻雀だって覚えるだろうし) 咲(あ・・・・もしこの子が大きくなって私がそれまで一人身だったら京ちゃんの子供と結婚すればいいのか) 咲(なーんてね) 咲(はぁ・・・彼氏欲しいなぁ・・・) 咲「一日だけ京ちゃん貸してくれないかなー」 照「貸してあげようか?」 咲「!?」ビクン 照「いいよ、咲なら」 咲「ええ!? でも京ちゃんのことも考えないと・・・」 照「さっき出先で京太郎が『咲に子供の面倒みてもらったりしてるから埋め合わせしないとなー』って言ってた」 咲「それほんと?! 嘘じゃないよねっ!?」 照「お姉ちゃん嘘つかない」キリッ 咲「ちょっと京ちゃん借りるねっ!」ダッ 照「んーえっちなことしちゃダメだからねー」 咲「わかってますー」 <ン? サキ? <キョウチャンデートシヨウデート! <ハッ!? イミワカランシ チョッヒッパルナッテ! 照「あー言わなきゃよかった」 照「京太郎、ごめんね。明日埋め合わせするから」 ※翌日照さんが京太郎から離れなかったのは別の話です ポンコツ姉は大胆? 京太郎「動かないでくださいね」 照「うん」 京太郎「照さんの髪の毛はいつ触っても綺麗っすねー」チョキチョキ 照「毎日ちゃんと手入れしてるからね」 京太郎「やっぱり大変ですか?」チョキチョキ 照「そんなことない」 照「こうやって京太郎が褒めてくれるから」 京太郎「・・・・なんか照れますね」チョキチョキ 照「照だけに?」 京太郎「ノーコメントで」チョキチョキ 照「むー」 京太郎「はいはい拗ねないでくださいー」チョキチョキ 京太郎「こんなものかなー」 照「んー?」 京太郎「少しだけ梳いただけっすけどどうっすか?」 照「ちょっと前から見て」 京太郎「前からですか?」 照「うん」 京太郎「はいっと、前にきましたけど?」 照「どう?」 京太郎「んーいいんじゃないんでしょうか?」 照「もっと近くじゃないとわからないでしょ」 京太郎「うぃっす」 照「・・・・・」 チュッ 照「いつもありがとね」ニコッ 新婚旅行 照「やっと落ち着いたね」 京太郎「そうっす・・だな」 照「ふふ・・・敬語まだ抜けない?」 京太郎「そりゃ・・・だってずっとそうだったし・・・」 照「いいんだよ、京太郎」 照「私たち夫婦なんだから」 京太郎「照さん・・・」 照「だから、照さん禁止」 京太郎「っ・・・・て・・・照///」 照「なんで照れてるの? ベッドの上じゃあんなに呼んでるくせに」 京太郎「それは・・・その・・・だって・・・///」 照「私は京太郎に照って呼ばれるの好きだよ」 照「なんか、京太郎と同じ立場になれたみたいで」ニコッ 京太郎「照さ、照はそういうときばっかズルいよなぁ」 照「惚れた弱みだね」 京太郎「うぐぐ・・・・何も言い返せない・・・・」 照(なんてね、私はずっと京太郎のこと好きだったよ、告白されるずっと前から) 照「ほら京太郎、こんなところで悩んでないで外にいこ?」 照「色んな場所に二人で行って」 照「色んなものを二人で見て」 照「色んなことを二人で感じて」 照「色んなことを二人でしよう」 照「だって私たちは夫婦なんだから」ニコッ そう言って微笑む彼女はきっとこの世界の誰よりも綺麗だった――――。 新婚旅行2 照「旅行と言えば京都」 京太郎「仕事の関係で関東の方は結構行ってるし」 照「でもUSJにも行きたい」 京太郎「やめましょう、京都関係ない上に作者が死ぬ運命しか待ってない」 照「じゃあやめる」 京太郎「そうしてくださいお願いします」 照「敬語」 京太郎「あ、はい」 照「次使ったら罰ゲームね」 京太郎「ぐぬぬ・・・・わかりまし、わかった」 照「それでよし」 照「京都といえば八つ橋」 京太郎「あー確かに修学旅行の時、照に買っていったっけ?」 照「うん、美味しかった。でも生八つ橋も食べたかった」 京太郎「いやーあれは日持ちしないから修学旅行行って帰ってきてそこから照に送るとなると」 照「修学旅行先で送ってくれれば良かったのに」 京太郎「その手があったか!」 照「食べたかったなー」チラッ 京太郎「はいはい、買うって」 照「京太郎大好き」 京太郎「はいはい」 照「本心なのに」テルーン 京太郎「はいはい」ナデナデ 照「んっ」スリスリ 京太郎「というか、食べ物のことしか頭にないのか・・・・」 京太郎「はい、生八つ橋」アゲル 照「ありがとっ」モグモグ 京太郎(なんか八つ橋って照さんの胸に似てr) 照「なんか言った?」ニコッ 京太郎「い、いやなんでもないっす」ガタガタ 照「八つ橋に失礼」 京太郎(バレてたー) 照「京太郎は考えてることがすぐ顔に出る」 照「でもそういう分かりやすいところ好きだよ」 照「あ、でも、私の胸は八つ橋より柔らかいから」 照「毎日触ってるんだから分かるよね?」 京太郎(店前で何いってくれちゃってんのーこの人ーー!?) 照「京太郎はからかい甲斐がある」 照「やっぱり京太郎を好きになって良かった」ボソッ 京太郎「照さん?」キョトン 照「んーん、なんでもない」 照「ほら次の場所行くよ」 京太郎「待ってくれって、咲の分も買うんだからっ」アセアセ 照「時間は待ってくれない」 京太郎「分かってるってば」 照「ふふっ」 / . . / / i / / . / . . ; イ / . ! ! // .. _ / . / ; イ ;ィ // / / . ! /;/´ ̄ / . / ; -‐/T77i ̄ ; -‐' / 7ナー-、_ / レ ! | ´ / . ∠ イ ___! / /ノ!ナ| // ! /. ;ヘ! ァ"7 iヾ '´,;-ァ=! ;ィ、 / / ! /; イ {ヽ|.'{ b ! h レ i ' /イ !、 ずっと前から大好きだよ // / / | ! ` ゝ ン_ ,!'_ ;ン/ / i 、ヽ、 京ちゃん .!/ !/ / ヽ i , , , , , , , i / / iヽヽ / / / ゙、_| | | /_ノ . ゙、 \ヽ / // ;ハ _ _ ! i 、 、 . i ヽ! ∠./‐' / / 、  ̄ /v、 ヽ 丶 .. ! / / / _,ノ ` r 、 , イ、/ ' ! /\ .、 ! / /;/ `ヽ、__;ィ | ー-`〒´-‐ ' ´ | レ' ヽ;ハノ // _,..-'´ | || !丶,、 _,... -―' ´ | || | `ー-、
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3350.html
京太郎「あのちびっ子タコス娘、今日という今日は許さねえ」 京太郎「普段のあの俺への仕打ちはあまりにも目に余る」 京太郎「やれタコスを作れだのタコスを持って来いだのタコスを食べさせろだの」 京太郎「マジで俺は頭にきた」 京太郎「復讐してやる……」 京太郎「まずはタコスの差し入れだ!」 京太郎「いつもいつも頑張っている優希へのタコスの差し入れをしてやる!」 京太郎「おい優希。タコス食うか?」 優希「じょ?」 京太郎「ほら」 優希「おおう。何だいきなり」 京太郎「タコスの差し入れだよ」 優希「別に頼んだ覚えはないが……。うむ。いい心がけだ、犬!」 京太郎「ははあ」 優希「う~ん。おいしいじぇ~」 京太郎「お手製だからな」 優希「褒めて使わす」 京太郎「ふふふ……。タコスを差し入れてやったぜ……。次はiPS細胞で咲と和との子供を作ってやる!」 京太郎「咲、ちょっといいか」 咲「なに京ちゃん?」 京太郎「ちょっとじっとしててな」 咲「?」 京太郎「……」 咲「痛っ」 京太郎「白髪が生えてたんでな」 咲「もう。そういうのは言ってからにしてよ」 京太郎「悪りい悪りい」 京太郎「和」 和「何でしょう」 京太郎「ちょっと髪を触らせてくれないか?」 和「な、なんでそんなこと!」 京太郎「いや咲に頼まれてさ」 和「さ、咲さんが?」 京太郎「前に咲の頭を撫でたことがあったんだけど、変にゴワゴワしててな」 和「頭を……」 京太郎「それを言ったら咲のやつ、ゴワゴワなんかしてないよって怒っちまってさ」 和「それは怒りますよ」 京太郎「んでさ、咲が前に和の髪を触ったらサラサラだったって言ってな」 和「……」 京太郎「俺が和の髪をさわってもゴワゴワだって言うんなら、俺がオカシイだけだろうって話になったんだ」 和「な、なるほど」 京太郎「ちょっと触らせてくれないか?」 和「……そういう訳なら、構いませんけど」 京太郎「すまんな」 京太郎「よし、髪の毛が手に入った!」 京太郎「これを元に卵子を作って俺の精子と受精させてやる!」 京太郎「調べてみたが、どうやらそういうことを秘密裏に請け負う機関があるらしい」 京太郎「ふふふ……待ってろよ……」 京太郎「はい、はい。ええ、分かりました」 京太郎「たった一ヶ月で赤ん坊ができちまうとは……」 京太郎「えっと、この病院に預けてあるらしいな。行ってみるか」 京太郎「すいませーん」 京太郎「ええと、俺の赤ちゃんがこの病院に入院してるって連絡があったんですけど」 京太郎「ええ、はいそうです。須賀です」 京太郎「どうもすみません……」 京太郎「まじかよ……。あんな簡単に通っちまうもんなのか……」 京太郎「すげえなあの裏機関」 京太郎「ええと、この部屋だな」 京太郎「……ドキドキするな」 京太郎「失礼しまーす」 京太郎「……寝てるな。あ、プレートがある」 京太郎「柔(やわら)と誇(ほこる)……。依頼する時に決めた名前だけど、ちょっと変な名前か?」 柔「すう……すう……」 誇「くう……くう……」 京太郎「まあ、いっか。可愛いもんな。これで晴れて二児の父だ」 京太郎「……マジでどうしようこれ」 京太郎「……おむつが膨れてる」 京太郎「消臭剤が効いてるせいか、臭いは感じないが……」 京太郎「うっ……これはうんちか……」 京太郎「しかも二人とも……」 京太郎「ええっと、あ、替えのおむつが用意されてる」 京太郎「くさっ!」 京太郎「説明通りにやれば大丈夫だよな?」 京太郎「……こういうことしてるとちょっと実感湧いてくるな」 京太郎「手、洗ってくるか」 京太郎「どうすっかな……」 京太郎「あ、そうか。ベビー用品買わないといけないな」 京太郎「しばらく大変そうだなあ」 京太郎「よし、おむつやらなんやら色々揃えたぞ!」 京太郎「育児に役立つ本や器具までありえないほどたんまり買い揃えたぜ」 京太郎「とりあえず大きくなるまでは一人でも育てていけるな」 京太郎「……大きくなった後のことはあとで考えよう」 柔「ぐうぐう……」 誇「すやすや……」 京太郎「……かわいい」 京太郎「……やっぱ母親って必要だよな」 京太郎「遺伝学的には俺と咲、和との子なんだけど」 京太郎「うーん。頼んだら殺されるか」 京太郎「優希に頼んでみようかな。まずいか?」 京太郎「……あ、優希か? おう、いや。あのさ、電話じゃ言いにくいことがあるんだ」 京太郎「明日うちに来れないか? うん。そう」 京太郎「ん、じゃあな」 京太郎「……ふう」 京太郎「どうなることやら」 京太郎「……」 優希「……」 京太郎「……かわいいだろ?」 優希「……」 京太郎「優希?」 優希「誰の……?」 京太郎「え?」 優希「誰の、子供なんだ?」 京太郎「……さあ」 優希「さあって……」 京太郎「拾ったんだ」 優希「……赤ん坊が拾えるわけ無いだろ!」 京太郎「……うん」 優希「お前のか?」 京太郎「……うん」 優希「……あ、相手は」 京太郎「言えない」 優希「ど、どこ行ったんだ?」 京太郎「知らない」 優希「……そうか」 京太郎「……うん」 優希「……ううっ……」 京太郎「ど、どうしてお前が泣くんだよ」 優希「うっ……だって……」 京太郎「泣くなって」 優希「うううぅ……」 京太郎「もう大丈夫か?」 優希「……うん」 京太郎「悪いな」 優希「悪いなってお前なあっ!」 京太郎「……すまん」 優希「謝って済む問題じゃないじょ……」 京太郎「うん」 優希「……これからどうするんだ?」 京太郎「育てようかと」 優希「一人でか?」 京太郎「……そのつもりだったけど」 優希「つもりだったけど?」 京太郎「優希、母親になって貰えないか?」 優希「は?」 京太郎「男親一人だけって可哀想だろ?」 優希「そ、そういう問題か!?」 京太郎「……頼む」 優希「頼むって……」 京太郎「優希、お願いだ」 優希「……それって、結婚するってことか?」 京太郎「……そうなる」 優希「そうなるって……そんな仕方なくみたいな言い方……!」 京太郎「……嫌なら、いいよ」 優希「嫌ならって……」 京太郎「こんなこと頼んで悪かった」 優希「……待って欲しいじょ」 京太郎「……?」 優希「しばらく、時間をくれ……」 優希「……おう」 京太郎「久しぶりだな」 優希「……そうだな」 京太郎「何で部活休んでたんだ?」 優希「来れるわけ無いだろ!」 京太郎「ちょ、大声出すなって」 優希「……ボケ犬」 京太郎「ボケ犬って」 優希「いいじょ」 京太郎「ん?」 優希「いいって言ってんだじょ」 京太郎「……あ。……ああ、うん。そうか」 優希「……クソ犬」 京太郎「……仰るとおりです」 京太郎「なあ」 優希「……ん?」 京太郎「実はさ」 優希「おう」 京太郎「これ実は全部ドッキリなんだ」 優希「……?」 京太郎「あの赤ん坊はただの親戚の子だし」 優希「は?」 京太郎「今こうして一緒に暮らしてるのも今日が最後なんだ」 優希「は?」 京太郎「婚姻届もせっかく書いてもらったけど出してない」 優希「あ?」 京太郎「……ほら。あのプレート見えるか?」 今日までお疲れ様でした優希ちゃん!! 優希「…………この。……こんのクソ犬がああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」 京太郎「ぐはっ」 カン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6467.html
京太郎「落ち着いてください、ね?」 はやり「えぇ、だって京ちゃんから胸を揉んだってことはありかと思ったよ!」 京太郎「えっとですね……」 はやり「はぁ~京ちゃんったらもう……勘違いしちゃうゾ☆」 京太郎「いたずら心だったんです、許してください、なんでもしますから!」 はやり「ん、いまなんでもするって言ったよね?」 京太郎「へ?」 はやり「にゃはは~」ニコニコ 京太郎「はい、わかりました」グッ はやり「じゃあ、水族館から出ようかー」ニコニコ 京太郎「りょ、了解です」グッ はやり「んふふ~」グイッ 京太郎「な、なんで腕を組んでるんですか?」 はやり「なんでもすることの一つってことで、ね☆」 京太郎「了解です」 ホテル- はやり「にゃはは」 京太郎「結局、こうですかぁ!?」 はやり「うぅん、選択肢をあげようかと思って」ニコッ 京太郎「は、はひ?」 はやり「どうする、私が無理矢理にでも京ちゃんをこじ開けることもできるよ、どうする?」ドサッ 京太郎「ちょっ上に乗らないでくださいよっ」 はやり「……わからないでしょ、でもね。大事なことなんだよ……なんでもするって言ったよね?」 京太郎「え?」 はやり「京ちゃんの暴食をこのままにしておいたら、慕ちゃんみたいに悲しい結果になるから」 京太郎「ちょ、どういうことでっ」 京太郎「はやりさんを、信じてます……」 はやり「ありがとう、慕ちゃんは十分葛藤した。私のためなんかに、だから京ちゃんにはそんな思いさせないから」スッ チュッ 京太郎「んっ!?」 はやり「お願い、京ちゃん……京ちゃんのためなの、だからっ!」ギュゥッ はやり「……私を受け入れて?」 京太郎「……はい」コクリ はやり「京ちゃん、大好きだよ……」 京太郎「ん……」zzz 96日目終了- 103日目・朝- 京太郎「ふぁ、おはようカピー」 カピー「カピ」イツモドオリ? 京太郎「ん、そりゃそうだけど」 カピー「カピ」ソウカ 京太郎「あれ、なんか……」ムムッ 京太郎「やべ、急がないとだ!月曜日だもんな、早く行くか!」 カピー「カピ!」イッテラッシャイ 京太郎「行ってきます!」 カピー「……」 京太郎(なにか、忘れてる気がするんだよなぁ)フム テクテクテク 京太郎「おう歩」 歩「そういえば休日ってどうしてたの?」 京太郎「はて……どうしてたんだろ」 歩「なんか、おかしくない……雰囲気が」 京太郎「心配してくれてんのか?」 歩「なっ、違うから!」カァッ 京太郎「はは、だよなぁ」 京太郎(はて、なにしてたか?) 京太郎「よっ、衣」スッ 衣「うむ……ん、なにか変わったな……明らかに違う」 京太郎「そうか?」 衣「なんだか、邪な気配が消えたというか……」 京太郎「はい?」 衣「ん~衣には良くわからないが、まぁともかくなにか違う気がするぞ」 京太郎「へぇー」 京太郎「まぁ良いか、行こうぜ」 衣「そうだな」ニコッ 授業- ☆強化する項目が無いのでスキップします 昼- 京太郎「さて、昼はどうするかな」 京太郎「ん、お前って意外と料理上手いよなー」 歩「一応メイドだし」 京太郎「専属メイドとかになれば良いのにな」 歩「きょ、京太郎の専ぞk」 京太郎「そう言えばなにか引っかかるんだよなって痛い!蹴ったな!」 歩「……そんななら誰かに聞けば良いじゃん、信頼に足る人とか居ないの?」 京太郎「そうだな、何人かいる」 歩「早く食べなよ」 京太郎「あたり強いなぁ」 放課後- 京太郎「さて、放課後はどうするかなー」 京太郎「うぃ~っす」 透華「あら、遅かったですわね」 京太郎「そうか?」 ハギヨシ「紅茶でもいかがですか?」 京太郎「ありがとうございます!」 智紀「今日はどうするの?」 京太郎「そうだなぁ……」 透華「なんだか、変わりましたわね」 京太郎「どういうことだよ?」 透華「変わってしまいましたわ」 京太郎「なんか怖いから勘弁な、とりあえず衣にも言われたしなぁ」 透華「なにか身に覚えはありませんの?」 京太郎「無いな」 透華「……そう」フム 京太郎「まぁ、心配してくれてるのはわかってるよ」ナデナデ 透華「なっ」カァッ 京太郎「おぉ、赤くなった」 透華「か、からかわないでくださいまし!」 京太郎「おうおう」 放課後2- 京太郎(さて、どうするかなぁ……) 京太郎「よし、麻雀の特訓だ!」 一「ふぅん、もう喰べないでよ?」 京太郎「ん、なにがだ?」 一「え?」 京太郎「……ん?」 京太郎「二麻でもするか」 一「良いけど、ボクも一応本気でいくからね!」 京太郎「おう!」 京太郎(なんか、良い感じだな!) EX能力『NEVER』自動発動 効果:自分へのマイナス効果を10軽減しプラス効果を10上昇させる 一(なんだか、京太郎おかしい?) 京太郎「さぁ、やるか……!」 京太郎(よしッ!聴牌!)タンッ 一(さすがにキツイかなぁ) 能力『幻想の黒魔術師』不発 能力『ブラック・マジシャン』不発 京太郎(ここは押し込む!) 一(なにもやってこない!?) 京太郎「ツモ、8000!」ダンッ 一「満貫かぁ……」ジャラッ 京太郎(行くぞ……!)ドンッ☆ P能力『クリア・マインド』自動発動 効果:すべてのオカルト能力が相手のオカルト能力にチェーン発動可能になる 一(なんのつもりかわからないけど、勝つ!) 京太郎(なんか、違和感が……)タンッ 一(なんだろう、この感じ……) 能力『幻想の黒魔術師』不発 能力『ブラック・マジシャン』不発 京太郎「久しぶりに行くぜ!」ドンッ☆ 一「この霧っ!?」ビクッ 京太郎「……さぁ満足させてくれよ?」 能力『無限煉獄龍』発動 判定:特殊ステータス『魔眼』が反映 魔眼:100 判定成功:ヒット 一「させない!」ゴッ 能力『死のマジックボックス』発動 京太郎「無駄だ!デルタ・アクセル!」ゴォォッ! 能力『トップ・クリア・マインド』自動発動 効果:相手の能力の発動を無効にする 京太郎「ツモ!」ダンッ 一(私の能力を発動する隙も無かった!?) ◇効果処理開始 京太郎「死者と生者、ゼロにて交わりしとき……」ズズッ 一(霧っ、来た!)ゴクリッ 京太郎「永劫の檻より魔の竜は放たれる!」グオンッ 衣(あれは、久しいな!)ゾクッ 京太郎「こいよ、無限煉獄龍(インフェルニティ・デス・ドラゴン)!」ズォンッ! 京太郎「デス・ファイア・ブラスト!」ゴッ 自分以外の者の点決めコンマ下二桁を30下げる 一「うあぁっ!?」ゴゥッ 京太郎「……ツモ、8000オール」ダンッ☆ ◇効果処理終了 京太郎「ふぅ、勝った」ホッ 一(舐められてる。わけじゃないよね、それはわかる……けどどうしたんだろう?) ◇順位 トップ 京太郎 ラス 一 京太郎「ふぅ、お疲れだな」 一「あのさ、どうしたの?」 京太郎「ん、なにが?」 一「え、いや……なんでもない、かな?」 京太郎「変な奴だな」ハハッ 透華「そろそろお開きにしましょうか」 京太郎「そうだな!」 ハギヨシ「まさか……いや、そんなことを?」 夜- 自宅- 京太郎「さて、もう夜だなー」 京太郎「さて、出かけてみるか!」スクッ ウィーン 京太郎(あれ、睦月さん居ないんだなぁ) 京太郎「あれ、あそこにいるのは……」 京太郎「あれ、美穂子さん」 美穂子「あら京太郎君、前に会ったばかりね」 京太郎「そうですね、あの時は熱い戦いでした」グッ 美穂子「でも、誰も喰べなかったわよね」 京太郎「喰べる、ですか?」 美穂子「そうよ……?」 京太郎「はぁ……んっ、ちょっと頭が」 美穂子「え、大丈夫!?」 京太郎「あはは、大丈夫ですよ、それじゃそろそろ帰りますね」 美穂子「気を付けてね?」 京太郎「はい!」グッ 自宅・自室- 京太郎「さて、なんだろうなぁ俺……?」 京太郎「メール、誰からだろ?」 京太郎「あれ、咲からだ」 差出人:咲 本文『京ちゃん、なんだかおかしい感じがする』 京太郎「おう、奇遇だな」 本文『俺もなんだよ』 差出人:咲 本文『そっか、ならなにかあるかもね』 京太郎「へ?」 本文『なんでだ?』 差出人:咲 本文『前に会ったはやりさんからなんか変な感覚がしたから、あの人関連だと思うんだけど』 京太郎「あぁそっか……ん、なんではやりさんたちが俺の家に集まって、あげくみんなでホテルに……ッ」ズキッ カピー「……カピ」 京太郎「おうカピーか、とりあえずメール返すか」 本文『そんなわけないだろ、はやりさんが変って 頭痛いからまた今度メールしてくれよな! おやすみ!』 差出人:咲 本文『お大事にね、おやすみ』 京太郎「痛っ……寝るかな~」 宮永家・咲部屋- 咲「京ちゃん大丈夫かな……」ギュッ 咲「でも、私も大丈夫じゃないんだよね……」ハァッ 咲「頭、痛い」 自宅・自室- 京太郎「さて、寝るかな……あれ、カピーがいない」キョロキョロ 京太郎「……しょうがない、か?」ハテ? 京太郎「おやすみ~」パチンッ 103日目終了- 7月20日 104日目・朝- 京太郎(さて、どうするかなぁ) テクテクテク 京太郎「あ、ハギヨシさん一人ですか?」 ハギヨシ「えぇ」 京太郎「丁度良いですね、一緒にどうですか」 ハギヨシ「では、行きましょうか」ニコッ 京太郎(なにか聞こうかな) 京太郎「なんかおかしいんですよ、記憶がなんか」 ハギヨシ「……なるほど、そうですか」コクリ 京太郎「わかりますか?」 ハギヨシ「私の管轄外ですが、そうですね。それに関しては貴方がそうなった原因たる方に会う必要がありますね」 京太郎「原因ですか……?」 ハギヨシ「たいざ、末原恭子さん、池田華菜さん、小瀬川白望さん、瑞原はやりさん、大星淡さん……その中の誰か、京太郎君がそうなってしまった原因でしょうからね、会って話をするべきです」 京太郎「話を、ですか……」 ハギヨシ「最悪強硬手段も辞さないぐらいの勢いでね」 京太郎「なるほど……?」 授業- ☆強化する項目が無いのでスキップします 昼- 京太郎「さて、昼はどこで食べるかな」 京太郎「ん、ハギヨシさんに聞いてみたよ」モグモグ 歩「どうだって?」ムグムグ 京太郎「よくわからないけど、原因かもしれない人と会えだって……誰かわかんないんだよなぁ」 歩「誰かわかんないって、適当に当たってみれば?」 京太郎「それが妥当かぁ」 歩「ん、全部終わったらなんかお礼ちょうだいね」 京太郎「なんでお前に?」 歩「ハギヨシさんを紹介したの私だし」 京太郎「でもお前にはおかしいだろ……期待しないで待ってろ」 歩「うん!」ニコッ 放課後- 京太郎「さて、放課後だな」 京太郎「すまん、今日は帰る」 歩「まぁ良いけど、気を付けてね?」 京太郎「ん?」 歩「なんか、危なっかしいから」 京太郎「了解だ」ナデナデ 京太郎「はぁ、どうするかなぁ……シロか、はやりさんか、恭子さんか、淡か池田、誰だ?」 京太郎「あ、池田じゃんか」 華菜「ん、須賀、いい加減先輩って呼べよ!」 京太郎「おう」 華菜「……え、お前なんか、どうした?」 京太郎「はぁ?」 華菜「え、なんも感じない……なんでだっ、はぁっ!?」 京太郎「どうした!」 華菜「お前がどうしたし!」 京太郎「……ってことなんだよ」 華菜「はぁ、なにも覚えてないのかよ、大罪も!?」 京太郎「たいざ、痛っ!!?」ガクッ 華菜「どうしたし!」 京太郎「わ、悪い、頭が痛くなって……」 華菜「一番怪しいのは、はやりさんだろうなぁ」 京太郎「はやりさんが?」 華菜「あの人色々知ってるみたいだし……これはちょっくら華菜ちゃんも協力するかな」スクッ 京太郎「はぁ?」 華菜「覚えてないだろうけど、お前にはでっかい借りがあるし……なにかあったらあたしを呼べよ」グッ 京太郎「お、おう?」 華菜「またな」 京太郎「おう、また……?」 京太郎(まるでわからん) 夕方2- 京太郎「どうするかな……」 京太郎「さて、どうするかなぁ」 まこ「いらっしゃい、ん須賀かぁ」 京太郎(今日はどうするかな……) 京太郎「今日は麻雀卓空いてますか?」 まこ「ん、あいとるけぇ」スッ 京太郎「どうも!」 京太郎「ん、いつぞやのというか、藤田プロ」 靖子「あぁ、今日はめくらせてもらうぞ」フッ 桃子「知り合いっすか?」 靖子「ッ!?」 京太郎「おうモモ、とりあえずやろうぜ」 桃子「だそうですよ、かおりん先輩」 佳織「久しぶり」 京太郎「久しぶりです、さてやりますか」 靖子「そうだな……ッ!?」 桃子「」ゴッ 佳織「」ゴゥッ 靖子(な、なんだ?)ゾクッ ころも(いくぞ京太郎!)スゥッ 京太郎(さて、行こうぜ衣!) P能力『マギウス・スタイル』発動 効果:天江衣の“魔を断つ力”を使用できる 効果2:専用能力しか使用できなくなる 靖子(たく、どうなってんだ長野って!) 桃子(なっ、京さんが変わった?でも今はそれより、どうするっすかねー、あの女)ゴッ P効果『ステルスモモの独壇場』発動 効果:オカルト80以下の相手の効果すべてを受けない 佳織(モモちゃん怖いなぁ) P能力『ラッキーライズ』発動 和了判定を+80する 点数を+30する 京太郎(頼んだぜ衣!) ころも(ああ!) 京太郎(よし!) ころも(その調子だ!) 靖子(こっからだな!) 桃子(くぅ、キツイっすね!) 佳織(うぅ、どうしよう……) ころも(執れ!) 京太郎(おう!) 能力『バルザイの偃月刀』発動 判定:成功判定無し 桃子(なにかやったっすね!)ゴッ 能力『ステルスモモ(真)』発動 ころも(来たぞ京太郎!) 京太郎(あぁ!) ころも(汝に構っている暇はない!) 京太郎(絡め捕れ!) 能力『アトラック・ナチャ』発動 桃子(なにをする気っすか!?) ◇効果処理開始 京太郎「拘束しろよ、アトラック・ナチャ!」ギュォッ 能力『アトラック・ナチャ』 効果:相手の能力を無効にし、その後相手の麻雀力を-30する(半荘の間有効) 桃子(蜘蛛の糸!?)ギュルルッ 桃子「消え損ねたっ!」 能力『ステルスモモ(真)』無効 京太郎「行くぜ衣!」 ころも「あぁ!」 京太郎「バルザイの偃月刀!」ブォンッ 京太郎「斬り伏せる!」ザンッ! 能力『バルザイの偃月刀』 効果:オカルト99以下の相手すべての点数を-30する 靖子「チィッ!」 桃子「なぁっ!?」 佳織「あぅっ!」 ◇効果処理終了 京太郎「ツモ、12000・6000だ!」ダンッ 靖子(くっ、やられた!) オカルト『90』ヒット 桃子(手痛いっすね!) オカルト『95』ヒット 佳織(手が悪い……けど、冷静に……) オカルト『70』ヒット 京太郎(さぁ行くぞ……!)ドンッ☆ P能力『クリア・マインド』自動発動 効果:すべてのオカルト能力が相手のオカルト能力にチェーン発動可能になる 靖子(雰囲気が変わった!?) P能力『めくりの藤田』特定条件により発動 効果:点数を+50 桃子(くぅぅ、ボロ負けだけは避けたいっす!) P効果『ステルスモモの独壇場』発動 効果:オカルト80以下の相手の効果すべてを受けない 佳織(うぅ、強い!) P能力『ラッキーライズ』発動 和了判定を+80する 点数を+30する 京太郎(よし!) 靖子(こっからだな!) 桃子(くぅ、キツイっすね!) 佳織(うぅ、どうしよう……) 京太郎(いや、ここは!) 桃子(やらせてもらうっす!) 能力『ステルスモモ(真)』発動 京太郎「デルタ・アクセル!」ゴォォッ! 能力『トップ・クリア・マインド』自動発動 効果:相手の能力の発動を無効にする 京太郎「ロン!」ダンッ 桃子(消える前に、直撃された!?) ※効果処理する必要のある能力が発動されていないので効果処理はスキップされます 京太郎ふぅ」 靖子「あ~めくれなかった!」 桃子「ボロボロっすよ」ヒュー 佳織「真っ白になってる!」 ◇順位 トップ 京太郎 75+76=151 二着 靖子 37+100=137 三着 佳織 31+76=107 ラス 桃子 00+04=04 京太郎「お疲れさまでした」 靖子「ん、お疲れ」 桃子「お疲れさまでしたっす」 佳織「うん、お疲れさま」ニコッ 京太郎「佳織さん、少し一緒にどうです?」 佳織「え、うん!」ニコッ 桃子(燃え尽きたッす……真っ白に……) 佳織「それにしても久しぶりだね」ニコッ 京太郎「そうですね、こうして話すのも、海に行って以来ですからね……」 佳織「うん、私たちも全国に行くために頑張ってるんだよ」 京太郎「次期部長はどうするんです?」 佳織「睦月ちゃんにするんだてって、智美ちゃんも睦月ちゃんなら安心できるって」フッ 京太郎「ま、まぁ佳織さんが頼りないってわけじゃないですから!」 佳織「ありがと、須賀君……でも、睦月ちゃんは本当に強くなったからね!」グッ 京太郎「じゃあ期待します」 佳織「うん、鶴賀のみんな頑張るんだから、決勝で会いたいなぁ」 京太郎「そう伝えておきます」 夜- 自宅- 京太郎「さて、もう夜か……」 京太郎「さて、出かけるかなぁ」 京太郎(ふぅ、やっぱなにか忘れてるのか?) 京太郎「あれ、染谷さん」 まこ「あぁ、須賀かいつもごひいきにどうもな」 京太郎「別に良いっすよ、使わせてもらってる側ですし」 まこ「まぁ今度こっち着た時は打ってくれ」 京太郎「お、それはこちらもお願いします、智紀をあれだけ追いつめた染谷さんの実力は気になりますからね」 まこ「あれは鶴賀の一人勝ちじゃけぇ」ハァッ 京太郎「まぁ佳織さんは」ハハッ 自宅・自室- 京太郎「ん、メールだ」 京太郎「誰からだ?」 京太郎「トシさんからだ」 差出人:トシ 本文『京ちゃん、シロから京ちゃんを感じなくなったって聞いてねぇ』 京太郎「な、なんの話をッ!?」 本文『どういうことですか!?』 差出人:トシ 本文『なにって、いつものオカルト的な話だけど なにかあったのかい?』 京太郎「これ、相談に乗ってもらおうかな」 本文『実は、なんだか記憶が飛んでるんです』 差出人:トシ 本文『なるほど、そうなるとはやりだね』 京太郎「はやりさん?」 本文『どういうことですか?』 差出人:トシ 本文『昔のことを引きずってるんだよ、なんとかできるのは京ちゃんだけだろう頑張れ おやすみ』 京太郎「投げやりだなぁ、おやすみなさいっと」 京太郎「あれ、咏さんからもだ」 差出人:咏 本文『京ちゃん、はやりんとなんかあった?』 京太郎「はやりさんとかぁ、そりゃもう咏さんと同じことをしましたとは口が裂けても言えないな」 本文『まぁ色々とありましたけど』 差出人:咏 本文『同類だから惹き合うんかね』 京太郎「同類……?」 本文『そうなんですかね、知らんけど』 差出人:咏 本文『持ちネタ取るなよー まぁ良いや、また東京きてね おやすみぃ!』 京太郎「おやすみなさいっと……なんのことだろ」 熊倉トシ宅- トシ「やれやれ、はやりはいつまでひきづってるのかねぇ」ハァッ トシ「京ちゃんも苦労するねぇ」 三尋木咏家- 咏「ふふ~ん、京ちゃん東京来たらデートしよ!」エヘヘ 咏「そ、それからやっぱうちで……だよな!知らんけど!」カァッ 自宅・自室- 京太郎「さて、寝るかな……またカピーがいない?」キョロキョロ 京太郎「どうしたんだ?」パチンッ 104日目終了- 7月21日 105日目・朝- 京太郎(そう言えば今日の終業式が終われば夏休みだよなぁ……旅行でも行くか?) テクテクテク 京太郎「よし、旅行に行くかな!」グッ 京太郎「そうと決まれば終業式が終わってからすぐに行こう」 京太郎(よし、東京に行くか!) テクテクテク 京太郎「あ、ハギヨシさん!」 ハギヨシ「京太郎君ですか、一緒にいかがです?」ニコッ 京太郎「お供しますよ!」 京太郎(なにか聞こうかな) 京太郎「俺の、ことなんですけど?」 ハギヨシ「なんだか記憶があいまいということでしたら昨日聞きましたよ」 京太郎「いえ、どうすれば良いのかって思って……」 ハギヨシ「どうすれば、ですか……なら記憶をはっきりさせるもさせないも貴方の自由ですが、宮永咲さん関連になりますかね」 京太郎「咲ですか?」 ハギヨシ「そうですね、彼女は何かを悩んでいるようです」 京太郎「な、なるほど……」ウムム ハギヨシ「まぁそれもすべて来月になってからの話になりますのでそれを肝に銘じておいてください、終わりの時は迫りつつあります」 京太郎「は、はい?」 ハギヨシ「はい」ニコッ 終業式- 京太郎(やべーねみぃ……寝ちまうか?) 京太郎(あー寝るな、寝るな……) 歩(……眠そうだけど) 京太郎「ふぅ……」 歩「大丈夫」 京太郎「ん、おうありがとな……」ふわぁ~ 歩「夜更かしでもしてた?」 京太郎「んなことないんだけどなぁ?」 京太郎「ふぅ、終業式も終わってホームルームも終わった……行くかなぁ」 歩「ん、どうしたの?」 京太郎「旅行にな」 歩「へぇ、行ってらっしゃい」 京太郎「おう、行ってきます……まぁ一回帰るけど」 歩「みんなには伝えておくね」 京太郎「おう、ありがと」 女子A「お、須賀ーいい嫁さんだね!」 歩「よ、嫁さん違います!」カァァッ 昼・駅- 京太郎「ふぅ、誰かに連絡しとくか!」 京太郎「淡にメールしておくかぁ」 京太郎「よし」 本文『今大丈夫か?』 差出人:淡 本文『どうしたの?』 京太郎「どうしたのかぁ」 本文『最近記憶が曖昧でさ、お前はなにかわかるか?』 差出人:淡 本文『わかるわけないじゃん、歳?』 京太郎「んなわけないだろぉ」 本文『結構真面目な話なんだぞ?』 差出人:淡 本文『ん、そう言えば最近はやりさんを見かけたけど、ちょっとおかしかった気がする』 京太郎「ん?」 本文『おかしかったって?』 差出人:淡 本文『なんだか、雰囲気?』 京太郎「なるほど、はやりさんか……」 本文『ありがとな、また!』 差出人:淡 本文『うん、またね!』 昼過ぎ- 東京- 京太郎「さて、どうするかなぁ」 京太郎「さて、宿探しと行くかな」フゥ 2、はやりに聞く 京太郎「はやりさんに電話してみよう……はやりさんか、電話してみよう……うん!」 プルルルルッ プルルルルッ 京太郎「あれ、出るの遅いないつもならすぐ出るのに……」 プルルルルッ プルルルルッ プルッ はやり『もしもし、はやりんだよ☆』 京太郎「あぁ、今東京にいるんですけど……泊まる場所がなくって」 はやり『ホテル探そうか?』 京太郎「ん、いえ場所さえ教えてくれれば良いんですけど」 はやり『そっかそっか!』 京太郎(なんか、おかしい?) 京太郎「はやりさん、今から会えますか?」 はやり『え?』 京太郎「……お願いします、どうしても会っておきたいんです」 はやり『な、なにをどうしたっていうのかな京ちゃんは☆』 京太郎(人は、いないな?)キョロキョロ 京太郎「そりゃ、特別な人ですから」 はやり『はやっ!?』 京太郎(抱いちゃったし) はやり『あ、あははは、しょうがないなぁはやりの家はわかるよね、おいで☆』 京太郎「はい、ありがとうございます」ピッ 京太郎「……絶対俺のことで何か知ってるよなぁ」 京太郎「だが、どうする……もしはやりさんが、そうだとしたら信用するべきか?」 京太郎(はやりさんには色々お世話になったし、疑うなんてできないな)ウン 京太郎「よし!」 ピンポン ガチャッ はやり「京ちゃんいらっしゃい♪」 京太郎「どうもです、お邪魔します」 バタンッ 京太郎「とりあえず、居間ですか?」 はやり「うぅん、こっちだよ」グィッ 京太郎「うおっ!」 京太郎(壁に押し付けられて、ていうかはやりさん密着しすぎ、おもちがぁ!おもちそのものがぁぁ!) はやり「えへへ、こういうことしにきたんだよね?」ニコッ 京太郎「……しにきたわけじゃ、ないんですよ?」 はやり「うんうん、わかってるよ☆」サスサス 京太郎「うっ……わかってないでしょ、ん?」 京太郎(待てよ、記憶が曖昧なのの最後って、はやりさんと……) (そ……な……あ……やり……)ザザッザザー 京太郎(な、なんだ今の……ッ!) 京太郎(どうすればっ) (な……つ……え……) 京太郎(反撃っ!)グィッ! はやり「はややっ!?」 京太郎「んっ!」 はやり「んんっ!? んっ……んむっ……まっ、きょうちゃっ……ん……」 京太郎「ぷはっ……」 (よし、良い調子だ、色欲の赴くままにやれ) 京太郎(さっきからなんだこの声!)ズキッ ?- 京太郎「あれ、ここって……痛ッ!」ズキッ 京太郎「確か、はやりさんと……そのシテから、どうしたんだっけ?」ハテ? (ほら、選べ) 京太郎「あれ、この声ってさっきの……あっちには、扉が二つ?」 (早くしろ) 京太郎「焦らさないでくれよ、なんだ……それぞれ文字が彫ってある?」 (早く行け!) 京太郎「うるせぇな、頭痛いし」ズキッ 京太郎「じゃあこっちだな」 (そっちだとは思ってたよ) 京太郎「意味深だな」 (まぁなんでも良いから行けよ) 京太郎「はいはい……」テク ズキィッ 京太郎(なっ、近づいた瞬間、頭がっ……) はやり「やめようよ京ちゃん!」 京太郎「はやり、さん?」 はやり「あんな力、なんにもならないから!」 京太郎「どうしたんですか、はやりさんらしくない」 はやり「ね、やめよ?あんな力、悲しみしか生まないんだよ?」ガシッ 京太郎「へ?」 はやり「だからね、私、京ちゃんが大好きだから……お願いっ……」ギュッ 京太郎「お、俺は……」 京太郎「すみませんはやりさん……それでも、アレは俺の愛した力だから」 はやり「愛した……?」 京太郎「まぁ、あれのおかげではやりさんたちとも会えましたし」 はやり「私は、それでも嫌いだよ……」 京太郎「なにがあったのか俺は知りません、なににも知らないから言えるのかもしれません、それでも俺はあの力を愛してるんです」グッ はやり「……ははっ、止めるのが馬鹿らしくなってくるよ」スッ 京太郎「はやりさん、ありがとうございます、ん」 はやり「んっ……」 京太郎「行ってきます」 はやり「……うん☆」ニコッ (早くしろ) 京太郎「どうなってんのかなんてわかんねぇけどなぁ」テクッ ズキッ 京太郎「どうしても行かなきゃならないってのはわかるっ……」テク ズキッ 京太郎「お前が俺を呼んでるのも、わかる!」テクッ ズキッ 京太郎「はやりさんが、俺とお前を離した原因も、お前にあるのもわかる!」テクッ ズキンッ ギィッ 京太郎「だけど、俺にはお前が必要だっ……帰ってこいッ!」ズキンッズキンッ ギィィッ! 京太郎「暴食!」 夕方- 京太郎「ん……ここは、はやりさんの家か」 はやり「おはよ☆」 京太郎「おはようごさ、のわっ!?」 はやり「御飯作ってたんだゾ☆」 京太郎「は、裸エプロンやめてください!」 はやり「新婚さんみたいでしょ?」 京太郎「俺たちが新婚でも同じこと言いますよ!」 はやり「はやや~、じゃあ水着着た上からだったら?」 京太郎「それは……」サッ はやり「口元のにやけ隠さないで☆」 京太郎(はやりさんは料理を作ってる、さて考えろ……) (なに悩んでる?) 京太郎(なんで、お前がいるんだよ?) (そりゃそうさ、お前はそれなりに大きいことをしたんだから俺とのつながりも強くなる……馬鹿みたいな強欲の女が俺とお前の結びつきをより強くしたんだよ) 京太郎(はぁ?) (色欲もそうだ、だから喜べ……お前は間違いなく暴食と色欲を得るにふさわしくなったよ) 京太郎(マジでわけがわからねぇな、さすがにこんなオカルトありえないぞ) (いずれわかるさ……いずれな……) 京太郎「くそっ、むかつくぜっ」チッ 夕方2- 京太郎「どうするかな」 はやり「私は家にいるから好きにしてていいよ、外行っても良いし☆」 京太郎「ん、なるほど……」 京太郎「じゃあちょっくら出かけてきますね」 はやり「うん、行ってらっしゃい☆」 京太郎(さて、何処に行くか……) 京太郎「ちょっくら散歩でもするか……」 テクテクテク 京太郎「あれ、照さん」 照「あれ、京ちゃんどうしたの?」 京太郎「いえ、ちょっと旅行にって感じです」 照「泊まる場所はある?」 京太郎「まぁありますよ」 照「それは残念」 京太郎「あはは、まぁ今度頼らせてもらいます」 照「ふふっ、楽しみにしてるね……そう言えばもうすぐだね、インターハイ」 京太郎「そうですね……咲ともしっかり仲直りしてくださいよ?」 照「私に咲なんていう知り合いはいない」フイッ 京太郎「なんでまたぁ」 照「私が誰かのお姉ちゃんを名乗る時は、まだ先だもん」 京太郎「まったく」ハァッ 照「でも、京ちゃんが私のことを考えてくれてるのはわかってるから……ありがとう」フッ 京太郎「いえいえ……家まで送っていきますよ」 照「ありがとう」フフッ 京太郎「コンビニでお菓子かなんかおごりましょうか」 照「本当!?」パァッ 京太郎「一番の笑顔だなちきちょう!」 夜- 京太郎「ただいまです」 はやり「おかえり☆」 京太郎「ちゃんと服着てるんですね」 はやり「はやっ、着てない方が良かったかな?」 京太郎「そういうことじゃないです!」 はやり「食事は作ってあるんだゾ☆」 京太郎「できるんですね」 はやり「一人暮らしが長いからね」ハァッ 京太郎(地雷踏んだ?) 京太郎「ん、おいしいですね」 はやり「良かったぁ、友達に教えてもらったからね♪」 京太郎「家庭的な友達ですねー」 はやり「そりゃぁねぇ~」ニコニコ 京太郎「ところで俺の暴食と色欲を、その忘れさせたっていうか扉を塞いだっていうか、理由ってなんかあるんですか?」 はやり「……これからのことを考えるとその方が良いんだよ」 京太郎「これから、ですか?」 はやり「うん、でもその二つ取り戻すのが最大の譲歩だよ……これ以降は教えられないもん」 京太郎「じゃ、じゃあヒントだけでも!」 はやり「私のためにも京ちゃんのためにも、絶対自分を蔑ろにしちゃだめだよ?」 京太郎「はい……?」 はやり「うん、とりあえず食べよう、ね?」 京太郎「……はい」 京太郎「ふぅ、食った食った……」 京太郎(はやりさんは洗い物中だし、どうするかなぁ) 京太郎(ちょっとからかってみよう) 京太郎(スッと近寄って……背後からどうするかなぁ) はやり「ん、どうしたの?」 京太郎「うおっ……あ~、手伝いましょうか?」 はやり「うん、ありがと☆」 京太郎(くっ、失敗か!) はやり「お風呂どうするー?」 京太郎「先か後ですか?」 はやり「うん」 京太郎「後にいただきますよ」 はやり「え、飲むの?」ヒキッ 京太郎「違いますから」マガオ はやり「わかってるよ、一緒でも良かったのに☆」 京太郎「色々ともたないんで」 はやり「大胆だゾ☆」 京太郎「まぁ、そうですよね……」 はやり「じゃあお先にー」タタッ 京太郎(……はやりさんとこんな風になって、シロと咏さんにどんな顔して会えばわからんぞ)ズーン 京太郎「さて、はやりさんが風呂に入ってるし、どうするかなぁ……」 京太郎「誰かにメールでもするかぁ」 京太郎「池田にメールでもしてみるか」 本文『今は平気か?』 差出人:華菜 本文『おう、どうした?』 京太郎「話は聞いてもらったしな」 本文『色々と解決したよ、ありがとな』 差出人:華菜 本文『気にすんなし、そう言えば今はどこにいるんだよ?』 京太郎「お、なんでわかった?」 本文『今は東京にいるぞ、なんでだ?』 差出人:華菜 本文『またお前に取材の話が来たって龍門渕がぼやいてたし』 京太郎「なんで会ってんだよ」 本文『納得、とりあえず透華には目立ってますわ!って伝えておいてくれ、またな!』 差出人:華菜 本文『了解、またな!』 京太郎「よしっと」 はやり「どうしたの~?」 京太郎「うおっ、別になんでもありませんよ?」 はやり「そっか、お風呂空いたよ☆」 京太郎「ん、じゃあ行ってきます」 風呂- 京太郎「ふぅ……なんか今日は疲れたなぁ」 (だろうな) 京太郎「気が散る、黙ってろ」 (……) 京太郎「はぁ、気持ちいい」 京太郎「ゆっくりしよー」フゥ 京太郎「ふぅ、気持ち良かったですー」 はやり「じゃあ気持ちいことする?」 京太郎(ド直球に言うな、この人は……) 京太郎「寝ますか、布団は」 はやり「一つ!」ビシィッ 京太郎「……」 はやり「ね?」ギュッ 京太郎(ど、どうする!) 京太郎「いや、昼間したばっかなんですよ?」 はやり「そう言いながらやるきなんだからぁ」キャッ 京太郎「牌のお姉さんの衣装きてみません?」 はやろ「……良いけどぉ、子供たちの牌のお姉さんとシタいだなんて変態だね☆」 京太郎「お互い様です」 はやり「うん、京ちゃんがこうやって求めてくれる、それだけで私は嬉しいよ」ニコッ はやり「ん……」zzz 京太郎(ふぅ、どうするか明日は……誰かに会っていくのも良いよなぁ) 京太郎(帰らなくて良いか、とりあえず疲れたし寝よう) はやり「んぅ、京ちゃん……」ギュッ 105日目終了- 7月22日 106日目・朝- 京太郎「ん、朝か……」 はやり「んぅ」zzz 京太郎「さて、どうするかな」 京太郎「ちょっと出てきますね」 はやり「うぅん、ぅん……」zzz 京太郎「さて、行くかなぁ」 京太郎「ふぅ、朝は思いのほか涼しいなぁ」 京太郎「あれ、あれは……」 京太郎「渋谷さん?」 尭深「あれ、須賀君……東京に来てたの?」 京太郎「あ、はい、今回は知り合いに会いに来たので白糸台に行くかはわからないですけど」 尭深「そっか、淡は喜ぶだろうからメールだけでもしてあげてね」フッ 京太郎「はい、渋谷さんインハイ頑張って」 尭深「うん、ありがとう」ニコッ 瑞原はやり宅- 京太郎「んむっ、さすがですねはやりさん」 はやり「まぁね、起きて京ちゃんが居ないときはビックリしたけど」 京太郎「出かけるって言いましたし」 はやり「まぁ良いけど☆」 京太郎「だったら良かった」 はやり「今日は泊まっていくの?」 京太郎「んー」 京太郎「今日はお世話にならないように別の場所探しますよ」 はやり「そっかぁ、私は仕事だからお昼前には出なきゃだけど……合鍵一応渡しておくね、今度から好きに入ってね♪」 京太郎「え、良いんですか?」 はやり「うん、京ちゃんだもん☆」 京太郎「では、ありがたく」 昼前- 京太郎「はやりさんとも別れたし、どうするかなぁ」 京太郎「泊まる場所探さないとなぁ」 京太郎「健夜さんなら色々知ってそうだな」 プルルルッ 健夜『も、もしもし!?』 京太郎「あ、お久しぶりです」 健夜『久しぶり!』 京太郎「今東京にいるんですけど、健夜さんはどこに?」 健夜『今東京のホテルに泊まってるんだ~』 京太郎(……どうするか?) 京太郎「……ということで泊まる場所に困っていてですね」 健夜『じゃ、じゃあとりあえず合流しようか!』 京太郎「え、でも」 健夜『良いから良いから!』 京太郎「は、はい……?」 健夜『場所はメールで送るからね!』 京太郎「ん、了解です」 健夜『また後でね!』 京太郎「はい」 渋谷- 京太郎(なんでハチ公前だったんだろう?) 健夜「お待たせ京太郎君」 京太郎「いえ、全然待ってないですよ」 京太郎(やっぱプロだし伊達眼鏡は必須か) 健夜(だいぶ気合い入れてきたけど、大丈夫かな!?) 京太郎「おしゃれな感じですね」ニコッ 健夜(やった!好感度が中は上がったはず!)グッ 京太郎「ところで、どうして?」 健夜「あぁ~せっかく東京まで来たんだし、連絡してくれたし休みだし一緒に買い物でもどうかなって」アセッ 京太郎「そうですねぇ、でも泊まる場所」 健夜「あとでホテル紹介してあげるからさ!」ニコッ 京太郎「そりゃ安心です、ありがとうざいます」ニコッ 京太郎「さて、とりあえず昼ですかね」 健夜「そうだね」 京太郎(どうするか……?) 京太郎「ファミレスとか?」 健夜「うん、良いよ」 京太郎「もっといいところの方が良いんでしょうけど」アハハ 健夜(ここだ!) 健夜「きょ、京太郎君と行けるならどこでも良いんじゃないかなって!」ウラガエリ 京太郎「あはは、ありがとうございます」 健夜(よし、言えた!)グッ ファミレス- 京太郎「いやぁ、最近暑いですねぇ」 健夜「そうだねー」 健夜(自然な流れで横の席につくのに失敗した!) 京太郎「さて、適当に頼みますかー」 健夜「うん」ニコッ ??「あれ、すこやん」 健夜「え?」 京太郎「あ、福与アナだ」 健夜「恒子ちゃぁぁんっ!?」ゼック 恒子「あれ、邪魔しちゃった?」 京太郎「いえ、大丈夫ですよ」 恒子「えっと、すこやんの彼氏では……」 京太郎「あはは、まさか」 健夜(うぇぇっ!?)ガーンッ 京太郎「健夜さんと一緒に買い物にでも行こうって話てたんですけど、良ければ一緒にどうです?」ニコッ 恒子「え、本当!ありがとー、ちょっとすこやんの知り合いの男の子は気になるなぁー!」スッ 健夜(自然に京太郎君の隣をッ!?) 恒子「注文もうしちゃった?」 京太郎「まだですよ」 恒子「そっかそっか、さて、なに食べようかなぁー!」 恒子「ん、結局二人はどういう関係なの?」 健夜「え、えっとねこーこちゃんこれは!」 京太郎(どういう関係か、かぁ……) 京太郎「師匠、ですかね?」 恒子「え、すこやんって弟子とってたの!?」 健夜「とってないよ!?京太郎君もなに言ってんの!?」 京太郎「健夜さんのおかげで色々助かったこともありますから」 京太郎(ボコボコにされてまだまだだって気づかされたし) 健夜「そ、そう……なら良いんだけど」 恒子「京太郎君も麻雀するんだ?」 京太郎「はい、まぁ健夜さんにボコボコにされますけど」 恒子「へぇ、じゃあまだまだなんだ?」 京太郎「はい、まだまだですよ」 健夜(私のことなんだと思ってるんだろこーこちゃん) 昼過ぎ- 京太郎「さて、どうしますか?」 恒子「私仕事だから!」 健夜「え、あるの!?」 恒子「へっへん、バラエティに呼ばれてるのだ!」ビシィッ 健夜「なんでっ、私呼ばれたことない!」 恒子「愛嬌振りまいてるからね!すこやんは覇気ふりまいてるじゃん!」 健夜「へんなこと言わないでよ!?」 恒子「それじゃあね京太郎君!」フリフリ 京太郎「はい、恒子さんもまた」フリフリ 健夜(もう名前呼び!?) 京太郎「これからどうします?」 健夜「私は疲れたよ~」 京太郎「うぅん、じゃあ泊まる場所とりあえず紹介してくださいよ」 健夜(キター!) 健夜「じゃあ行こうか!」ニコッ 京太郎(あれ、元気……?) 京太郎「このホテルですか?」 健夜「うん!」グッ 京太郎(なんだか、妙な予感がするぞ……?) 京太郎「じゃあ行きますか」 健夜「うん、部屋はとってあるよ」ニコッ 京太郎「なにからなにまで、ありがとうございます」 健夜「うん♪」 京太郎「って、健夜さんが泊まってた部屋じゃないですか!?」 健夜「ほら、大きいから二人で泊まろうよ、ね?」 京太郎「ダメでしょ!?」 健夜「アイドルじゃないんだし、お金だって節約になるでしょ?」 京太郎「まぁそうなんですけど」 健夜「私は別に良いよ?」ニコッ 京太郎「確かに理にかなってはいるので、お世話になります」 健夜「うん、気にしないでね」ニコッ 京太郎(気にしないでってのは無理な話じゃないですかぁ) 健夜「大丈夫、手続きしてあるから!」グッ 京太郎(待ち合わせにした理由はそれかぁ) 夕方- 京太郎「ふぅ、晩御飯はどうします?」 健夜「う~ん、一応ホテルのビュッフェがあるけど……食べに行く?」 京太郎「それもありですねぇ」 京太郎「ホテルで食べましょうか、前フライデー一歩手前のことがあったんで」 健夜「えっ!?」 京太郎「はやりさんと居酒屋にいったら」ハハッ 健夜「よし、外食しよう!」 京太郎「言ったそばから!?」 健夜(フライデーされれば後には引けなくなると思ったんだけどなぁ) 健夜「冗談だよ」 京太郎「安心しましたよ、ホント」 京太郎「ホテルの食事ってなんか新鮮ですねぇ」 健夜「そうなんだ、意外といけるでしょ?」 京太郎「まぁ良さげなホテルだとは思ってたんですけど……おいしい」 健夜「良かった」ホッ 京太郎(話、聞いてみるかぁ) 京太郎「そういえば健夜さんは、俺なんかと一緒に泊まって大丈夫なんですか?」 健夜「んむっ、なんで?」 京太郎「彼氏とかいたら」 健夜「……あーおいしい!」 京太郎「え、だから」 健夜「京太郎君も沢山食べな、ね!?」クワッ 京太郎「い、イエス」コクリッ 京太郎(なんだか健夜さんの眼が血走ってたか?……まぁ気のせいだろ) 京太郎「そういえば一世代前の大罪が健夜さん世代だって聞いたんですけど」 健夜「ん、らしいね、私もあの頃は色々と聞いたなぁ」 京太郎「健夜さんって大罪だったりしました?」 健夜「まさかぁ」 京太郎(大罪無しで晴絵をボコボコにしたのかこの人……)ヒキッ 京太郎(そう言えば、旧大罪のメンバーって全員を聞いたわけじゃないんだよなぁ) 京太郎「健夜さんみたいに大罪を倒す方法って、わかりますか?」 健夜「大罪の倒し方、かぁ……倒したいの?」 京太郎「いえ、そういうことじゃないんですけどね、一応」 健夜「そっかぁ、まぁ早い話が大罪の能力をねじ伏せることが大事かな」ニコッ 京太郎(それができたら苦労しないんだけどなぁ) 健夜「京太郎君ならできるよ」グッ 京太郎「あ、ありがとうございます」 京太郎(やっぱり健夜さんぐらいレベルが高い人だと、わからん) 部屋- 健夜「さ、先にお風呂入るね!」 京太郎「ん、はい」 健夜「じゃ、じゃあ!」バタンッ 京太郎「さて、どうするかなぁ」 京太郎「誰かにメールしてみるかなー」 京太郎「咏さんにメールしてみるかな」ウン 本文『今仕事中だったりしますか?』 差出人:咏 本文『終わったとこだぜぃ』 京太郎「丁度良かったな」 本文『お疲れさまです』 差出人:咏 本文『別に良いけど、どうしたの?』 京太郎「どうだろ……」 差出人:咏 本文『良いよ!おいで!いつ来る!?』 京太郎「おぉ、ハイテンション……いつ頃にしよう?」 京太郎「さて、昼からってどうなんだろ、仕事かな?」 差出人:咏 本文『大丈夫だぜぃ、じゃあどっかで待ち合わせしよ!』 京太郎「よし」 本文『はい、じゃあ場所はまた後程!』 京太郎「よし!」 健夜「ん、どうしたの?」 京太郎「あぁ健夜さん、俺もお風呂いただきますね」ニコッ 健夜「うん!」 京太郎「さて」ガチャッ バタンッ 健夜(しまったぁ、バスタオルで出るとか着替え忘れてみるとかあったでしょうにぃ~!) 京太郎「風呂って落ち着くな」 (なんらかの弊害があるとしか思えないな) 京太郎「なにが?」 (なにか条件があるんだろうな) 京太郎「わっかんねー」ハフゥ (……まぁ、とりあえず期待はしないでおけ、小鍛冶健夜にはな) 京太郎「はぁ?」 京太郎「出ましたー」 健夜「んぅ~」zzz 京太郎「寝てる……」 京太郎「ここにいるか、健夜さんも寝てるみたいだし、ちょっとしたら隣のベッドで寝るかな」 京太郎「咏さんにもメールしたし、誰にメールしようかなぁ」 京太郎「佳織さんにメールしてみるか」 本文『今、大丈夫ですか?』 差出人:妹尾佳織 本文『どうしたの?』 京太郎「ん~」 本文『暇だったので相手してもらえればなって、忙しいですか?』 差出人:妹尾佳織 本文『大丈夫だよ』 京太郎「なに聞くかな?」 京太郎「ん」 本文『そう言えば最近智美さんはどうですか?前に対局したときも変な感覚がしたんですけど』 差出人:妹尾佳織 本文『オカルト的なこと?ならたぶんだけど、私以外みんなもってると思うよ』 京太郎「たぶん妹尾さんも持ってるんだよなぁ」 本文『智美さんって強いですか?』 差出人:妹尾佳織 本文『うん、部じゃ三番目ぐらいかな 一番は睦月ちゃんかゆみ先輩だろうし、一番弱いのは私じゃないかなぁ』 京太郎「それは怖い」 本文『なるほど、でもお互いインハイに出るんですし頑張りましょうね!戦うことはありませんけど!』 差出人:妹尾佳織 本文『うん、お互い頑張ろうね! おやすみ♪』 京太郎「おやすみなさいっと」 京太郎「さて、寝るかなぁ」 106日目終了-
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/719.html
http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1346745297/ ―――全国麻雀大会・インターハイ一日目――― ――清澄控え室―― 久「さーて、会場に着いたんだけど、のど渇いちゃった、ということで……」 久「須賀君、買出しに行ってきてちょうだい。」 優希「犬!ついでにタコスも買って来るんだじぇ!」 和「私の分の飲み物もお願いします。」 まこ「ついて早々買出しとはのう……わしは水でええわい。」 京太郎「了解、咲はどうする?」 咲「あ、京ちゃん私も一緒に行くよ。」 久「あら、咲は私たちと一緒に対策立てるためにお留守番よ?」 咲「……へ?」 京太郎「咲、気を使わなくてもいいんだぞ?俺一人でも大丈夫だし。」 咲「でも……」 和「宮永さん私たちには今やるべきことがあるんですよ?」 京太郎「そうそう、お前は大会に集中してろって、な?」 咲「うん……」 京太郎「じゃ、ちょっくら買出しに行ってきま~す。」 まこ「……で、京太郎を体よくこの場から離した理由はなんじゃ?」 久「さっすがまこ、気付いてたのね?」 久「実はここに来る間に気になることがあったの」 和「気になることですか?」 久「男子の個人に気になる名前があってね。」 まこ「ちょっとまて、なんでわしら女子に男子個人戦が関係あるんじゃ?」 久「もう、まこはせっかちね、それはこれから話すから聞いててちょうだい。」 久「で、気になる名前ってのが茨城の小鍛治って人よ。」 和「小鍛治って言ったら国内無敗と言われた小鍛治プロの小鍛治でしょうか?」 久「そう、そう多くはない苗字よね。」 久「そして下の名前が"京太郎"という名前。」 咲「え?京ちゃんと同じ名前なんですか?」 久「そうなのよ、面白い偶然だと思わない?」 まこ「たまたまじゃろうに……」 久「どうしても気になってね?」 ――同時刻・白糸台控え室―― 淡「きょーたろーのど渇いたー」 京太郎「へいへいわかりましたよお嬢様。」 京太郎「今から買出しに行きますけど先輩達は何かいります?」 照「オレンジジュース。」 尭深「ん、私はお茶があるから……」 誠子「スポーツドリンク頼むわー。」 菫「私の分も頼む適当でいい。」 京太郎「じゃあ早速行って来まーす」 菫「いつもすまないな。」 京太郎「いえいえ、気にしないで下さい。」 ――同時刻・宮守控え室―― 京太郎「荷物多い……重い……あと東京は遠い……」 トシ「すまないね京太郎、荷物まで運んでもらっちゃって。」 京太郎「なんのこれくらい……」 シロ「歩くのダルい……」 胡桃「シロは須賀君におぶって貰ってて歩いて無いでしょ!」 豊音「京太郎君大変そうだったよー。」 エイスリン「キョータロー、ダイジョウブ?」 京太郎「ダイジョウブ……」 胡桃「余り大丈夫じゃなさそう!?」 塞「シロ、いい加減京太郎君からおりてあげて……」 シロ「おりるのもダルい……」 京太郎「み……水……」 トシ「京太郎、これで全員の飲み物を買ってきておくれ。」 京太郎「じゃあいってきま~す」 シロ「掴ってるのもダルくなってきた……」 塞「……ってシロはなにナチュラルに京太郎君におぶさったままなの!?」 ――同時刻・実況席控え室―― 健夜「ごめんね、京太郎君、荷物持ってもらっちゃって。」 京太郎「ついでですから気にしないで下さい健夜さん。」 恒子「いやーすこやんにこんなイケメンな弟さんがいるとは……」 恒子「しかも茨城の男子個人の地区予選をトップ成績で通過してるとか。」 京太郎「いえいえ、たまたまそのときはバカヅキしてただけですって。」 京太郎「あと俺には優秀な先生がついていますから。」 恒子「初めて二人に会ったときは彼氏かと思うほど仲良かったから。」 恒子「一瞬『アラフォーに高校生の彼氏!?』って文言が浮かんじゃいましたよ!」 京太郎「健夜さんはアラサーですよ!」 健夜「何言わせてるの!?というか突っ込むところはそこ!?」 恒子「京太郎君とすこやんは息ぴったりだね。」 京太郎「福与アナもノリがいいですね。」 恒子「私の事は恒子でいいよ。」 京太郎「では失礼ながら恒子さんって呼ばせていただきます。」 恒子「もう、そんな堅苦しくなくていいよー?」 京太郎「いえいえ、目上の方に失礼なことは出来ませんよ。」 恒子「京太郎君ってば、かたーい!」 健夜「二人とも仲いいな……」 京太郎「そうだ、二人とものど渇きませんか?俺ちょっと買いに行ってきますけど。」 健夜「え、そんな悪いよ、京太郎君大会控えてるでしょ?」 京太郎「男子個人は始まるまでまだ日数あるから大丈夫ですよ。」 健夜「それでも練習とか対策とかあるんじゃ……」 京太郎「そこはあとで健夜さんに頼ります」(キリッ) 健夜「うふふ、そういうところは昔から変わらないんだから。」 恒子(こんな空気作られたら入って行き難いよ!) 恒子「じゃ、じゃあ私はお茶で!」 健夜「私もお茶で。」 京太郎「わかりました、では行って来ます。」 ――自販機前―― 京太郎(清澄)「えーとタコスとかは買ったから……」 京太郎(白糸台)「自販機の場所はっと……」 京太郎(宮守)「シロさん掴るならちゃんと掴ってください……」 シロ「……ん。」モゾモゾ 京太郎(小鍛治)「お茶二つと俺は何にしよう……」 京太郎(清澄)「ん?」 京太郎(白糸台)「お?」 京太郎(宮守)「あ」 京太郎(小鍛治)「……え」 京太郎「「「「あれ俺がいる?」」」」 シロ「ダルすぎて京太郎が増えて見える……」 ――さて、現状を説明しよう、今俺達は只ならぬ因縁を感じて 互いに自己紹介し、互いに今までの人生の経緯の情報を交換し合っている。 ここにいる『須賀京太郎』達は(一人は小鍛治の性を名乗っているが)元は1つ1つの分岐点から 分かれて行った者だと推察出来る。 そんなことを頭で整理しながら俺の人生紹介は終わった(清澄の京太郎) 京太郎(清澄)「っとこんな感じか。」 京太郎(白糸台)「長野の俺はそんな風に生きてきたのか……」 京太郎(小鍛治)「というか部員からの扱いがぞんざい過ぎないか!?」 京太郎(宮守)「俺もそんな感じの扱いはされてないぞ……」 シロ「まったくだな、京太郎の扱いがなってない……」 京太郎(宮守以外)(この人は一体なんなんだろう……) 京太郎(白糸台)「じゃあ、次は俺について話していくぞ。」 京太郎(白糸台)「あれは今から十年位前かな?そのとき親父の転勤が決まって――」 ――十年位前・長野―― 京太郎父「おーい、京太郎早くしろー。」 京太郎「ちょっとまってーぼくのおもちゃが見つからないのー」 京太郎母「まったくあの子ったら落ち着きが無いんだから……」 京太郎父「誰に似たんだろうなー」チラッ 京太郎母「あなたじゃないの?」 京太郎父「そんなことは無い、と思いたい……」 京太郎「みつかったー」 京太郎父「それじゃ出発するか、予定より10分遅れてるけど急ぐ訳でもないからいいか。」 ――東京―― 京太郎父「車だと結構遠く感じたな。」 京太郎母「途中渋滞に捕まったから余計に時間取られちゃったわね。」 京太郎父「とりあえずご近所さんに挨拶回りしておかないとな。」 京太郎母「ええと、お隣さんの苗字は…… 30ね。」 白糸台の人物安価(幼馴染+京太郎が白糸台に入る動機になる人物になります) 30 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage] 投稿日:2012/09/04(火) 17 54 58.87 ID 4BthoBZMo 宮永で 安価てるてる ――インターホンがなる、大人が二人と金髪少年のがいた、如何にも活発に動き回る少し落ち着 きが無い男の子だった。 京太郎母「お隣に引っ越してきた須賀と申します。」 京太郎母「お父さんかお母さんはいるかしら?」 照「……今はいないです。」 京太郎母「あら、そうなの親御さんには今度またいるときに挨拶しに来ますね~。」 京太郎母「ほら京太郎も挨拶なさい。」 京太郎「すがきょうたろうです、よろしくね!」 照「……こちらこそよろしくね。」 両親に連れられてきたその男の子は京太郎と名乗り、それから数日後、良く家に来るようになっ た。 「てるちゃん、あーそーぼ!」 男の子は周りに同年代の人間がいないからか、それとも母が仕事でいない私を慮ってか知らない が私に良く会いに来てくれた。 京太郎「きょうはなにしてあそぶ?」 照「えっと……麻雀って知ってる?」 京太郎「なにそれー?」 元々インドア派の私は日がな一日中一人で牌を弄くってた。 決して最近引っ越してきたから迷子になりやすいとかそういう理由でインドア派になったとかで は断じてない。 照「遊び方は私が教えるから、やってみない?」 京太郎「うん!」 ~~~ 京太郎「わっかんねー、すべてがわっかんねー!」 この男の子堪え性が無いのか直ぐに投げ出してしまった。 いや、そもそも小学に上がりたての子供に麻雀のルールを覚えろというのが土台無茶な話なのだ ろうか…… 照「少しずつ覚えていくしかないね。」 京太郎「それよりも、おそとであそぼーよー!」 照「外でなにするの?」 京太郎「えーと、サッカーとか野球とか?」 照「ボール遊びとか好きじゃない……」 男の子はうーんと悩みながら考えている。 京太郎「じゃあおままごとでもする?」 照「うん、それならいい。」 京太郎が夫役をする、私は奥さん役をする、至って普通のおままごとだ。 お互い夫婦ごっこの関係を満喫しつつおままごとにそろそろ飽きてきた頃、ふと自分の"家族"に ついて思い出した。 遠くに住んでいる父親と妹についてだ。 姉妹そろって両親から教わって覚えた麻雀。 覚えたての麻雀を上手く出来て両親から「才能がある」とおだてられ、得意気になっていた。 だがそれは妹も同じだった、いやそれ以上だった。 事実、妹は直ぐに得意気な私の鼻っ柱を叩き折ってくれた。 衝撃だった、妹は何をやらせても私に劣ると思っていたのに、私が好きな麻雀では負けないと思 っていたのに。 気付くと私は憤慨していたのだ、『私の方がお姉さんなのに』、『私の方が先に麻雀を始めたの に』、『私の方が麻雀を好きなのに』 そんな思いが私動かしてしまっていたのだ。 それから妹は私の顔を伺いながら、且つ子供ながらの大金の(お小遣い程度だが子供にしては大 金だ)を奪われないよう、±0を取り続けるようになった。 そんな歪な打牌に気付いたのか両親は私たち姉妹を引き離すようにしていったのだ…… そんことを思い出して感傷に浸ってしまっていた私は顔に出ていたのか、傍らにいた男の子に心 配を掛けさせてしまった。 京太郎「てるちゃんどっかいたいの?」 照「ううん、ちょっと家族のことを思い出してただけ。」 そして私は家族に関して男の子に語りだす。 京太郎「へーてるちゃんにいもうとがいたんだー」 照「うん、喧嘩別れしたみたいなもんだけどね。」 京太郎「じゃあいつか、あいにいってなかなおりしないとね!」 男の子の無邪気で屈託の無い笑顔が私の胸に突き刺さる。 果たして妹に会ったとして素直に謝れるのだろうか、妹は許してくれるのだろうか、そもそも会 わせてもらえるのだろうか。 そんな考えを逡巡させながら弱気な返事をしてしまった。 ――今から数年前―― 京太郎「それで照ちゃんは高校は何所に行くんだっけ?」 照「一応は白糸台に行くつもりだよ。」 京太郎「そっか~照ちゃんほど腕前なら白糸台に行くよな~、やっぱり目標は全国大会で優勝と か?」 照「当たり前」フフン 照「その時は京ちゃん応援よろしくね?」 京太郎「麗しのお姫様の為ならこの須賀京太郎喜んで馳せ参じます!」跪き 照「んふふ、何それ。」 そんなやり取りをしながら数年後、私はIHで優勝し、京ちゃんは白糸台高校を入学した。 照「京ちゃん無事入学おめでとう。」 京太郎「ありがとう、しかし結構ギリギリの入学でしたよ……」 照「わざわざ一芸入試で無理して入らなくてもよかったのに……」 京太郎「いいのいいの、照さんと同じ高校に同じように入学したかったんだから。」 照「え?なんで?」 京太郎「だって照さんどっか抜けてるとこあるし、ほっとけないんだよなー。」 照「そんなことはない、はず、たぶん、おそらく……」 京太郎「だって照さん、歩けば迷う、忘れ物をしてされに忘れ物を作る、料理すると大惨事」 照「うぐぐ」 京太郎「こんなお姉さんほったらかす方がおっかない」ケラケラ この青年は小さい頃からの付き合いで私の弱点や汚点を山ほど知っている。 このままでは上級生としての威厳が迷子になってしまうので上手く話を逸らす。 照「そういえば京ちゃん部活はどうするの?やっぱり麻雀部?」 京太郎「うん、わざわざ一芸入試にしてまで入学したんだし照さんと同じとこに入ってみようか なって」 照「じゃあ放課後麻雀部に案内するよ。」 京太郎「麻雀部に行くまでの間、迷子にならないといいなー」 照「流石に通いなれてる高校で迷子にならないよ!」 京太郎「では、よろしくお願いしますね、"照先輩"?」 照「うむ、先輩に任せなさい」 ――放課後―― ―私は今校内をうろうろしている、別に道が分からなくて迷っている訳ではない。 ただ京ちゃんのクラスを聞き忘れていて一年生教室を右往左往しているのだ。 照「京ちゃん、何所にいるんだろう……」ウロウロ 傍から見れば三年生が一年生教室の前をうろうろしているのだ、それなりに目立つ。 そうこうしているうちに一年生から声を掛けられた。 京太郎「照さん、なにうろうろしてるんですか?」 照「ひゃ!?」ビクン 突然かけられた声によって、変な声を出してしまう、これは恥ずかしかった。 照「あ、京ちゃん、もう、びっくりした……」 京太郎「あはは、すいません、照さんの後姿が見えたもんで、つい。」 照「もー!もー!」プンスカ 京太郎「そんなに怒らないで下さいよ、それより案内してくれるんですよね?麻雀部に。」 照「あ、そうだった、それじゃあ付いてきて、京ちゃん。」 京太郎「はいはい」 照「ここの高校は結構広いから慣れるまで迷っちゃうかもしれないからちゃんと付いて来るんだ よ?」 ちょっと先輩らしくお姉さんぶってみる。 しかしそんな気分は即座に上級生の威厳と共に壊されてしまう。 京太郎「その口ぶりからすると照さん、散々迷ったんだな……」 照「うぐ!?」 京太郎「……あー、やっぱり。」 照「迷ったっていっても、ほんのちょっとだけだよ……」フイッ 京太郎「……これは相当迷ってたな。」 そんなやり取りをしているうちに部室前に着く。 後輩たちが整列して私に向かって御辞儀しているのを見て、京ちゃんは面を食らっているようだ った。 京太郎「あの照さん、麻雀部っていつもこんな感じなの?」ボソボソ 照「大体いつも通り」 彼は落ち着かないのかしきりにそわそわしていた。 京太郎「うう、視線が痛い……」 それもそうかもしれない、仮にも白糸台のエースが何所の馬の骨とも知らぬ男と一緒にやってき たのだ、視線が集まらない訳が無い。 そんな彼にこれから一癖も二癖もある部員たちの目に晒される破目になることを予期して一言言 っておいた。 照「京ちゃん、頑張れ。」 京太郎「へ?」 彼が素っ頓狂な声を上げたあと、猛獣がひしめきあう檻の扉を開けた。 ――白糸台麻雀部部室―― うちの麻雀部では入部テストと称して振り分けを行う。 入部希望者は入部テストで力量を量り、何軍に入れるかが決まる。 隣で部長が入部希望者の振り分けをしている。 そろそろ彼の番だ、応援はしたいが一応身内だからといって彼一人を贔屓にするのは良くないの で心の中で応援する。 そんな気持ちが顔に出ていたのか隣にいた菫に声を掛けられた。 菫「なぁ、彼、えーと須賀京太郎と言ったか、照がいつも話題に出しているのは彼のことか?」 照「あー、うん、そう。」 菫「一応麻雀特待生として入ってきたんだ、それなりに期待して良いのだろう?」 照「その点は心配しなくていい、私が直々に教えてきたんだからな」フフン 菫「エースのお墨付きか、その腕前、とくと見せてもらおう」 菫「しかしなんでわざわざ白糸台に入ったのか……」 京太郎「よろしくお願いします。」 モブA子「よろしくお願いします。」 モブB子「よろしくお願いします。」 モブC子「よろしくお願いします。」 東一局目0本場 京太郎(配牌はそこまで悪くないな……) 京太郎(とりあえず様子見と行きますか……) 13順目 タンッ 京太郎(親と下家が張ったか……親の方は結構でかそうだし潰しておくか。) 京太郎(下家おそらくこっちだな……)タンッ モブC子「!ロン!2600!」 京太郎「はい」 モブA子(満貫潰された……) 東三局目0本場 京太郎(俺の親番か……配牌が酷いな。) 京太郎(でもまぁ何とかしますか。) 京太郎(とりあえずタンヤオあたりにでもしとくか?) 16順目 京太郎(俺以外全員張ったみたいだが……皆さんが欲しい牌は全部止めてるんだな、これが。) 京太郎(あと二順だから俺を止めとかないとまずいぜ?) 18順目 モブA子「聴牌」 モブB子「聴牌」 京太郎「ノーテン」 モブC子「聴牌」 京太郎「あ、すいません、流し満貫です。」 モブA子「うわーないわー」 モブB子「マジ……」 モブC子「はい点棒」 菫「…………」 オーラス 京太郎(これでオーラスか……二回流し満貫と差込二回で俺の持ち点は38500点か。) 京太郎(よし、このまま流しちゃおう!) 流局 モブA子「聴牌」 モブB子「ノーテン」 京太郎「ノーテン」 モブC子「ノーテン」 「「「「ありがとうございました」」」」 菫「なぁ照、1つ聞きたいんだが彼はいつもあんな打ち方なのか?」 照「きょ、京ちゃんは結構シャイなだけだから……」(震え声) 菫「対局者の手を全部止めたり流し満貫を二回もやるのがシャイというのか……」 照「京ちゃんはすごく気遣いが上手いからかな、人の欲しい物が分かるみたいで……」メソラシ 菫「実にいやらしい打ち手に育ったんだな……」 菫「まぁいい、どの道、須賀は一軍辺りに入れる予定だったし。」 照「え?そうなの?」 菫「うちは慢性的な男手不足だ、女子に比べて男子部員が余りに少ないからな。」 照「男子は麻雀で進学するなら他の高校に進学するね……」 菫「ああ、だから白糸台に来たのが不思議だった。」 照「それは"幼馴染の私"(←ココ重要)を追ってきたからだね!」 菫「彼も妙な女に引っかかったもんだな……」 菫(それに彼がいれば照の面倒を見なくて済みそうだからという理由もある。) 菫「ということで新たに入った部員だ、各自自己紹介を頼む。」 京太郎「一年の須賀京太郎です、よろしくお願いします!」 淡「一年の大星淡、よろしくー」 菫「若干言葉遣いが気になるが……まぁいい。」 菫「私は三年の麻雀部部長、弘世菫だ、よろしく」 誠子「二年の亦野誠子だ!よろしくなー!」 尭深「二年……渋谷尭深……よろしく……」 照「そしてオオトリ!三年!麻雀部のエース!みみゃながてる!よろしく!」 (*1))) そんなこんなで楽しい事故(自己)紹介は終わった。 菫「えーと、須賀、だったな、いつも照から話を聞いてる。」 京太郎「あ、はい、あなたが菫さんですね、こちらこそいつも照さんからお話を聞かせてもらっ ています。」 菫「その、なんだ、多分"普段の"照のことは君に任せることになるだろうからよろしく頼むな。 」 京太郎「あー、はい、そういうことですか、分かりました、任せてください。」 「「お互い苦労しますね(するな)……」」 白糸台episode 『虎と猛獣使い』 了
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2301.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1363393348/ ――3月某日・須賀家―― 京太郎「もうすぐホワイトデーか……」 京太郎(咲達にはクッキー辺りでも渡すとして優希にはどうすっかなあ……) 京太郎「バレンタインの時はあいつから貰ったポッキーでポッキーゲームして、その後俺が渡すはずだったチョコで……」 ――…… 優希『あっ、み、耳噛んじゃ、や……』 優希『はぷっ、ちゅっ……』 優希『はっ…ぁ…ひょうたろー……』 優希『……最後は、いやじゃなかったじょ』 ――…… 京太郎「……」 京太郎「今思うと俺、よくあの時あのままあいつを襲わなかったな」 京太郎「とにかく、ホワイトデーは暴走しないように注意しよう……師匠の言葉を借りるなら男は紳士であれってな」 カピ「キュー」スリスリ 京太郎「おっ、お前もそう思うかカピ。 よしよし、今度は頑張るから応援頼むぞ」ナデナデ カピ「キュー♪」 ――同時刻・片岡家―― 優希「もうすぐホワイトデーかあ……」 優希「京太郎はなんかくれるだろうし、やっぱり私もお返しするべきなのか?」 優希「直接貰ったわけじゃないんだけどな。 あの時は……」 ――…… 京太郎『なんのことだ? ここにチョコレートがついてるのはお前がこぼしたからだろ?』 京太郎『ここも甘いな……もしかしてお前砂糖で出来てんのか?』 京太郎『口の中に、チョコレート残ってるだろ?』 京太郎『優希……お前、すっげえかわいいな』 ――…… 優希「……」 優希「あの時の京太郎、ちょっと怖かったけどかっこよかったじぇ」 優希「……また、あんな風にならないかな」 優希「……って、私は何を考えてるんだ!?」 優希「さっさと寝て変な事は忘れるじぇ……」 ――ホワイトデー当日―― 咲「京ちゃんいるー?」 京太郎「よぉ、咲。 なんか用か?」 咲「バレンタインのお返しを持ってきたんだけど……」 優希「んっ、どうした咲ちゃん?」 咲「ううん、相変わらず仲いいなあって思っただけ」 咲(もう皆慣れちゃったのか何も言わないしね……優希ちゃんが京ちゃんの膝に座って休み時間過ごしてるの) 男A「須賀のやろう、ニヤニヤしやがって……こっちはホワイトデーに返す宛もないのに」 男B「羨ましいぞ、こんちくしょう」 男C「死ねばいいのに」 咲(あ、あはは……気にしてないわけじゃあないんだね) 京太郎「じゃあ先にこっちの渡しとくか……ほら、クッキー」 咲「ありがとう、京ちゃん。 はい、私からもクッキーだよ」 京太郎「サンキュー」 優希「……」ジー 優希(見るからに手作りだな……むむむ、咲ちゃんに限ってそれはないとは思うけどなんか落ち着かないじぇ) 京太郎「んっ、なんだよ優希?」 優希「なんでもないじぇ……」 京太郎「んー?」 咲「あはは……そうだ、京ちゃん知ってた?」 京太郎「何をだ?」 咲「ホワイトデーって返す物によって意味があるんだよ」 京太郎「へぇ、そうなのか」 咲「たとえばキャンディーなら【好き】、マシュマロなら【嫌い】、それでクッキーは【友達でいよう】なんだよ」 京太郎「なるほど、だからお前もクッキーくれたのか」 咲「まあね。 京ちゃんは大切なお友達だから」 京太郎「俺としては咲は保護対象みたいなもんだけどなー」 咲「むっ、どういう意味かなそれ」 京太郎「迷子のお前を探す的な意味だ」 咲「……いつもお世話になっております」 京太郎「うむ、くるしゅうない」 優希(友達でいよう、か……じゃあクッキーが手作りなのに深い意味はなさそうだじぇ、ふふっ)モゾモゾ 京太郎「ちょっ、おい優希」 優希「なんだー?」 京太郎「人の膝の上で身体揺らすなよ」 優希「どうして?」 京太郎「どうしてってそりゃ……まあ、何というか」 咲「京ちゃん……」 京太郎「な、なんだよ、そんなかわいそうなものを見る目で見るなよ! しょうがないだろ、俺だって男なんだから!」 京太郎(ただでさえ最近優希を変な風に見ちゃう時があるっつうのに、こんな風にもぞもぞされたらヤバいに決まってんだろう!) 優希「ほほう、なんだかよくわからないけど京太郎の弱点を見つけたじぇ!」モゾモゾ 京太郎「だから動くな、やめろ、色々ヤバいから! 咲からも何とか言って……おいこら、逃げるな薄情者ー!」 男A「リア充爆発しろ」 男B「リア充不幸になれ」 男C「リア充に呪いあれ」 ――放課後―― 京太郎「ったく、さっきはひどい目にあった……優希のやつ、自分のしてる事にたいして無防備過ぎて困るっつーの」 ガチャッ 京太郎「ちわーっす」 咲「あっ、京ちゃん。 さっきぶりだね」 京太郎「さっきはよくも人を放置して逃げてくれたな、咲~」 咲「だ、だってチャイム鳴ってたし。 私にはどうしようもなかったんだもん」 京太郎「……はあ、いや別にいいんだけどさ。 ところで他にはまだ誰も来てないのか?」 咲「うん。 和ちゃんと優希ちゃんは来てすぐまた出ていっちゃったけど」 京太郎「ふうん、じゃあそんなにしない内に帰ってくるか……」 ガチャッ 和「今戻りました」 優希「ご帰還だじぇー!」 咲「おかえり、和ちゃん、優希ちゃん」 和「ありがとうございます、咲さん」 優希「おぉ、元気にしてたか、京太郎!」 京太郎「つい一時間前まで一緒だっただろうが。 よっ、和」 和「こんにちは、須賀君。 あっ、そうそう、バレンタインのお返しを持ってきたので受け取っていただけますか?」 京太郎「おっ、サンキュー。 和もクッキーかなんか?」 和「いえ、ホワイトデーというくらいですから白い物がいいかなと思いまして……はい、どうぞ」 京太郎「」 咲「あ」 優希「じょ?」 和「あ、あら? お嫌いでしたか……マシュマロ」 ――少女事情説明中―― 和「す、すいません、まさかマシュマロにそんな意味があったなんて……」 京太郎「いいんだ……お嬢様の和が知らないのも無理はないのわかってるし、わざとじゃないのもわかってるから……」 優希「のどちゃんだったらこんな回りくどい真似しないで、はっきり『あなたなんか嫌いです』って言うからな!」 和「ゆ、ゆーき! それではまるで私が血も涙もない冷血漢みたいじゃないですか! というか今の変な裏声は私のまねですか!?」 咲「あっ、そういえば私、昔和ちゃんに退部を迫られたような……」 和「咲さんまで何を言うんですか!?」 咲「クスクス、大丈夫だよ和ちゃん。 和ちゃんはちょっと生真面目なだけで優しい子なのは知ってるから」 和「もう……いたずらにしては悪質過ぎます!」プイッ ガチャッ まこ「相変わらず賑やかじゃのう」 優希「あっ、染谷新部長のご到着だじぇ!」 咲「新部長って……普通に部長でいいんじゃないかな」 和「染谷部長、こんにちは」 まこ「おう。 で、そこでうなだれてるのはどうしたんじゃ?」 京太郎「ああ、気にしないでください。 予想以上にショックがでかかっただけですから……」 まこ「ん? よくわからんが、まあこれでも食べて元気を出しんしゃい」 京太郎「これは?」 まこ「バレンタインのお返しじゃ。 ホワイトデーじゃから白い物がいいと思っての」 咲「あれ、なんかデジャヴ……」 優希「さっきもこんな光景があったような……」 和「まさか……」 まこ「ほれ、マシュマロじゃ」 京太郎「」 ――再び少女事情説明中―― まこ「いやあ、すまんすまん! マシュマロはよくホワイトデーに使っとるからそんな意味だとは思いもせんかった」 京太郎「普段そういうの見せる事少ないから、はっきり言う和よりダメージがでかくなりそうなんですけど」 咲「確かに和ちゃんと部長なら部長の方がショックかも」 優希「のどちゃんはクールビューティーだからな! やっぱり違和感がないんだじぇ!」 和「須賀君も咲さんもゆーきも私をなんだと思ってるんですか……!」 京太郎「それにしてもお菓子業界もわざわざ嫌いだなんて意味をお菓子につけんなよな……モグモグ」 まこ「確かにの。 まあそれはさておいてそろそろ練習を始めるとするか!」 咲・和・優希・京太郎「はい(だじぇ)!」 まこ「よし、それじゃあ一年組は卓につけ。 わしは京太郎を後ろから見ておくからのう」 京太郎「あっ、ありがとうございます」 まこ「気にする必要はないぞ。 京太郎には夏の雑用ばかりさせていた期間を取り戻す勢いで教えていくつもりじゃからな」 京太郎「はい!」 まこ「和、対局が終わったらわしと交代して京太郎を見てやってくれんか。 咲と優希は感覚型の打ち手じゃから教えるのは不向きじゃしの」 和「わかりました」 まこ「咲と優希はとにかく打って実力を高めていけ。 去年全国三位の辻垣内や チャンピオンの宮永照とやり合ったお前さんらは互いを相手にするだけでいい経験になるじゃろう」 咲「はい」 優希「……」 まこ「それじゃあ始めるぞ!」 ――…… 京太郎「えっと、これは……この牌かな」タンッ まこ「うむ、それで正解じゃな」 京太郎「やった!」 優希「……」タンッ 和「ゆーき、それロンです」 ――…… 和「須賀君、ここはこうした方が……」 京太郎「あっ、そうか……ありがとな、和」 和「いえいえ、どういたしまして」 優希「……」タンッ 咲「優希ちゃん、ロンだよ」 ――…… 京太郎「……よし、リーチ!」 咲「ごめんね、通らないよ京ちゃん」 京太郎「ぐへぇ!」 咲「が、頑張って!」 京太郎「おう……よっしゃ、仕切り直しといくか!」タンッ 咲「ふふっ、その調子だよ京ちゃん!」タンッ 優希「……」タンッ まこ「優希、それロンじゃ」 ――…… まこ「うーむ」 部内対局総合結果(半荘5回) 宮永咲……一位3回、二位2回 原村和……一位1回、二位2回 染谷まこ……一位1回、三位1回、 須賀京太郎……二位1回、三位4回 片岡優希……四位5回(その内二回はトビ) まこ「まさかの結末じゃなあ……」 優希「」チーン 京太郎「俺が一回もラスにならなかったなんて初めてだぞ……」 咲「ゆ、優希ちゃん、調子でも悪いの?」 優希「大丈夫、だじぇ」 和「……どこか対局に集中出来てないようでしたが?」 優希「っ……」 まこ「なんじゃ、何か気になる事でもあったのか?」 優希「それは……」チラッ 京太郎「ん?」 咲(あっ、もしかして……) 和(まさかゆーき、あなた……) まこ(ああ……そういう事か) まこ「京太郎」 京太郎「はい、なんですか?」 まこ「今思い出したんじゃが、今日わしは店に出なきゃいけないんじゃ」 京太郎「はあ」 まこ「じゃから後の事を頼んでもいいか? これ部室の鍵じゃ」 京太郎「あっ、はい」 まこ「じゃあまた明日な。 クッキーはありがたくもらっておくからのう」 ガチャッ、バタンッ 京太郎「なんなんだ、いきなり……」 咲「あー!」 京太郎「おわっ、なんだよ咲!?」 咲「図書館で借りてた本、返却日が今日までだったんだ! ごめん、私も帰るね!」 京太郎「はっ、おい、待てよさ……」 ガチャッ、バタンッ 京太郎「本当になんなんだ……」 優希「……京太郎」 京太郎「ん?」 優希「のどちゃんも用事があるって帰っちゃったじょ」 京太郎「はあああああ!?」 京太郎「……」 優希「……」 京太郎(なんかすっげー気まずいんだけど) 京太郎「優希」 優希「えっ、な、なんだじょ!」 京太郎「いや、なんでもない……」 優希「そ、そうか……」 京太郎「ああ……」 京太郎(なんでこんな空気になってんだ、おい) 京太郎「あー……ネト麻でもやるか」 優希「……」ピクッ 京太郎「優希、前みたいに先生やってくれるか? 調子悪いなら今日は終わりにしてもいいけど……」 優希「や、やる! 喜んでやらせてもらうじょ!」 京太郎「お、おぉ、そうか。 じゃあよろしく頼む」 京太郎(急に元気になったな……さっきまでのあれはなんだったんだ?) 京太郎「……」カチカチ 優希「……」ジー 京太郎「えっとここは……なあ優希」 優希「……」ジー 京太郎「優希?」 優希「えっ」 京太郎「いや、えっじゃなくてここはこれでいいよな?」 優希「あ、ああ、うん」 京太郎「よし、じゃあ……」ロン 優希「あ」 京太郎「あっちゃあ、地獄単騎かよ。 竹井部長みたいな事しやがって……」 優希「ご、ごめん」 京太郎「いや、謝らなくてもいいって。 これはさすがに予想外だったしな」 優希「うん……」 京太郎「気を取り直して続き、続きっと」 京太郎「そういえばさ」カチカチ 優希「じょ?」 京太郎「久々にこうして2人きりになれたな」 優希「なっ!?」 京太郎「元部長……竹井先輩が卒業してから皆今まで以上に気合い入れて活動してたから、 あんまり2人きりで過ごせてなかっただろ?」 優希「……確かに京太郎の指導は染谷先輩とかのどちゃんばっかりがやってたな。 私は咲ちゃんとひたすら打たされてたじぇ」 京太郎「まあ、お互いに麻雀上手くなるために必要な事だったんだろうけどさ。 俺としては少し寂しくもあったわけだ」 優希「……のどちゃんにデレデレしてたくせに」 京太郎「それは誤解だぞ!? そりゃ確かに和が魅力的なのは認めるけどデレデレなんか……」 優希「ジトー」 京太郎「そ、そんな目で見なくてもいいだろ! ああ、じゃあ証拠にこれやるから!」 優希「これは……」 京太郎「部活前に急いで買ってきたキャンディーだよ。 お返しどうしようかなーって ずっと考えてたけど咲に教えてもらったし、そういう意味もこめてそれにしてみた」 優希「そういう意味……」 咲『ホワイトデーのお返しには意味があるんだよ。 キャンディーなら【好き】』 優希「……」 京太郎「しっかしわかんねえよな。 なんで一番安そうなキャンディーなら好きなんだ?」 優希「……」ガサガサ 京太郎「よし、これで今日は終わりっと……なんだかんだで7時近くなっちまったな」 優希「……」パクッ 京太郎「遅くなって悪かった、優希。 じゃあ帰るか……」 優希「んっ」チュッ 京太郎「」 京太郎「……は?」 優希「んんっ!」コロン 京太郎(なんか優希の口から転がってきた……ああ、さっきやったキャンディーか、これ……って!) 京太郎「ちょ、ちょっと待て待て、待って!」 優希「わわっ!?」 京太郎「い、いきなりなんだよお前! 別にするなとは言わないけどこっちにも心の準備って奴が必要だろ!」 優希「……甘かっただろ?」 京太郎「えっ、ああ……レモン味だったな」 優希「そういう事だじぇ」 京太郎「はい?」 優希「キャンディーが好きだって意味の理由。 キスはレモンの味だって言うからな!」ドヤァ 京太郎「……」 優希「京太郎?」 京太郎「っ!」グイッ 優希「えっ」ドサッ 京太郎「……」 優希「京太郎……?」 京太郎「お前さ、ちょっと警戒心低すぎだろ」 優希「な、なんの話……」 京太郎「いつも暇さえあれば人の膝の上に座って、抱きついてきて、挙げ句にこれ…… 俺が人畜無害なんかじゃないのはバレンタインの時に理解したんじゃないのか?」 優希「それは……」 京太郎「それでも我慢したよ。 ああ、我慢したさ。 お前を傷つけたくないし、 二度とあの時みたいな暴走だけはしないって心に誓ったから、 お前をこうして押し倒してやりたい気持ちをずっと押さえ込んできたんだ」 優希「……」 京太郎「なのにそんな事されたら我慢なんか出来るかよ! なんなんだよ、お前誘ってんのかよ、これ以上俺を勘違いさせないでくれよ……!」 優希「……」 京太郎「……変な事して悪かった。 悪いけど落ち着きたいから少しだけ1人にして……」 優希「勘違い、じゃない」 京太郎「……えっ?」 優希「私が、軽い気持ちでこんな事してると思ってたのか? 私が何にも考えないでこんな事出来る子供だとでも思ってたのか? 京太郎こそ、私を甘く見るな……!」 京太郎「優希、お前」 優希「恥ずかしくないわけない! 京太郎が狼な事なんか理解してるに決まってるじょ! それでも、それでも私は……」 京太郎「はは、じゃあなにか? お前、ずっとこうさせるために誘ってたのか?」 優希「……そんな事、言わせるな、バカ!」 京太郎「ああ、なんだよ……本当にバカみてえだ。 必要もない我慢だけずっと繰り返してたとかよ……」 優希「京太郎……ひゃっ!?」 京太郎「……もう、我慢なんかしねえ。 今さら泣き事言っても、止まってなんかやらねえからな」 ――…… 優希「んん、んっ!」 我慢なんかしないという言葉の通りなのか、今日初めての京太郎からのキスはバレンタインの時のような激しいもので。 最初は自分の中に入ってくる舌に優希も自分のそれで拙く対抗していたが、 そんなものはまるで通じずいつしかただ蹂躙され翻弄されるだけになってしまっていた。 優希「はふっ……はあっ……」 京太郎「っ……!」 京太郎はキスの勢いを弱めると、自分の首に回した優希の腕の力が 離さないと言うかのように強くなる事に気付き心の中で驚喜する。 自分は目の前の少女に求められているのだ、それだけで胸が熱くなり下手をすれば涙すらこぼれてしまいそうになる。 京太郎(……ああ、誰かに求められるってこんなに嬉しいもんだったんだな) 今年は雑用としてしか部の力になれなかった自分。 来年もやめずに麻雀部に残ると決めはしたものの、新入生も入部してくるだろうそこに はたして自分の居場所はあるのか……もうすぐ二年生となる京太郎は漠然とした不安を抱えていた。 優希「京太郎っ……京太郎ぅ……」 だけどもう、そんな不安はほとんどない。 わかるからだ、彼女は自分を必要としてくれている、どんな理由だとしても他でもない須賀京太郎を欲してくれているのだと。 優希「京太郎……なんで泣いてるんだ?」 京太郎「えっ……」 優希「もしかして、これから私とそういう事が出来るから感激のあまり涙が出てきたのか!?」 京太郎「……」 優希「なーんて冗d……」 京太郎「……ああ、そうかもな」 優希「うえっ!?」 自分で言い出したのに慌てふためいている優希がたまらなく可愛く見えて。 京太郎は一年近く前なら考えられなかったな、などとのん気に思いつつその小さな身体を抱きしめた。 優希「あの、京太郎」 京太郎「どうした?」 優希「あんまり見ないでほしいじぇ……」 部室にあるベッドに場所を移し、制服の上着を脱いでから急にそんな事を言い出した優希に京太郎は疑問符を頭に浮かべる。 はて、自分は何かマズい事でもしただろうか……少しばかり考えて、ふと優希が胸を必死に腕で隠してる事に気付いた。 優希「京太郎が大きいの好きなのは知ってるじょ……いずれはのどちゃんみたいになるけど、今はまだ小さいから」 優希が本気で将来和みたいな胸を手に入れるつもりなのかよくわからないが、 少なくとも今は小さい胸にコンプレックスがあるのだろう。 目をそらしながらそんな事を言った優希に、大きい胸が好きなのが周知の事実である京太郎の出した答えは…… 優希「ひゃああ!?」 優希の腕を半ば無理やり引き剥がし、その起伏の乏しい胸を愛撫する事だった。 京太郎「柔らかいな……」 優希「やっ、ダメ、そこはぁ……!」 その小さな身体に見合ってるとも言えるなだらかな丘に手を這わせれば、優希は常の彼女からは考えられないような声を漏らす。 物理的に小さく、また普段は精神的にも幼く感じられる優希の女の声に京太郎は頭の理性が2、3本焼き切れたような気さえした。 京太郎「優希っ……!」 優希「はっ、あぅ……!」 もう人などほとんどいないだろうとはいえ学校で、しかもいつも皆で過ごしている部室で こんな事をしているという事実は予想以上に2人の心を熱くさせる。 心臓は痛いくらいに鼓動を鳴らし、視界はお互いしか入らず、口を開けば出るのは睦言と互いの名前のみ。 京太郎「あっ……なんか硬くなってきた」 優希「い、言うんじゃない、バ……ああっ!」 手のひらで全体に愛撫を繰り返していた京太郎は優希の胸に起きた小さな異変にすぐ気付き口に出す。 酷く羞恥を刺激するそれに当然抗議しようとした優希だったが、 その言葉は京太郎が硬くなったその突起を指で摘まんだ事によって出た嬌声にかき消されてしまった。 京太郎「さっきより声出たな……な、なあ、ここがいいのか?」 優希「そんなっ、ふあっ、い、言えるわけ……ひうっ!」 京太郎「あー……大丈夫、態度でだいたいわかるから」 このままいっても問題ないと判断したのだろう、京太郎は重点的にそこを攻めていく。 指の腹で擦り、赤ん坊のように吸い、舌を這わせ、軽く歯を立てる……その度に身をよじらせ、 掠れた声を吐き、切なげに目を潤ませる優希に京太郎の興奮はますます高まっていった。 優希「はぁ、あうっ、んんっ!」 京太郎「……」 片手で胸を弄りながら京太郎は空いた手で優希の肌を撫でていく。 腹部から脇腹、さらに太ももに優しげな手付きで腕を滑らせていき、 一瞬迷うようにその手を止まらせた後……意を決したように下腹部へと手を動かした。 優希「えっ……あっ、そこは!」 ようやく優希も京太郎が何をしようとしているのかを察し、慌てて制止するが時すでに遅し。 優希が本能的に脚を閉じるよりも、京太郎の指先がスカートの下にある秘裂に触れる方が早かった。 京太郎「ん……?」 優希「うっ、あっ……」 優希が誰にも触らせた事のない場所への接触に身体を縮こませる一方で京太郎は違和感を感じていた。 京太郎(触ったの初めてだからよくわからないっちゃわからないけど……もしかして) 京太郎「濡れ、てる?」 優希「~~~!!///」 思わず零れた声に優希は顔を真っ赤に染め、手で見られたくないと言わんばかりに隠してしまう。 その反応と指先を濡らす汗とは違うだろう水に、京太郎はようやく納得した。 京太郎「感じてたのか、胸だけでこうするくらいに」 優希「聞くな、聞くなあ! うう、恥ずかしくて死んじゃいそうだじぇ……」 京太郎「悪い。 だけどさ……」 優希「ひあうっ!?」 京太郎が指で入口をほんの少し触るとそれだけで優希の身体が跳ね、腰が浮く。 指に漏れだした愛液を絡ませながら、何回も何回もピッタリ閉じた割れ目を 擦りあげてみれば全身の産毛が逆立つような感覚が襲いかかり、優希は身体を大きく震わせた。 京太郎「俺は、嬉しいぜ?」 優希「はっ、んっ、な、なにが、ああっ!」 京太郎「お前が、感じてくれててだよ!」 経験などない自分の、おそらく下手であろう愛撫に気持ちよくなってくれているという 事実は、男としてのプライドもある京太郎にとっては嬉しい事この上ないもので。 さらに自分がこうして触る毎に水音が大きくなり、手を濡らす愛液の量が 増しているというのも、京太郎に自信を与えてくれていた。 優希「やぁ、京太郎、私、なんか、変……!」 京太郎「いいぜ、イッてくれて!」 ガクガクと身体を一層大きく震わせる優希に限界が近いのを見て取った京太郎は、指での愛撫にラストスパートをかけていく。 優希「ああぁあぁぁっ!!」 そして人差し指を浅く秘裂の中に入れ、親指で入口の上にある小さな突起を 刺激すると優希は一際高い声を上げて絶頂を迎えた。 優希「はあっ、はあっ、はあっ……」 京太郎「……すご」 京太郎は初めて自分が絶頂させた女の肢体に半分見とれていた。 それが普段からはこんな姿を想像出来ない優希である事も相まって既に自分の下腹部は痛いくらいに熱を帯びている。 京太郎(おいおい、指だけでこんな風に出来るならこの先はどうなるんだよ……) 優希「京、太郎っ……」 京太郎「続き、いいか?」 優希「……いいじぇ」 許可は出た、だけど焦ってはいけないと京太郎は今すぐにでも襲いかかってしまいそうな自分の心を戒める。 指を浅く優希の中に入れた時、京太郎はそのあまりの狭さに一瞬凍り付いていたのだ。 京太郎(俺の方は比較対象がいるわけじゃないからなんとも言えねえけど……こいつが小さいのは間違いない) はたして優希が自分を受け入れられるのか……それに疑問すら浮かぶ2人の体格差。 だからこそ先に進むためには入念な準備が必要だろうなと、京太郎は優希の肉体を解すべく再び指を浅く中に沈めていく。 優希「痛っ……!」 だがそういう時に限って失敗するものなのか、少し深めに指を中に進めてしまったらしく、優希が痛みを訴える。 京太郎「あっ、悪い! 大丈夫か?」 優希「だ、大丈夫だじょ……」 口では大丈夫だと強がっている優希だが、その目は痛みで涙を浮かべ顔は少し強ばっていて。 京太郎(少し深め、それも指でこれか……これ以上は無理、だな) 今の優希はおそらくこの先の行為にまで進む事は出来ない、やったとしてもそれはきっとお互いに禍根を残す結果になるだろう。 残念ではあるが時間も時間だ、部室の鍵も返さなければならないしここいらが潮時だったのだ…… そう判断した京太郎は学ランを脱ぐとそれを優希に渡した。 ――…… 優希「えっ、京太郎?」 京太郎「ここまでにしとこうぜ、優希。 お前、もうこれ以上出来ないだろ?」 優希「っ……そんな、事」 京太郎「震えてるのにか?」 優希「あ……」 京太郎「無理、なんだろ?」 優希「……ごめんだじょ」 京太郎「いいって。 じゃあ俺ちょっと外出てるから服着といてくれるか?」 優希「……わかった」 京太郎「また、後でな」ガチャッ、バタンッ…… 優希「……」 優希「……ごめん、京太郎」グスッ 京太郎「あー、これどうすっかなあ。 トイレでも行くしかないか……」トボトボ ――…… 京太郎「すっかり遅くなっちまったな」 優希「おー……」 京太郎「明日も練習頑張らないとなー。 見てろ優希、今年こそ俺も全国出場してやるからな!」 優希「おー……」 京太郎「……」 優希「……」 京太郎「優希」 優希「じょ?」 京太郎「んっ」ギュッ 優希「じぇ!?」 京太郎「本当俺は気にしてないから、お前も気にすんなって。 別に今すぐしなきゃ死ぬわけでもないんだから」 優希「……」 京太郎「な?」 優希「……うん」 京太郎「よし、それでいい!」 優希「だけど京太郎も変な奴だじぇ」 京太郎「どこがだよ?」 優希「こういう時男はがっつくものなんじゃないのか?」 京太郎「あー、そういうことか。 それはだな……」 優希「それは?」 京太郎「やっぱりちんちくりんだとがっつく気が起きな……」 優希「ふんっ!」ゴスッ 京太郎「ごふっ!?」 ――1ヶ月後―― ガヤガヤ…… 京太郎「うわあ、随分たくさん来たな」 咲「あわわわ、人がいっぱい……せ、先輩として恥ずかしくないようにしなきゃ……」 京太郎「……咲」 咲「な、なに京ちゃん」 京太郎「イメージを崩したくないならお前がやる事はただ1つ……何もするな」ポンッ 咲「ひどいよ京ちゃん!?」ガーン 和「たくさん来てくれたのは嬉しいんですけど、ミーハーなだけの人も多そうですね」 京太郎「全国優勝校だからなあ……まあ、有名税って事で諦めるしかないだろ」 和「さっきから胸元にチラチラと視線も感じますし……」 京太郎「あはは……」 京太郎(俺も元々そういう目的だったから責めらんねえや……ってあれ?) 京太郎「なあ、優希は?」 和「えっ、さっきムロと話した後タコスを買いに行きましたけど……」 京太郎「なんだよ、別に買いに行かなくてもちゃんと用意してあんのに」 咲「……京ちゃんって優希ちゃん大好きだよね」 京太郎「な、なんだよいきなり」 咲「いえいえ、なんでもありません」 優希「だーかーら、私は別にそういうのはいいじょ!」 京太郎「んっ?」 和「ゆーき?」 優希「あっ、京太郎、のどちゃん助けてほしいじょ!」 京太郎「どうしたんだよ?」 優希「さっきからあいつがしつこいんだじぇ!」 後輩A「い、いや僕はただ同級生同士交流を深めようと……」 京太郎「……あのな、こいつこれでも二年生だぞ?」 後輩A「ええっ!? こんなにロリっぽいのに」 和「……全国にはゆーき以上の年でもっと幼そうな人もいますけどね」 咲「衣ちゃんとかね……」 後輩A「だ、だけど年上だろうと関係ありません! 僕はあなたに一目惚れしました!」 優希「じぇ!?」 京太郎「……あ?」 優希「そ、そんな事言われても困るじぇ!」 後輩A「そんな、せめて携帯の番号だけでも!」 京太郎「……」 優希「だから私には彼氏がいるって何回言ったら……」 後輩A「略奪から始まる愛もありますよきっと!」 京太郎「……」ブチッ 優希「ううっ、こいつあの副会長より危険な匂いがするじょ……」 後輩A「はあはあ……先輩ー!」 京太郎「おいこら待て」ガシッ 後輩A「え」 京太郎「お前も麻雀部に入るつもりならさ、麻雀で話を付けようじゃねぇか」 後輩A「えっ、でも僕初心者……」 京太郎「安心しろ」 京太郎「俺達がたっぷり教えてやるからよ……なあ、咲、和?」 咲「そうだね、歓迎も込めてちょっと打とうか」ゴッ 和「……まあ、少々手荒くなってしまうかもしれませんがいいでしょう」ゴッ 後輩A「えっ、ええっ?」 京太郎「まぁ、頑張れ。 運がよければトバないから」 後輩A「ま、まさか片岡先輩の彼氏って……」 京太郎「俺だよ」 後輩A「」 京太郎「さあ早く打とうぜ、後輩君」 京太郎「ようこそ、清澄高校麻雀部へ」 咲(この後、私達と打った後輩A君が麻雀部に来る事はありませんでした) 咲(私と和ちゃんと京ちゃんの3人がかりでなにもさせないで散々トバしたからかも…… ちょっと危なそうな人だからってやりすぎちゃったかな?) 咲「反省してます」ペッコリン カン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3385.html
京太郎「早く部室に着いたはいいが誰もいないな…」 京太郎「ひまだな…」 京太郎「遊ぶか」 京太郎「『遂にここまで辿り着いたか勇シャーよ』」 西「親父の敵をとってやる!魔王め!」 魔王「ふ…しょうがない、本気でかかるとするか…」 西「くらえ!ダブシャー!」 魔王「ぐはあっ!まさか…失われた奥義を使うとは…」 西「今の一撃は効いたようだな、魔王の闇の鎧が崩れていくぞ」 京太郎「『ま、まさか貴様の正体は!』」 ガチャ 咲「きょ、京ちゃん?」 京太郎「よ、よう」 咲「……」 京太郎「……」 京太郎「『お、親父!?』」 咲「!?」 京太郎「……」チラッ 咲(京ちゃんが西を片手に目配せしてくる…) 西「なぜ生きているんだ!?」 咲「せ、『成長したな…我が息子よ…』 西「一体何がどうなっているんだ!」 東「この戦いが終わったらわかるだろう!」 西「俺達は親子じゃないか!」 東「言いたいことがあるなら拳で語れ!」 西(マズイ!俺が和了したせいで親番が親父に!) 東「トンドラ3!」 西「ぐっはああああああ」 西「馬鹿な…攻撃力を上げる魔法ドラを同時に3つ複合だと!?」 東「貴様に技を教えたのは誰だったか思い出せ!」 西「そうだ…俺を育てたのは親父…なのになぜ!」 東「本当の事を教えてやろう!私は貴様の親父などではない!」 西「な、なんだって!?今まで騙していたのか!!」 東「悔しいか?悔しいなら私を殺してみたらどうだ!」 西「きさまあああああ」 西「カン!嶺上開花ドラ4!」 東「ぶふぉおおおおお!満貫だとおおお!!」 西「勝負あったな」 東「くっ…」 ガチャ 和「あ…」 咲「和…ちゃん」 京太郎「……」 和「す、すみません!私邪魔でしたらちょっと外室しますので!」 京太郎「『さあ教えてもらおうか!俺の本当の親父は誰だ!』」 咲和「!!」 和(須賀くんが倒れている東に西を近づけないようにしている…) 咲「『わかった、いつかはこうなる日がくることだろうと思っていたよ』」 咲京太郎「……」チラッ 和(咲さんが倒れている東をゆっくり起こして私に目配せを…) 和「お、『おしゃべりはそこまでだ』」シュッ 東「ぐはあッ!」 西「お、親父!」 東「すまなかった、お前の本当の親父は大魔王發なんだ…」 東「私は大魔王を裏切りお前を本当の子として育てた…大魔王を倒せるのは大魔王の血を引く者のみ」 東「できれば平和に育ててやりたかった、最後に親父と呼んでくれて…本望…だ」ガクッ 西「おやじいいいいいいいいい!!」 南「話は済んだか?」 西「貴様だけはゆるさない!」 南「私は大魔王の手下、大魔王の危機となるものを排除しに来た」 西「貴様を倒せば大魔王に会えるのか?」 南「会えるだろうな…ただし、この私を倒せたらなあ!南タテホンドラ2!!」 西「ぐはああああああああああ」 南「私の最高の攻撃だ…これをくらって立てたものは…」 西「攻撃は…終わりか?」 南「なに!?」 西「親父の愛を受け取った俺にはそんなもの効かない!!くらえ!!カン!カン!嶺上開花ツモドラ8!!」 南「ぬあああああああああああ」 西「ぐっ…何とか倒せたか…だがこれで大魔王と戦える…」 ガチャ 優希「優希ちゃん登場だじぇー!!」 咲「あ…」 和「あら…」 優希「んん?どうしたんだじょ?みんなしんみりして」 京太郎「…」 優希「どーした犬!さては腹が減っているんだな?でもこのタコスはやらないじょ!」 京太郎「……」 優希「うぅ、無反応はちょっと効くじぇ」 和「…」 咲「…」 優希「みんな、何でだれも構ってくれないんだじょ…」ウルウル 京太郎「『ぐっ…残りあとどれくらい戦えるだろうか…』」 優希「!?」 西「村のみんなを中張牌から守るためにも、大魔王を倒さなければならないのに…」 西「目を閉じると思いだす…村の皆の事を…」 咲「『やあ西ちゃんお煎餅食べる?』」 優希「!?」 西「隣に住んでたイーソウばーちゃん」 和「『西坊!お使いか?』」 優希「!?」 西「魚屋さんのチューピンおじさん」 咲和「『西にーちゃん!あそんで!』」 西「俺の可愛い妹達イーワン、イーピン」 まこ「『おかえり、飯できとるよ』」 西「俺のかーさん、東親父の妻チューワン」 西「ペットのチューソウ」 咲「『バウワウ!』」 西「そして昔っから大好きだった北」 京太郎和咲「……」チラッ 優希(村人の自己紹介をしてからのこの目配せ、なるほど!わかったじぇ) 優希「『早く起きろ西!遅刻しちゃうぞ!』」 西「皆の事を考えると力が湧いてくる…」 まこ「『フッフッフ』」 西「この不穏な空気!!貴様が!!」 發「そう、この我輩こそ大魔王發!そして、貴様の父親だ…」 西「うおおおおお!!」 發「まあそう焦るな…貴様にはまずこいつとやってもらう」 優希「『お前が俺の弟か』」 西「なに!?」 發「貴様の兄だ、さあ!楽しい兄弟喧嘩を親にみせてくれ!」 白「悪いが次の大魔王になるのはこの俺だぜ?」 西「何を言っている!俺はそこの大魔王を倒しにきたんだ!!」 白「なんだ、知らないのか?大魔王を倒した者こそが次期大魔王となれるんだぜ」 西「な、なにいいいい!!」 白「隙を見せたな!!ハクハツ三暗刻トイトイドラ3!!」 西「ぐううううああああああああ」 西「あれ…ここはどこだ?」 和「『起きなさい西』」 西(あったかい感じがする…それにどこか懐かしい…) 西「誰だ…あんた…」 中「私は貴方の母親です」 西「なんだって?」 中「話したいことはいっぱいあるけど、貴方はしんではならない…」 中「貴方も兄、白は父の血を濃く引継ぎすぎた…そのせいでとても邪悪な性格を持っている」 西「だから、父親の技をあんな簡単に…」 中「貴方は特別な力をもっている…その力の使い方を教えてあげる…」 西「こ、これは!!」 白「弟といっても大したことなかったぜ」 西「それは、どうかな…」 白「なに!?」 西「みせてやる…俺の力を!!」 發「これは!!」 西「今までの俺の思い出、数々の敵…それらの力を吸収して自分の力に換える!!」 白「なんだ!このオーラは!!」 西「国士無双!!!」 白「ぐああああああああああああ」 發「さて、私との戦いの前に本気を出してしまってもいいのか?」 西「…」 發「それでは最後の戦いをはじめようではないか!!」 西「ぐっ!!」 西(初っ端から飛ばしてきやがった…これは役満クラスの手だ!) 發「どうした!!貴様の国士を目指すには中張牌をきらなければならないのだぞ!!」 西(これを捨てたら負ける…しかし捨てなかったら俺の攻撃は当たらない…どうすれば……) 東「自分を信じるんだ」 九萬「美味しい飯作って待っとるよ!!」 西「親父!?」 中「貴方は正義の心に溢れた子よ」 西「かーさん…」 北「帰ってこなかったら承知しないんだからね!」 西「北…」 西「見つけた…」 發「なに?」 西「一つだけ見つけたよ…お前を倒す方法」 發「面白い…やってみろ!!」 西「ぬおおおおおお!!」タン 發「フハハハハ!!ヤオチュー牌を切っているではないか!それでは我輩に国士はあたらん!!」 西「馬鹿野郎…河を見てみろよ…」 發「何?こ、これは!!」 西「これで完成だ…」 發「しかし!最後のヤオチュー牌を切ることは貴様の死を意味するんだぞ!!」 西「構わねえさ…くらえ…流し満貫!!」 發「ぬおおおおおおおおおおおおおおお」 西「勝った……ぜ」バタッ 久「この戦いで大魔王の血を引く者はこの世から消え去った…彼は自分の命と引き換えに世界を平和から守った」 まこ「そんな彼にいつでも会える場所」 京太郎「彼が命と引き換えに守った場所」 優希「彼を想いつづけた者のいる場所」 咲「彼を育て、成長を見守った場所」 全員「そんな場所清澄高校麻雀部!入部歓迎!」 久「はい、以上麻雀部入部説明会を終わりまーす」 ムロ(こんなんでいいのか!?)ガビーン おわり
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2123.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1356626305/ このSSは以下のSSの設定を引き継いでいます 京太郎「クリスマスなのに何の予定もない」 --須賀家-- ゴシゴシ…… 京太郎「うーむ、汚れが綺麗に取れるな……さすがハギヨシさんに教えてもらった龍門渕グループの洗剤だ」 優希「京太郎ー」 京太郎「なんだー?」 優希「おばさんがそろそろお昼だし休憩にしようって言ってるじぇ」 京太郎「おぉ、わかった。 じゃあ俺の部屋行くか」 優希「うん。 労働お疲れ様だじぇ、あなた♪」 京太郎「やめんか、恥ずかしい。 それより悪いな、せっかく来たのに大掃除であんま相手出来なくて」 優希「大丈夫! カピと遊んで退屈はしてないからな! なっ、カピ!」 カピ「キュー」 京太郎「それならいいんだけどな……なんにしろ掃除中はカピには部屋の外に出てもらわなきゃいけないから助かった」 優希「私、プール付きの部屋なんて初めて見たじぇ」 京太郎「カピバラってかわいいんだけど世話が大変なんだよ」 優希「そうなのか?」 京太郎「ああ、トイレは水の中だし、歯を削らせないと柱とかコードとかかじっちゃうし、 病気になっても診てくれる動物病院が少ないし、暖かい場所の動物だから 温度調節出来る環境も必要だし……特に長野は寒いからな」 優希「そうかぁ……結構大変なんだな」ナデナデ カピ「キュー」 京太郎「まっ、だからこそ世話のしがいがあるのかもしれないけどな。 そういえば優希、お前の昼はいつものタコスでいいか?」 優希「うむ、今日も愛情たっぷりの京太郎特製タコスを頼む!」 京太郎「了解」 京太郎(それに、世話かかるのはもう2人いるしな……咲とか隣のこいつとか) 優希「……今、変な事考えなかったか京太郎?」 京太郎「いや、別に」 京太郎「ふぃー……労働の後のお茶は格別だな」 優希「今日も京太郎の作ったタコスは美味しいじぇ♪」 京太郎「ははっ、そりゃ光栄だ」 優希「思えば京太郎も昔はひどかったじぇ……タコスミタコスとか」 京太郎「おい、やめろ。 今なら師匠もいるしあんなミスしないっつーの」 優希「麻雀ではまだまだミスしまくりだけどな!」 京太郎「い、いちおう、直撃はそれなりに減っただろ! 来年こそ一回戦突破、いや、全国に行ってやるさ!」 優希「言うだけなら誰にでも出来るじぇ」 京太郎「ぐ」 京太郎(そうなんだよなあ……来年になったら新入生も入ってくるし、もしかして本格的に俺いらなくなるんじゃ……) 優希「……なんなら私が色々教えてあげてもいいぞ?」 京太郎「えっ?」 優希「わ、私は天才だしな! 京太郎に教えながらだって自分の練習は出来るじぇ! だから……」 京太郎「……ぷっ」 優希「! な、なんで笑うんだじぇ!?」 京太郎「だってお前……顔赤いじゃないか」 優希「うえっ!?///」 京太郎「他にも色々考えてるのはバレバレだから、そっちも素直に言ってくれていいのにさ」ナデナデ 優希「うう……」 京太郎「まあ、教えてくれるなら素直にお願いするよ、頼むぜ優希先生?」 優希「お、おう! 任せておけ!」 京太郎「さて休憩終わり! 大掃除の続きしてくるかー」 優希「い、いってらっしゃいだじぇ」 京太郎「ああ、いってくるな」 パタンッ 優希「ふう……京太郎のやつ、最近いつもより優しくてちょっと戸惑っちゃうじぇ……」 優希「クリスマスに来た時ちょっとだけ期待はしてたけど、まさか本当に付き合えるなんて思わなかったな……」 優希「……えへへ///」 京太郎「やっと終わったぜ……本当悪いな、結局一日中大掃除だった」 優希「ううん、ちょくちょく構ってくれたから寂しくはなかったじぇ。 今だってこうして送ってくれてるし」 京太郎「女の子には優しくしろって師匠に教えられてるしな。 それが付き合ってるとなると尚更、だろ」 優希「……///」 京太郎「優希?」 優希「バカ京太郎……不意打ちにも程があるじぇ///」 京太郎「あー……すまん。 なんだかんだでやっぱり浮かれてんのかも、俺」 優希「い、嫌じゃないけどな!」 京太郎「ん、ありがとな。 おっ、着いたぜ」 優希「あ……もうちょっと一緒にいたかったじぇ……」 京太郎「また明日会えるじゃないか。 そりゃ明日は皆で集まるから2人きりとはいかないけどよ」 優希「うん……」ションボリ 京太郎「……しょうがねぇなあ」スッ 優希「えっ、京太郎……んっ」 京太郎「……」 優希「……」 京太郎「……ふう」 優希「……ぷはっ、はあ、はあ……」 京太郎「なんだよ、息止めてたのか?」 優希「だっ、いきな、おま、こんな!///」 京太郎「なに言ってるかわかんねーぞー」ワシャワシャ 優希「ふぁ! な、撫でるなバカー!///」ゲシッ 京太郎「うおっ!?」 優希「京太郎のバカ、変態、発情犬ー!///」タタタッ、バタンッ 京太郎「いてて……あいつ思いっきり脚蹴りやがって」 京太郎「……さすがにいきなりすぎたか?」カチャ…… 京太郎「ん?」 優希「……///」ジー 京太郎「優希?」 優希「お、送ってくれてありがとうな! ま、また明日だじぇ京太郎!」バタンッ 京太郎「……」 京太郎「……どうやら嫌われてはいなかったみたいだな」 京太郎「帰るか……」スタスタ 京太郎「……」スタスタ 京太郎「……」タタタッ 京太郎「……うがああああっ!!///」ダダダッ 京太郎「なに冷静に考えたらすげぇこっぱずかしい事してんだよ、俺は!」 京太郎「それになんだよ、あれ! なんなんだよ、おい!」 京太郎「ちょっと前まで平気でスカートめくってたような優希が、今じゃあんな顔真っ赤にして照れて……」 京太郎「かわいすぎるんだよ、バカヤロー!」 --翌日-- 京太郎「ちーっす」 咲「あっ、京ちゃん! 久し振り!」 京太郎「久し振りって……一週間も経ってないだろ」 咲「わかってないなー、京ちゃん。 ほら、和ちゃんと優希ちゃんを見てみなよ」 優希「のーどちゃん、久しぶりー!」ガバッ 和「久しぶりですね、ゆーき」 優希「うーん、相変わらずのどちゃんは抱き心地抜群だじぇ」スリスリ 和「もうゆーき。 くすぐったいからやめてください」 優希「えー」 和「えー、じゃありません」 咲「ね?」 京太郎「いや、何が、ね?なんだよ」 咲「久しぶりって言われて一々揚げ足取るのは、京ちゃんくらいって事!」 京太郎「なんだとー、そんな生意気な口を利くのはこの口かー?」 咲「ひょ、ひょうひゃん、ほっへた、ひっはらないでよー!」 京太郎「ふん、今日はこのくらいで勘弁してやろう」 咲「ううっ……ひどいよ京ちゃん」 カチャ 久「どうやら皆、相変わらず元気にやってるみたいね。 安心したわ」 まこ「風邪も流行っとるみたいじゃが、どうもうちには関係なさそうじゃのう」 優希「あっ、部長に染谷先輩だじぇ!」 久「優希、私はもう部長じゃないわよ? 今の清澄高校麻雀部の部長はまこなんだから」 優希「そういえばそうだったじぇ……」 京太郎「おーい、優希! ちょっと来てくれよ」 優希「おーう! じゃあまた後でだじぇ、部長ー!」 和「またゆーきったら……竹井先輩、染谷部長、お久しぶりです」 久「久しぶり和、クリスマスは楽しんだかしら? 何かいい話とかなかった?」 和「私は家族と過ごしましたから特に何かあったかと聞かれると……」 久「あらあら……それじゃあ咲は?」 咲「私ですか? 私は東京でお姉ちゃんと一緒でしたけど」 久「あー……確かにそれも大事ね、うん。 でもあなた達もうちょっと浮いた話とかないの?」 咲「浮いた話、ですか?」 久「そっ。 まこも家の手伝いだけだったらしいし、うちにはどうも部活以外に高校生らしい青春が足りないわ」 まこ「あんたも同じじゃろうが」 久「私はいいの、受験生だから。 でも咲も和も早い内になんとかしないと、 ズルズル年取って麻雀しか取り柄がない実家でお母さんにメロン切ってもらうようなアラフォーになっちゃうわよ?」 和「なんなんですか、その具体的すぎる例は……」 咲「あはは……確かにそれはちょっと嫌かも」 久「はあ……どうやら私の卒業までここにはそういう話題はなさそうね」 和「えっ」 まこ「んー? どうしたんじゃ、和」 和「いえ、なんでも……」チラッ 久「なに、気になるわね」チラッ 優希「何してるんだ京太郎! そこはこっちの牌を捨てるべきだじぇ!」 京太郎「あっ、そうか……悪い悪い。 じゃあ改めて……あ」ロン 優希「あ」 京太郎「おい、優希~?」 優希「て、てへへ……失敗失敗だじぇ」 京太郎「お前なあ」 久「ああ、そういえば優希と須賀君には今年のクリスマスどうしたか聞いてなかったわね」 咲「京ちゃんの事だからまた家で過ごしてたと思いますけどね……」 まこ「優希のやつもあまり浮いた話はなさそうじゃな」 和「えっ」 咲「えっ、なに和ちゃん……そんなに驚いてどうかしたの?」 和「い、いえ……」 久「優希ー、須賀君ー、ちょっといい?」 京太郎「なんですか?」 優希「なんですかだじぇ」 久「いや、あなた達は今年のクリスマスどうしたのかなーって」 京太郎「ああ、それはですね……いいか、優希?」 優希「ん……別に隠す事でもないしな」 京太郎「そうか。 あのですね部長、ちょっとお話があるんですけど」 久「どうしたの、改まって」 京太郎「実は……俺、優希と付き合う事になりました」 久「えっ」 咲「ええっ!?」 まこ「ほう」 和「……」 久「はぁ~……まさかあなた達がねぇ、いつから?」 京太郎「クリスマスから、ですね」 和「!?」 まこ「まあ、優希は確かにわかりやすいくらいアピールしてたからのう。 しかし京太郎がそれに応えるとは」 優希「うっ、バレバレだったのか……京太郎は全然気付いてくれなかったのに」 咲「……でも、いいことだね。 うん、2人共おめでとう」 京太郎「はは、ありがとうな咲」ナデナデ 咲「もうー、彼女持ちがあんまりこういう事しない方がいいんじゃないの?」 京太郎「ああ、それもそっか」 優希「やきもち妬いちゃうじぇ、あなた♪」 京太郎「やめろっちゅうの」 和「ちょっと、待ってください!」 優希「のどちゃん?」 和「ゆーき、本当にあなた達はクリスマスから付き合いだしたんですか?」 優希「う、うん……そうだけど」 咲「の、和ちゃん、本当にどうしたの? さっきからなんか変だよ?」 和「だ、だって……おかしいじゃないですか」 久「おかしいって……何が?」 和「だって、そうなると……」 和「ゆーきと須賀君は、付き合う前から2人きりで泊まりがけの旅行をしていた事になってしまうんですよ!?」 優希「のどちゃん!?」 久「へぇ、そんなことしてたの」キラーン 咲「わあ……京ちゃん達、大人ー……」ドキドキ まこ「最近の一年は進んでるんじゃなあ」 和「付き合っているならともかく、まだ付き合う前からそんな……そんなオカルトありえません!」 優希「のどちゃん! それは内緒にしてくれるって……」 京太郎「あっ、これやぶ蛇だ」 久「ねぇ、優希」ガシッ 優希「えっ……」 咲「ちょっとその旅行について聞きたいなあ」ガシッ 優希「あ、う……」 まこ「部長としては部員間で何があったか知らんといけんし……まあ諦めてくれ」ガシッ 久「さぁ、尋も……じゃなかった! 特訓するわよー!」ニヤニヤ 咲「竹井先輩! 優希ちゃんが点棒減らす度に色々聞くのがいいと思います!」キラキラ 久「いい考えね。 それじゃあさっさと対局を始めるとしましょう!」ニヤリ まこ「すまんの優希、この元部長さんは受験勉強のストレスで面白い事に飢えとるんじゃ」 優希「あわわわわわ、た、助けて京太郎ー!」 京太郎「……悪い、無理」 優希「は、薄情者ー!」 咲「優希ちゃん、麻雀を楽しもうよ!」クツシタヌギーノ 久「トバしたら何を聞いちゃおうかしら、ふふふ」カミシバリーノ まこ「まあ、直撃狙いをどう流すかの訓練にはなるじゃろ」メガネハズシーノ 優希「じぇぇぇぇぇ……!」 京太郎「すまん優希……この埋め合わせは必ずする」 和「須賀君!」 京太郎「和……」 和「あの、私もしかしてとんでもない事を」 京太郎「あー、まあ確かに付き合う前からそんな旅行してた俺達も軽率だったし……和が驚くのも無理ないから気にすんなって」 和「私の育った環境からしたら考えられませんでしたから、つい……優希には悪い事をしてしまいました」 咲「それロンだよ、優希ちゃん!」 久「ロンね」 まこ「すまんのう、ロンじゃ」 優希「」 京太郎「女の好奇心ってこえぇ……」 和「あの、須賀君」 京太郎「優希、マジごめん……えっ、なんだ和」 和「私も須賀君に聞きたい事があります」 京太郎「なんだよ……」 和「須賀君、あなたは本当に優希が好きで……」 京太郎「好きだ」 和「即答、するんですね」 京太郎「本心だからな」 和「そう、ですか……須賀君……優希を、私の大切な親友を、よろしくお願いします」 京太郎「ああ、まかせてくれ」 和「泣かせたら承知しませんからね」 京太郎「……ああ、善処するよ」 咲「ロン! あっ、優希ちゃんのトビ終了……」 優希「じゃあこれで……」 久「次の半荘ね♪」 優希「!?」 まこ「だから言ったじゃろう、諦めんさいと」 優希「誰か助けてぇ……」ウルウル 京太郎「早速破りそうだけど」 和「……すみません」 優希「ひどい目にあったじぇ……」 京太郎「お疲れ様、って言っていいのかどうか」 優希「うるさい、裏切り者」 京太郎「悪かったって……まさか立てなくなるくらいボロボロになるとは思わなかったんだよ。 だからこうして背負って帰ってるんじゃないか」 優希「それくらい裏切り者への罰として当たり前だじぇ。 それにしても、今日は咲ちゃん達が本気で怖くなった……」 京太郎「全国大会レベルで楽しんでたっぽいからな……」 優希「なんか後2年は清澄の天下になりそうだじぇ」 京太郎「だろうな……来年はお前に咲に和に染谷先輩、再来年だって 染谷先輩が卒業してもまだ3人いるしな。 清澄はまだまだいけるさ」 優希「……京太郎も」 京太郎「ん?」 優希「京太郎もその1人だじぇ」 京太郎「えっ、だけど俺は……」 優希「来年は見せてくれるんだろ? 私に京太郎が全国に上がる瞬間を」 京太郎「……」 優希「来年はきっと新入生も入るから、雑用だって京太郎に任せっきりにはならないじぇ」 優希「だから……来年になっても退部なんてしないよな?」 京太郎「……」 優希「京太郎?」 京太郎「はっ、やめるわけないだろ。 せっかくお前が教えてくれるんだし、 だいたい俺がいなくなったら誰がお前のタコス作るんだよ」 優希「そうか……なら、よかった、じぇ……」 京太郎「優希?」 優希「スー……スー……」 京太郎「寝ちまったか」 京太郎「……ありがとな優希。 お前のおかげでもう少し頑張れそうだわ」 京太郎「いっちょ目指してやるよ、清澄高校男女全国進出をな」 京太郎「だからお前も俺のそばにいてくれよ?」 優希「京太郎……むにゃ、大好きだじぇ……」 京太郎「俺も大好きだぜ、優希」 カン! --おまけ-- 咲「あっ、京ちゃんに対局の約束するの忘れてた……」 咲「まっ、いっか。 今度でも」 咲「優希ちゃん、なんだかんだで嬉しそうに話してたなあ……すっごく幸せそうだった」 咲「私もいつかそんな相手が見つかるのかな?」 咲「んー、わかんないや。 咲ちゃんの先の事はわかりません……なんてね」 咲「……ちょっと文学少女的にインスピレーションが湧いてきたかも」 咲「ちょっと書いてみようかな……えっとタイトルは、うん、これにしよう!」 咲「【雑草少年とタコス少女】!」 もいっこカン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/10062.html
前話 次話 京太郎インタビューその7 全国大会二回戦の激戦を制し、見事勝ち残った清澄高校。 前回SK君と関わりがあった宮守高校は敗退してしまった。 勝者インタビューも兼ねて、SK君にはその事についてどう思っているのか聞いてみようと思う。 清澄高校の二回戦突破、おめでとうございます。 京太郎「ありがとうございます。いやー、正直ヒヤヒヤした場面もありましたけど、安定のポンコツ魔王でしたね」 私共から見ても、他三高を威圧してるように見えました。 京太郎「強そうな相手だと対局中に吐き気を催したり涙目でビクビクしてたりする癖に、なんなんでしょうねあいつ」 宮守高校の方々は敗退してしまい、残念でしたね。 京太郎「あー……。まぁみなさん三年生で最後ですし良い人達ですから、正直うちと一緒に勝ち残ってほしいなーと思ってたんですが、勝負の世界ですからね。代わりにどっちかに負けてほしいとかは無いんですけど」 大将戦の宮永さん、何やら宮守高校や永水高校の方を特に威圧していたように見えましたが、それについては? 京太郎「えーっと……本人にどうこう聞いた訳じゃないですし、俺にもなんでなのかは分かんないですね。多分あいつの中でそうする必要があったのかもしれません」 ……そうですか。 京太郎「それで、前回から今回までの話ですよね」 ええ。何かあれば。 京太郎「面白エピソードっていうと、そうですねー……。二回戦の前日に手が空いたんでゲーセンに立ち寄ったら、千里山の江口セーラさんと姫松の愛宕洋榎さんがガン○ムの格ゲーでガチバトルしてた事ですかね」 詳しく。 京太郎「格ゲーって言っても3Dフィールドで機体同士のガチンコバトルするアレなんですが、どうやら何かを巡って喧嘩してるらしく、平話的にゲームで決着着けようとしてるみたいで」 そこは麻雀じゃないんですね。 京太郎「それは大会で着けるつもりなんでしょう。で、大分前から台に張り付いてたみたいで「これで13勝や! さっさと負け認めぃや男女!」「うっさいわダアホ! 一勝リードしたくらいで調子乗んなや!」みたいな感じで罵り合いながら、ある意味仲良くゲームしてました」 迷惑行為ではないですか? 京太郎「それが二人共有名人で、しかも結構な腕しましたから、参加者も観戦者も盛り上がっちゃって。プチゲーム大会みたいな空気が出来てたので、迷惑にはならなかったですね」 それで、S君はそれに参加したと? 京太郎「いえ、ガ○ダムはやらないわけじゃないんですが、実力が劣りそうでしたし、熱狂してたので入りづらくて。そっちには入りませんでした」 あらら。 お二人がバトってるのを遠目に見た後、S君はどうしてました? 京太郎「太○の達人で遊んでましたね」 腕の程は? 京太郎「得意の曲なら「難しい」でフルコンボ出来るくらいです」 ほほう。結構な腕前ですね。 京太郎「ハギヨシさんは隠れの最高難易度初見で全曲ジャストタイミングフルコンボかましますけどね。しかも二面同時を片手ずつで」 それはきっと比べたらいけない領域の人です。 京太郎「ですね。で、まぁその時はもうちょいでフルコンボ出来そうな曲やってて、三、四回目ぐらいでフルコンボ出せたんですよ」 その時になにかあった? 京太郎「何かあったというか、ええ。フルコンボ出した直後に後ろから「うわすっご! 君めっちゃ上手いやん!」って声掛けられまして」 どなただったんですか? 京太郎「振り向いて見てみたら、千里山の清水谷竜華さんと園城寺怜さんがいましてね。ええ、びっくりしましたよ」 何故そのお二人がそこに? 京太郎「どうやら中々帰ってこない江口さんを迎えに来たそうなんですが、愛宕さんと決着着けるまでは意地でも帰らないっつって台に張り付いちゃって、仕方無いからそれまでそこで時間潰してる事にしたらしいんです」 意地っ張りなんですね。 京太郎「それで適当にぶらついて、太鼓の○人をやってる俺の後ろで順番待ちしてたみたいで」 有名人のS君のプレイを鑑賞してたと。 京太郎「いえ。プレイ終わって振り向いてから俺って気付いたみたいです」 知らない男の子にそんなフレンドリーに話し掛けたんですか。 京太郎「動画で知ってるにしてもちょっと無警戒かと思いますがね。で、まぁ俺の方も大会に出てる有名校の人はチェックしてたので二人の事は知ってて」 有名校と言っても結構な人数がいると思いますが、よく覚えていられますね? 京太郎「んー。まぁ印象に残ってる人なら出てくる程度で、そうじゃない人は自信無いって程度ですけどね。二人は印象に残ってる方でしたから」 美少女だからですか? 京太郎「それもあるんですけど、なんか噂とか部長の見立てとかで、麻雀の対局中に未来が見えるとかゾーンに入るとか聞いてまして」 あー……。 京太郎「本人にそれとなーく聞いてみたら「せやでー。あとうちはリー棒を縦に立てる事も出来るんや。すごいやろ?」って軽く言われたんで、更に困惑しましたね」 それで、その後その二人と遊んでいたんですか? 京太郎「そうですね。「これも何かの縁や。折角やし、セーラの方が終わるまでおねーさん達と一緒に遊ぶか?」と言われまして」 綺麗所のお二人に誘われたら、S君も断る理由が無いでしょうしね。 京太郎「偏見かもですけど、関西の人って初対面の人と距離を詰めるのが早いですよね」 平均的に言えば関東人より関西人の方がその傾向にあるかもしれませんが、その二人は中でも特殊かと。 京太郎「そうですよね、やっぱ」 あと距離を詰める云々についてはS君に言われたくないと思います。 京太郎「なにゆえ!?」 それで、どのようなゲームをしていたんですか? 京太郎「それはまぁ色々ですけど、例えばエアホッケーとかですね。2対1で二人を相手にしたんですけど、園城寺さんが両手持ちで中々的確なショット放つんですよ」 清水谷さんは豪快にショットして、その大きな胸も豪快に揺れたのが容易に想像つきますね。 京太郎「やかましいでーす」 京太郎「一番印象に残ったゲームは、ガンシューティングゲームですかね」 というと? 京太郎「最初は園城寺さんと清水谷さんでプレイしてたんですけど、ゲームの内容がゾンビとかのキモグロい生物撃ってくやつで、そういうのが苦手な清水谷さんは悲鳴上げながら滅茶苦茶に撃って、弾切れになってもリロードせず引き金引きまくって「きゃあああ! なんで!? なんで弾がでぇへんの!? いやぁ来んといてー!!」ってなって、そのままゲームオーバーしてまして」 傍から見てるとすごく面白いやつですねそれ。 京太郎「隣の園城寺さんも「リロードせんかったらそら弾は出んやろ……」って呆れてましたね……」 清水谷さんはそこで心折れちゃいました? 京太郎「ええ。へたり込んで「もういややー……なんでわざわざお金払って怖い思いせなアカンの……?」と割とガチ泣きで」 園城寺さんは耐性ある方でしたか。 京太郎「あの人によると「わかっとらんなー、竜華。怖いキモいグロい敵やからこそ、頭パーンさせた時にスカッとするんやで」とのことで」 見た目からは想像もつかないアグレッシブさですね。 京太郎「それで、俺が清水谷さんと交代して、園城寺さんと二人プレイで遊んでたんですが」 S君の腕の程は? 京太郎「まぁそれなりに。園城寺さんも結構なもので、途中まではいい感じに進めてたんですがね」 何か問題でも? 京太郎「10ステージある内の4ステージ終わった辺りくらいですかね。園城寺さんが「あ、あかん……! 腕が上がらなくなってもーた……!」と」 えぇ……。 京太郎「どうやら銃の重さに腕が長時間耐え切れず、画面に向けて撃てなくなっていたそうなんですよね」 それだけ長い時間、清水谷さんとプレイしていたんですか? 京太郎「いえ。ワンプレイで速攻終わってたんですけど。お二人が「ひ弱でごめんなー、ほら。うち病弱やから」「病弱アピールやめや! プレイ中なんやで!?」「うちはもう、戦えん……これは君に、託すで!」というやり取りをして、園城寺さんが持ってた銃を俺にパスして」 図らずも二丁拳銃スタイルですか。 京太郎「ステージが切り替わる場面で、戦闘中じゃ無かったのが幸いですかねー……」 急に二丁拳銃でプレイすることになったので、戸惑いませんでしたか? 京太郎「まぁ急に渡されたのはマジで!? って感じですけど、実はガンシューティングする時に二丁拳銃スタイルをちょくちょく練習してましてね」 何故? 京太郎「男だからです」 二丁拳銃って難しくないですか? 京太郎「これも実はなんですけど、俺両利きなんです」 両利き? 京太郎「ええ。まぁ普段使いは右なんですけど、同じくらいの作業は出来ますね。それもあって、まぁ結構ガンガン撃てるんですよ」 成程。それで、どのぐらいクリアできましたか? 京太郎「ギリギリでしたけど、なんとか全ステージクリアしました」 すごいですね。普段からガンシューティングは上手い方ですか? 京太郎「どうでしょう。いつもは最終ステージ中とかその前とかでやられるんですけど、その時は良いとこ見せたくて気合入ったかもしれませんね」 清水谷さんと園城寺さんの反応はどうでしたか? 京太郎「後ろのベンチで座ってて、清水谷さんは目をキラッキラさせて「すごいやん! かっこよかったでS君!」ってすごい勢いで拍手喝采を贈ってくれて。園城寺さんはその膝を枕に寝そべりながら「お疲れちゃんやー」とひらひら手を振ってましたね」 ゲーセンのど真ん中で膝枕されてたんですか? 京太郎「割と端の方でしたし、他の人はガンダ○の方に寄ってたんで、注目はされてなかったと思います」 そういう問題ではないのですが……。 京太郎「まぁ、二人にとっては日常的にやってることみたいなので、人目を憚るものでもないんでしょう」 京太郎「それで、ガ○ダムの方は決着着いてなかったみたいですけど、清水谷さんの方に連絡が入って、ぼちぼち帰らなきゃいけない時間になったみたいで」 その場で解散となったと。 京太郎「ええ。けど、お二人にまた遊びたいからと連絡先を交換しようと申し出がありましてね。もちろん喜んでと受けたんです」 着々と女の子の連絡先が増えていきますね。 京太郎「ですよね。一期一会とは言いますが、もう少し個人情報を大切にした方がいいかと」 それはS君にも言えることですが。 京太郎「俺はあれですよ。連絡先はとりあえず交換しておきますけど、相手が段々連絡してこなくなって自然消滅するタイプなんで」 残った人とは連絡をずっと取り合ってるんですか? 京太郎「そうですね。中々そういう人とはいないんですけど」 それでは、最後に何か一言。 京太郎「純粋に疑問なんですけど、愛宕さんと江口さんは何を賭けてあんなに熱くなってたんでしょうか?」 洋榎「なんっでウチには会いにきとらんねん!!」 恭子「江口セーラとゲーセンでバトってたって、あん時か……」 絹恵「お姉ちゃん迎えに行ったんは私やけど、S君もおったんやなー」 漫「主将、S君に会いたかったんですか?」 洋榎「乳もぐぞデコっパチ」 漫「なんでそこまで言われなアカンのですか!?」 由子「じゃあなんなのよー」 洋榎「おんなじゲーセンにいて、セーラんとこは会って、ウチらんとこは入れ違いになっとると、なんちゅーかこう……負けた気になんねん!!」 恭子「さっぱり分からん……」 恭子「というか主将。S君も言うてたけど、何をそないに熱くなっとったんですか?」 洋榎「それが聞いてや。セーラのやつが出会い頭、ウチに「30円返せや」ちゅーって喧嘩売ってきてな?」 漫「喧嘩も何も正当な要求やないですか……」 洋榎「何言うてんねん! 30円とかむしろウチが貸しとるくらいや! それをあの学ラン女はすーっかり忘れていけしゃあしゃあと!」 絹恵「あー、それで言い合いになってガン○ムに発展したんやな……」 由子「それで争った結果三千円も使ってたら本末転倒なのよー……」 洋榎「ウチが許せんのはなぁ! 金やないねん! 借りパクしといてそれを忘れて、逆に貸したよーな面晒して返せーっちゅう神経なんや!」 セーラ「つまり! あの三千円は、言うなりゃプライドを賭けた三千円なんや! 30円に賭けたもんやない!」 泉「30円を借りた貸したで賭けるプライドって……」 浩子「元が元じゃどっちにせよしょーもない争いですやん」 セーラ「しょーもなくないわ! 俺はな! 今回こそあのギャグ顔ポニテに負けを認めさせて「申し訳ありませんでしたセーラ様。ウチが悪かったです」と言わせるつもりで」 浩子「まぁそのしょーもない争いはさて置き」 セーラ「しょーもなくないて!」 浩子「お二人は雑誌や動画で噂のS君と会ったそうで」 怜「せやでー。セーラが喧嘩してる間、しっぽりと遊ばせてもろたわー」 泉「いや言い方……」 怜「カッコよかったでー? うちが抜けた後からゾンビがぎょーさん出るようになってきたんやけど、それを両手の銃でバンバンバンバン薙ぎ倒してってなー」 浩子「あそこのガンシューティングゲームはゲーマーの間でも難しい事で結構有名みたいやそうですけどね。全クリは中々いないと」 怜「やっぱあれが効いたんかなー」 泉「あれ?」 怜「きょーくんがプレイしとる後ろでうちがな。「クリアしたら膝枕したるでー。りゅーかが」ってゆうたら、気合入れ直して「おっしゃー!!」ってな。目に見えて殲滅速度上がってたんよ。動画では言っとらんかったけど」 セーラ「スケベ心全開やないか……」 怜「変にムッツリなんより、それくらいわかりやすい方が好きやけどなーうち」 浩子「で? したんですか、膝枕」 竜華「いや、それは……だって会ったばかりの男の子に膝枕するなんて恥ずかしいやろ……」 セーラ(人目も憚らず膝枕してるんは恥ずかしくないんか……) 泉(やっぱりなんかズレとるよなぁ、この先輩……) 浩子「それはそれは。S君もさぞやガッカリしたでしょうねぇ」 竜華「し、しとらんもん。須賀君も怜の冗談やって分かってくれたし……」 怜「内心ガッカリしとったのを隠してたやつやろ、あれ」 竜華「そないなこと言うても……」 怜「しゃーないなぁ。今度きょーくんに会うたら、りゅーかの代わりにうちが膝枕したるか」 竜華「ア、アカンで怜! 怜が男の子の頭を膝枕なんかしたら、怜の太腿が折れてまう!」 怜「うちの太腿どんだけスカスカやと思ってんねん」 某シューティングゲームにおいて全国ランキングに載ったSKと思しきスコアから、記念に越えようとするプレイヤーが増えたという。 カン 前話 次話
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/537.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1343554133/ 京太郎「はあ、麻雀もの……でも俺麻雀打てないんですけどいいんですか?」 監督「大丈夫、君は初心者という設定だからね」 京太郎「ならいいんですけど……麻雀がテーマじゃあかわいい女の子は期待出来ないな~、な~んてハハハ!」 監督「ああ、それは大丈夫。この企画書を読んでみてくれ」 京太郎「どれどれ……む!?」 京太郎「こ、これ出てくるの女の子ばっかりじゃないですか!」 監督「少女たちが麻雀で闘う話なんだよ。それもかわいい子がいっぱいだ」 京太郎「しかも俺の役は、主人公の『宮永咲』が居る清澄高校麻雀部唯一の男!?」 京太郎「主人公とイチャイチャしながら他の女の子ともイチャイチャできる最高の役じゃないですか!!」 監督「あ、ああ……」 京太郎「主人公は最強で、俺は初心者という設定……これも後々何かありそうだ!」ワクワク 監督「う、うむ……」 京太郎「今まで、頑張って来て良かった……監督、俺頑張りますから!!ありがとうございます!それじゃ!」ガチャ 京太郎「やったーー!!」 プロデューサー「監督!やっぱりこの役は他の人に!彼が可哀想過ぎます!」 監督「俺だって……だが、あの嬉しそうな笑顔を見たらもう何も言えないじゃないか……」 プロ「あんな好青年に……こんな事って……!」 監督「須賀くん……すまない……!」 京太郎「こんにちは!須賀京太郎です!」 咲「あ、はじめまして!咲です!よろしくお願いします」 京太郎(か、可愛い!!この娘が主役の咲ちゃんか~、ドキドキ) 和「和です、よろしくお願いしますね!」 京太郎(こ、この娘も可愛い!む、胸が……oh) 優希「優希だじぇ!よろしくなー!」 京太郎(元気な娘だな、何かこっちまで元気になるぜ!) まこ「染谷まこじゃ、よろしくな」 京太郎(やっぱり眼鏡の子も居た!可愛いな~) 久「部長役の竹井久よ、よろしくね須賀くん」 京太郎(び、美人だ……!クールな雰囲気……!イイ!) 京太郎「これからよろしくお願いします!」 京太郎「ふぅ~……最初だから緊張したけど、上手く行って良かったぜ!!」 京太郎「俺が和を見て妄想するシーンで咲が嫉妬してたのがすっげー可愛かったな……」 京太郎「タコスの奴は何故かしらんけど俺に懐いたし、先輩方も優しい」 京太郎「こんないい役くれた監督にはいくらお礼を言っても足りない位だぜ!」 京太郎「これから出番も増えてくだろうし、俺も麻雀打てる様にならなきゃな!」 その頃 監督「素晴らしいスタートだった」 プロ「……はい」 監督「そろそろ次の打ち合わせ……行ってくる……」 プロ「くっ……」 監督「君は、これから開催される大会には出られない」 京太郎「えっ!?な、何故?」 監督「団体戦は男子が君しか居ないから……それに、個人戦は」 京太郎「あ~そうか、俺初心者ですもんね、個人戦で負けちゃうのは当たり前か」 監督「ああ……君には悪いが……」 京太郎「何で謝るんですか~!俺にはみんなの応援という仕事があるじゃないですか!」 監督「む……」 京太郎「出番が無い時は麻雀でもやってますよ!」 監督「あ、ああ」 京太郎(じゃあ俺はしばらくは完全に咲たちのサポート役ってわけか……俺が麻雀で活躍するのはまだ先になりそうだな) 予選終了 京太郎「しばらく大会が続いたな……俺の出番も買い出しばっかりやってた気がするぜ」 京太郎「咲たちが全国行けて本当に良かったな~、でも最近咲が麻雀頑張ってるからあんまり話せなかったのは残念、なんて」 京太郎「しかし全国の壁は高く厚い!メンタル的にも厳しくなるから、俺がみんなの助けになるぜ」 京太郎(それに!明日からは待ちに待った合宿!) 京太郎(しかも他校の女の子たちと一緒だぜ!こりゃ~ハプニング満載の予感……おっとイカンイカン) 監督「すまん、ちょっといいか……?」 京太郎「おっ!打ち合わせですね!」 京太郎「えっ……留守番……?」 監督「……そうだ」 京太郎「そんな……俺、もしかしてミスしましたか!?」 監督「そんな事は無い!君はよくやってくれているよ……これは決定事項なんだ」 京太郎「そ、そんな……そうだ、買い出し役は!?タコス買わないと面倒な事に」 監督「大丈夫、タコス買い出し班は既に設置してある」 京太郎「じゃ、じゃあ咲は!?こういうのには甘酸っぱいイベントの一つや二つ付き物でしょ!」 監督「それも……間に合っている」 京太郎「」 監督「君は留守番の間、龍門渕のハギヨシ君と麻雀でもやっていてくれ……」 京太郎「」 京太郎「そうだよな……全国前の大会といったら真面目な話だよな……エッチなハプニングなんて起こしてられないもんなあ……」 京太郎(甘酸っぱいイベントが間に合ってるって何だよ……恋のライバルが現れるのか?) 京太郎(別の男と咲を争うなら、それはそれで美味しいが……何か引っかかる) 京太郎(何か嫌な予感がする……もしかして俺、この作品についてとんでもない勘違いをしてるのか……?) その頃 監督「いいかい、君はこの合宿で咲ちゃんに一気に接近するんだ」 監督「名前で呼び合う約束をする、いいね?」 和「は、はい/////」 (ついに宮永さんと名前で呼び合うのですね……感激です/////) ハギヨシ「どうなさいました?須賀さん?」 京太郎「あの……『咲-saki』とはどういう作品なのか教えてくれませんか」 ハギヨシ「っ……何故です?」 京太郎「いえ、大した事じゃ……ただ、確認しておきたいんです、この作品が、一体どんな作品なのか」 ハギヨシ「……わかりました、これを見てください」ガチャ 京太郎「この映像は……?」 ハギヨシ「須賀くんが見ていなかった部分の咲!咲-sakiの全てです!」 京太郎「……」 京太郎「……」 京太郎「えっ何これは」 京太郎「俺がいない所で女の子たちがキャッキャウフフしてるんだけど……」 京太郎「しかも一部ただの友情というには厳しいシーンもあるんだけど」 京太郎(???) ハギヨシ「須賀くん……くそっ!こんな事って……!!」 京太郎「ゆ、百合……百合シーンがあるのは判るぜ」 京太郎「そういう需要はあるし、これだけ女の子が入れば尚更だ」 京太郎「和にそっちのケがあるのはまあいいだろう(良くないけど)、問題は……」 京太郎「俺全然出てなくね?」 ハギヨシ「須賀くん……もういい、もういいんだ!麻雀やろう!麻雀!」 プロ「知ってしまったね……」 京太郎「プロデューサーさん、これは……」 プロ「咲-sakiは、君と咲ちゃんとの甘酸っぱい恋愛とちょっとエッチなハプニングと、そして熱い麻雀の漫画」 プロ「そう思っていたんだよね?」 京太郎「……はい」 プロ「熱い麻雀は間違ってない」 京太郎「……」 プロ「咲ちゃんとの甘酸っぱいイベントも、あるにはある」 ハギヨシ「相手は須賀くんでは無いじゃないですか!」 プロ「……」 プロ「だが私たちは嘘は言っていない……そうだろ?」 ハギヨシ「じゃあ!須賀くんの企画書は何ですか!騙す気マンマンじゃないですか!!」 『麻雀初心者の須賀京太郎が何気なく部活に誘ったクラスメイト宮永咲は、天才麻雀少女だった!?』 『無名な清住高校麻雀部が全国を目指す青春ストーリー!』 プロ「何一つ嘘ではないだろう?主人公が須賀くんとは一言も書かれていない」 ハギヨシ「くっ……」 京太郎「ハギヨシさん……もういいですよ……」 プロ「わかったね?君はもはや居ても居なくても変わらない端役なんだ」 ハギヨシ「この野郎……!」 プロ「ハギヨシくん……君はちゃんとして貰わないと、龍門渕のみんなも困ってしまうぞ?」 ハギヨシ「う……」 プロ「じゃあ僕は打ち合わせがあるからこれで」ガチャ 京太郎「…ハギヨシさん、ありがとうございました」 ハギヨシ「すみません、大声をあげてしまいました……」 京太郎「いや、俺嬉しかったですよ!俺の勝手な勘違いなのに俺の為に怒ってくれて」 京太郎「今日は俺、帰りますね!お邪魔しました!」 ハギヨシ「須賀くん……」 プロ「……須賀くんに言ってやりましたよ」 監督「そうか……」 プロ「彼、辞めてくれるでしょうか」 監督「彼にこのまま出演してもらうのはあまりに偲びない……他の人に代わってもらおう……」 京太郎「辞めませんよ」 監督「!」 プロ「!」 プロ「な、何でここに」 京太郎「いや、プロデューサーさんがあんな冷たい事言うなんて何か裏があるんじゃないかーって、へへへ」 監督「いいかい、君はもはやこの作品に居る意味は無いんだ!ただの背景、空気なんだぞ!君にそんな所で終わって欲しく無い!」 プロ「そうだ!君の頑張りならみんな知ってるし、今なら他の作品でやり直す事だって……」 京太郎「確かに、分かった時はショックでした。でも、別に俺は目立つキャラでも、咲の恋人役で無くてもいいんですよ」 京太郎「そういうのに憧れてて、なれたと思った時は嬉しかったです」 京太郎「でも、清澄のみんなと一緒に部活して、買い出しに行って、応援して……楽しかった」 監督「予選ではそれでも良かったかもしれないが、しかし、全国ではそれすらほぼ映らなくなるんだぞ!」 京太郎「違うんですよ」 京太郎「俺が嬉しかったのは、咲たちが泣いたり笑ったりしてるのを、一緒に共有出来ることなんです」 京太郎「姿は出てこなくても、セリフは無くても、俺はそこに居て、みんなと同じ時間を過ごしてる。最高じゃないですか!」 監督「き、君は……」 京太郎「みんなは百合百合してるからそういう意味じゃ一人だけど、逆に言えばそれを間近見られる、これって役得ですよ!」 プロ「……」 京太郎「それに監督やプロデューサー、ハギヨシさんっていう友達も出来ましたしね」 京太郎「お二人が俺の事を心配してくれてたのがとても嬉しいです」 ガチャ 咲「ただ今戻りましたー!あ!京ちゃん!」 タコス「サボりとは感心しないじぇ~!」 京太郎「よう、お帰り咲いいててて!いきなり何だよタコス!」 咲「京ちゃん、みんな部室で待ってるよ!行こ?」ニコッ 京太郎「ん?おお、そうだな。じゃあ監督、プロデューサーさん、俺はここで」ガチャン 監督「……彼を選んで良かったなあ」 プロデューサー「……そうですね」 ついに清澄高校麻雀部は全国大会に出場した そこでは様々なドラマが生まれたという しかし京太郎の姿は一度も出てこなかった タコス「うう……決勝緊張するじぇ……」 久「大丈夫よ、深呼吸して」 まこ「いつも通りじゃ!」 和「優希、ファイトですよ!」 咲「優希ちゃん、頑張って!」 だが咲ファンはみな覚えていた 部を影で支え続けた、もう一人の主人公を 京太郎「負けんなよ!タコス!」 おわり
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5668.html
6 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[ ] 投稿日:2014/05/30(金) 00 46 12.20 ID 8xBA9BvJ0 [2/2] 京太郎「おはよう」 朝 行動フェイズ 京太郎「さて……何をしよう」 1.部活 2.サボる 3.自由安価 安価下5 13 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/30(金) 01 00 58.06 ID gJPdrsQE0 麻雀部 京太郎「うーっす」ガララッ ネリー「……///」 京太郎「俺とネリーは恋人になりました! 」 ザワザワ ダヴァン「そうですカー」 ダヴァン「今回も譲ってやりますヨー」 ハオ「驚いた……」 明華「どこか悲しい気持ちになりました」 智葉「奇遇だな、私もだ」 ーーー 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 18 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/30(金) 01 07 12.80 ID yssyt4Cv0 [1/6] 京太郎「LINEするか」 誰とLINEする? 自由安価 安価下3 22 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/30(金) 01 18 31.66 ID YmABPqdB0 ネリー 京太郎のおかげで部活がとってもはずかしかったよ! 京太郎 ごめんごめん ネリー もう、責任とってよね 京太郎 まかせとけって ネリー ふんっだ 京太郎 またこんどな ネリー うん ーーー 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 28 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/30(金) 01 36 56.90 ID yssyt4Cv0 [2/6] 京太郎「雀荘行くか」 ーーー 店員「いらっしゃい」 0~20.わっかんねーなんで前の週で私と結ばれなかったのかわっかんねー全てが分からねー 21~40.シャーマン 41~60.すばらなおもちが! 61~80.プンスコ! 81~99.アラサー ゾロ目 記憶を持った良子かアラサー 33 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/30(金) 01 39 41.53 ID yssyt4Cv0 [3/6] 健夜「よろしく」 京太郎「よろしくっす」 ーーー 京太郎「……」 瞬殺かよ…… ーーー 京太郎「だぁぁ!かなわねぇ!」 健夜「そうだね、まだ難しいかな」 ーーー 健夜 好感度判定安価 ゾロ目±1は引き継ぎ 安価下 38 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/30(金) 01 42 09.53 ID yssyt4Cv0 [4/6] 健夜 18 京太郎「ん、電話だ」 prrrr 誰? 前週キャラは無し 自由安価 安価下3 42 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/30(金) 01 47 33.47 ID yssyt4Cv0 [5/6] 明華の好感度が10上がりました 明華80 京太郎「ネリーって何をあげたらよろこびますかね?」 明華「そうですね、彼女の場合は気持ちがこもっていたらなんでも喜びそうですが」 京太郎「マジですか?」 明華「マジです」 京太郎「天使や……」 明華「バカップルというやつですね」クスッ 43 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/30(金) 01 48 04.85 ID yssyt4Cv0 [6/6] 一日が終わりました ハッピーエンドへーー 47 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/30(金) 01 58 37.19 ID +mE3aDAc0 [1/7] 京太郎「よっ」 なんとなく好きになってました。 よくわからない国の留学生と恋に落ちるなんて思ってもいなかった。 向こうも俺とずっと一緒に居たいらしい。 当然俺もだ。 ネリー「おそーい」 广}___クーく.___{ ̄`ヽ .. / / ,..-‐r r―┬r r--、 }!V、_ /7'.. i |^!... i | | ヒjハi ヽ|! ヾヽ {ハ f' n i、 {"{ n ヾi . |! }!'^゙ |丶弋ツ `゙ 弋;ツ} .|! }! | | i| " '_ " .! .{! o|!、 |、 |ハ .,、 、ノ ,..ィ ノ リ;》=《i ゙、 /. ヽハ! r‐` T"´ !イ' " . . . . \i! r >、. . . . . .ト--、 ,..-/ . . , イス) _ 、 ζ√ーァ\ . . .ヽ / fィ_トrJ しイ., イ ∀ ! `Zf┬‐-≧ーイ . r'´ |_)i } / .,. 彡ミy' /_,.-< ̄`ヽ .. ! 、 i!  ̄ ノ''" ... ..... . ,.ィ i! | ,.へ / ........ . , _,.ノ | i | `>'" .. / \ | i | ∠.._________; .-'"´ __,.イ | i! / `ー┬‐;--------―irイヽ、| ! i | / 「 ̄ `ニY⌒r―''" ̄ ̄i .i! | i ヽ! / | | / L...イ . ./i T|`iー―--┘ i|| {/ ハ! / __/ . // | | . .i____ i! ゙、 } / / ̄_/ . . ./ i || . . i____i|ヽ、| / / / ̄. . . . . . ./ / || . . . . . . . . . . . . ..|!\_| ノ / . ., ィ―-イ L___| └―---r---|!、 . . .|'". <__ | | | | | \ | これからも沢山デートしよう。 カンッ 57 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/30(金) 02 19 22.15 ID +mE3aDAc0 [7/7] 現在解放されているのが ゆみルート シロルート 照 淡 怜は封印中 (ピンチになったらハギヨシ登場を使う機会もない程に怜はコンマを全回避しました。次回怜ルートのピンチ時に使用できます) つぎいっくよー 記憶引き継ぎに関しては とある一定のコンマを引いたヤンデレのみ引き継ぎと考えています(高校が同じキャラの場合)ので、安心して前回選んだ高校も選んでください。 (永水を選ぶ時は一応確認をしますが復讐編かどうかを明記してくださ) 前回ヤンデレだったあの子も……ヒロインだったあの子も……! プロローグ 意識が混濁としている。 酷い夢を見ているようだ。 何回も何回も酷い目にーー 咲……? 京太郎「はっっ……!」ガバッ 京太郎「夢か……」 京太郎「嫌な夢を見てしまった」 京太郎「そんな事よりも今日は入学式だ!」 京太郎「楽しみだな」 可愛い女の子と……うへへ。 次に行く高校は? 前行った高校でもあり 前行った高校の場合は記憶引き継ぎ安価します 安価下13 109 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/30(金) 17 51 23.22 ID QEM7IfVU0 美穂子 35 星夏 276 末春93 純代 20 華菜5 貴子 83 じゃけん始めます 今回は大会を終えた頃の休息期間を描いた龍門渕のお話です(二回目) 夏休みです。 通学路 京太郎「入学してから結構経ったなぁ」 京太郎「皆、本当凄かったなぁ。特にキャプテン」 まぁ、俺も負けないように頑張りますよっと、雑用と一緒に。 京太郎「あ、あれは」 0~20 美穂子 21~40 星夏 41~60 末春 61~80 純代 81~99 華菜 118 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/31(土) 02 49 06.55 ID 74NWIEDb0 未春「おはよう」 京太郎「おはようございます!」 未春「今日も元気だね」アハハ 京太郎「それだけが取り柄です!」 未春「そんな事ないよ、ほらっ部活行こ」 / / --──--- _ _ l l/ ───---_ / `  ̄- _ // ̄´ _ 、´ヽ、 ´/ 、 \`ヽ、\ / / \`ヽヽ ー、 ̄ / / 丿 l \ ヽ、 `ー、/ / 丿 丿 メ l ヽ \ \ // / / / .// /ヘ 、 ヽ ヽ ヽ-、_\、 / / .l / ./ / /ノ \\ ヽ ヽ ヘ、 .ヽ l/' l l _∠-' ゝ_ ヽ │ │ l .│ヽヽ / │ 、 .// - ─  ̄ ー ヽl、 │ l l ヽl / ./l /ヽl .ゝ─ヽ、 _ ー_ l/ヽ ├ヽ │、ヽ // │l、ヽヽl。ol l / ./´。ヽ\ │ //│ l│` \ ´ ̄ l.l ヽ.l .、_l ー、l lo .l l l / / ./│ `` \__ / ヽ ─ ´ l / / / l/ l ヽ ` ─── .´ /´、/│ \ _ / l / 〈. \ ` -` ヘlヽ、 > _ < 〉 ヽ. /l ∥ .ヘ / \ / l ∥ / 〉 / \ / l ∥ /ヽ _ / \ 京太郎「うっす!」 好感度上昇 判定あんか 0~30 小 31~60 中 61~99 大 122 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/31(土) 03 04 24.14 ID bWHJzLTB0 未春の好感度が10上昇 未春 103 純代「……」 純代「ロン」 京太郎「ぎょぇぇー!」 京太郎「やられた~」 京太郎「くそ~」 純代「おしかったね……」 ,. - ‐──-- 、 / / .\ / / ;ィ /^', ト、 . ヽ / / / ! { リ ! ヽ .', ,' / / 彡` ソ ', } ! | r"、 __ ' ミ . | . ,' | /二ヽ `゙ヒ ソヾ ´__, | / ', {.' ` ⊂⊃ ヒ ソ`ー,゙ 〉ヽ_ , ⊂/ { 〉、゙ . 、_ _. ! r-‐| f゙ / \ ,.ノ | ヽ ヽ_ ` _. ,‐ ´ _,.>', \ }、_ /、< \二__. ! }\_ ヘ ` ー 、ィ`ヽ\ { \ ¨ }\`_'"} \ \ ` 、 `ー、 _ノ \\ | /7、 } `゙'ゝ、 ヽ }__.\}____ ノ /、 .', 純代 好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 127 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/31(土) 15 07 25.68 ID /GDSzcuj0 [1/2] 純代 50 星夏「さっ、打ちましょう」 京太郎「は、はい!」 ーーー 星夏「ここはこう……」 京太郎「なるほど」 星夏「ではもう一度打ちましょう」 ーーー 未春「星夏ちゃんって……近いよね、距離」 純代「……」コクッ 星夏 好感度上昇安価 コンマ判定 0~30 小 31~60 中 61~99 大 130 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/31(土) 15 15 43.64 ID /GDSzcuj0 [2/2] 星夏 296 華菜「京太郎、私と打つし」 京太郎「はい!」 ーーー 華菜「まだ弱いなー」 華菜「もっと打つべきだし」 華菜「頑張れよー」 京太郎「」 ーーー 華菜「やりすぎたかな?」 未春「まぁ多少は」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 132 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/31(土) 15 21 59.27 ID UUWxwfft0 [2/2] 華菜 35 京太郎「うへぇ……」 美穂子「あら、大丈夫?」 京太郎「キャッ……キャプテン……」 美穂子「今日も頑張ったわね」 京太郎「全然駄目でした」 美穂子「ふふっ今度教えてあげるわね」 京太郎「それはかなり……すばらですね」キリッ 美穂子「……?」 美穂子「これからも頑張りましょう!」 / / | | i l | | | ハ. i l l | | | | | |. | |.ハ | .| | | | i| .| | | |i | | l | |.. | |. | | | .|i |i | _,,|,|.. |i | | |.. l | |i | | .| | | ,-|''"i|~ | | | | l| /. | ヽ、 li .‐''i"i~~l~゙゙゙`l l/ l/ !~' ̄ ~'| |/ l/| | | ヽ!\! -‐  ̄ _,;;itiil||l"ヽ | | . | | .| | '´iciiiii(´,)'` |i | . |. | .| | ゝ===="‐ ´ |;|..| . | | .| |i , |;l . | . | | .| |ヘ ノ!| | . | | | |゙'ヽ ,,...、 /;;;;| | . | | |i .|;;;;i;;ヽ 、 ´~.´ ,. ';;;i;;l;;;;| i | . | | |.| |;;;;l;;;;;i;;;;;l`' - __ イ .|ー‐,、i;;;| | | . i| | | .| |;;;l;;;;;l/i |/ ~`| |i リー-,,!| | | .| | 〆´ /| / |/'|/;;i!",,,`>、 リ .| .;ヽ;.|' / / / //''~ ヽ 0~30 小 31~60 中 61~99 大 134 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/31(土) 15 30 34.90 ID XKN4dKSb0 [1/4] 美穂子 55 貴子「よし、練習終わりだ」 貴子「福路は全国の個人戦が迫ってるからな、皆も負けないようにもっと練習する事だ」 ハイッ 京太郎「……」 キャプテンは凄いなぁ。 貴子「須賀、どうだ調子は?」 京太郎「絶好調です!」 貴子「まぁ個人戦の時みたいに腑抜けた打ち方をせずに死ぬ気でやれ」 京太郎「は、はい!」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 137 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/31(土) 15 39 01.97 ID XKN4dKSb0 [2/4] 93 行動フェイズ 夕方 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下4 142 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/31(土) 15 52 50.94 ID XKN4dKSb0 [3/4] 京太郎「電話するか」 京太郎「誰に電話しようかな」 前週キャラあり 自由安価 安価下3 148 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/31(土) 16 01 35.02 ID XKN4dKSb0 [4/4] 美穂子 65 京太郎「あ、もしもし」 美穂子「あら、京太郎君。どうしたの?」 京太郎「全国の個人戦、応援してます」 美穂子「本当?ありがとう」 美穂子「皆の分、頑張るけど。期待はしないでね」 京太郎「それでも、応援してます!」 美穂子「ふふっ、ありがとう」 ーーー 行動フェイズ 夜 京太郎の部屋 京太郎「さて、何をするか」 1 「雀荘に行ってみようかな」 2「街をうろうろするかな」 3「メールしようかな」 4「電話しよう」 5「LINEしよう」 6.バイト 7.TwitterとFacebookに登録 8.自由安価 安価下2 152 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/31(土) 16 20 50.85 ID F8ittg5r0 京太郎「TwitterとFacebookを再開するか」 ん?こんな人達フォローしてたっけ? 京太郎「あ、メッセージが飛んできた」 誰だろう? 自由安価 安価下2 156 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/31(土) 16 36 47.28 ID U0ZFMvQ+0 華菜 45 京太郎「池田先輩だ」 かなちゃん 京太郎登録してたんだな 京太郎 久しぶりに再開しました かなちゃん こういうので友達が登録してると暇を潰せそうだし 京太郎 なんですかそれは(笑) ーーー 京太郎「誰かに電話しよう」 前週キャラあり(危険) 自由安価 安価下3 160 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/31(土) 16 44 14.48 ID xUxbQr3L0 未春113 未春「もしもしー?」 京太郎「あ、未春さん」 未春「元気?」 京太郎「は、はい」 未春「それなら良かった」プツッ ーーー 京太郎「?」 京太郎「誰に電話しよう」 自由安価 前週キャラ(危険)あり 安価下3 165 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/31(土) 17 31 46.41 ID T7Bf7F2T0 [1/3] 美穂子65 美穂子「どうしたの?」 京太郎「あ、何度もごめんなさい」 美穂子「大丈夫だけど、珍しいわね」 京太郎「へへっ」 美穂子「?」 美穂子「変な京太郎君」 京太郎「いや、キャプテンとこんなに話すのも珍しいと思って」 美穂子「確かにそうね……これからもっと話せるといいわ」 プツッ 京太郎「うおおおお!」 ーーー 美穂子(私ったら、変な事言っちゃった///) ーーー 京太郎「誰に電話しよう」 自由安価 前週キャラ(危険)あり 安価下3 170 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/31(土) 17 39 26.59 ID T7Bf7F2T0 [2/3] 深すぎる愛で壊れたステルスさんを忘れるな 美穂子75 美穂子「ひゃ、ひゃい!」 京太郎「え?」 美穂子「ど、どうしましたか!?」 京太郎「どうして敬語ですか?」 美穂子「あ、京太郎君!」 京太郎「おかしいですよ?キャプテン」 美穂子「美穂子って呼んで……」 プツッ 京太郎「……」 京太郎「ーー寝よう」 ※眠れません。 一日が終わりました。 171 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/31(土) 17 39 57.93 ID T7Bf7F2T0 [3/3] 京太郎「おはよう」 朝 行動フェイズ 京太郎「さて……何をしよう」 1.部活 2.サボる 3.自由安価 安価下2 174 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/05/31(土) 17 43 06.37 ID y2uE0J4P0 [1/4] 京太郎「夏休みだしな、散歩するか」 京太郎「いってきまーす」 ーーー 京太郎「いい天気だなー」 京太郎「さて、何をしようか」 京太郎「うーん……することがない」 0~50 星夏 51~99 その他 206 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 00 20 07.19 ID F2i7ToyL0 [1/6] 京太郎「?」 小さな可愛らしい子供だ。 京太郎「お嬢さん、迷子かな?」 |./_イ>――‐- 、 ,. - 」k∠_ `ヽ. イ-‐¬''''¬‐ =ト、 \ / ´ \ \ / l | | ト、 \ \ \ \ / | ! | ∥ ! >,-‐+‐い \ \. / / ,' ! | _」ェt |\代≧、 ト、 .!l .\ \ f ,イ | ∨ |イ ト、|\! ヾゝケ弍廴 !l | \ ヽ______ |/ | | . .Vト、!弍'气 \ `l さ, !l ! ` ――――――― |' |仆. い从《 { さ 弋辷シ !l ヽ 从 ヾ|入 ミ, 弋ソ "¨ !l \ 入 \! ,,,, ´ "" /!l \ / ` / ヽ = ,イ || ト、 . / ! f > 、 __.. '´ | || ヽ ! \ | .|、 .! \ _,,!_, -‐" ̄」| \ ! .\ ヽ . . 辷」\ `zM<_ ,ィニニ‐ヽ \\ `''ニ二三三三 `" ¬';;;;;;;;;;;;;Y´;;;;;;;;;;;;;l彳´ ヾト、 \\ !;;;;;;;;;;;r‐!;;;;;;;;;;;;;;;;レ´ \\ \`―――――‐. /;;;;;;;;;ヽレ';;;;;;;;;;;;;,イ }  ̄`"¬ニ二二辷―― f;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;l ! ! `ミニニ |;;;;;;;;;;人;;;;;;;;;;;;;;;;! | ト、 \ 7¨¨´|;/`'―‐く / { \ 、 . /;;;;;;;;;;l.|;;;;;;;;;;;;;;;;〈 | \ \ 廴;;;;;;;;|.|;;;;;;;;;;;;;;;;; \ ノ \ \ 衣「今、お嬢さんと呼んだが?」 京太郎「? まぁそうだけど」 衣「称賛に値するぞ。因みに迷子ではない、馬鹿にするな軟派」 京太郎「あ、ごめん。名前は?」 衣「天江衣。龍門渕高校の二年生だ」 京太郎「……え?」 衣 好感度判定あんか 210 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 00 27 29.50 ID dlR9QZOC0 [1/2] 衣 31 京太郎「……」 年上だったのかよ…… 衣「うむ、今回は許してやる」 衣「ところで軟派。貴様は今何をしている?」 京太郎「ん?散歩だけど?」 衣「そうか。散歩は良いな、この雄大な自然を愉しむのは良い事だ」 衣「衣も一緒に愉しんでやろう」 京太郎「いーよ、別に」 衣 好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 212 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 00 32 16.68 ID JGmTHqO50 [1/4] 衣 51 衣「さぁ何処に行く?」 衣「さぁ!」ウキウキ 京太郎「……」 やけに楽しそうだな。 / / / / ヽ ヽ / / / / /,イ | ! l ヽ ! ./,イ / / // l | .ハ | | | /// i i / ,' | | |',| Ⅵ i!| | | .〃 i i! ||― A.」 | | | i! ,斗―- ,リ| | | || | | !| ||! | | |\ハ | レく | / /! / i! |! W.!l !|ヘ l N {!ヘ N | /ル' リ .,イ! i! | ヘ从 i!i! ヘ! \ ! !/' / //'! i! ∧ 从z≠气x `\,z≠ミx 厶イ | | / ヾ=トゝ `/ | | / { ' / ! ! / 人 ヽ ノ ,/ | | / / > . . イ/,/ | | / / ̄ ̄\/ |\> --‐<彡 {」 || ! .八/ / Y´ ̄} >v<´ | || 「 ̄\\ 京太郎「んーそうだな」 京太郎「ーー」 1.レストラン 2.定食屋 3.自然が豊かな所( 1は全く長野分からないので分かる人が居たら教えてね☆) 214 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 00 44 00.21 ID 8aY92XNK0 [1/6] 衣「ハミレスか!よかろう!」 京太郎「……?」 へんな呼び方だな。 ーーー 京太郎「なに食うの?」 衣「エビフライ!」 京太郎「はいよ」 京太郎「……」 衣「……」キラキラ 京太郎「押す?」ヨビダシボタン 衣「うん!」ポチッ ピンポーン ーーー 京太郎「うまかったな」 衣「うむ、タルタルソースも沢山付いてて最高だったぞ」 店員「……」アセアセ 衣 好感度上昇安価 0~30 小 31~60 中 61~99 大 217 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 00 50 03.43 ID yRCJeZD00 [1/8] 衣 81 外 京太郎「さーて、どうすっかなー」 衣「そうだな」 京太郎「何処にするか……」 1.自然 2.ゲーセン 3.イオ○ 安価下2 220 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 01 00 04.11 ID yRCJeZD00 [2/8] 衣「ふむ、中々凄い所だ」 京太郎「すげーなー」 京太郎「地元なのにこういう所は避けてたよ」 衣「そうだな、衣も行った事が無い」 京太郎「ん?」 | | o マ`ー ' 7´ " . ⌒ヾト/ // | / / | | とつ_`ー― ' / ハ ヘYイ / / / | | 〃 `¨ {o{ 爿 || |,/ / / | | || ∨廴ノ(_).,リ / / / | | || ' \z_ノ /'|/ , イ ./ | | || `とつ./ ///! | | || /イ/イ | | | || , ― 、 / ! .! /! i! ii  ̄`’ / | |. / i! i! ii / i! !/ | ト、 ii .イ | i! ,! i | \!i . < i! .i! | /! | | じゝ. . < \i! | !. / i! | | > ,. _ . < \ | ! |/ | | | / \ ヽ ! | | 京太郎「……嫌なことでもあったのか?」 衣「そうではない」 衣「ただ……母を見ただけだ」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 224 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 01 04 25.73 ID O+LF+WLF0 [1/2] 衣 111 京太郎「結局まいごだったのかよ!」 衣「迷子ではない!」 衣「道が分からなかっただけだ!」 衣「ふんっ!」 京太郎「全く……」 京太郎「ほら、行くぞ衣も」 衣「あぁ、京太郎」 衣「頼りにしてるぞ」 0~30 小 31~60 中 61~99 大 227 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 01 08 32.45 ID 4PFvp/O30 衣 131 衣「……」 ./ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; \ \ / . ...../ .´ ̄ ̄ ̄ ̄ ` ヽ ヽ / / ... / | .. '; .. ', ', ! ......... / / /! l | l . l | / ; | / /! | l l l | | | | .l l |`l ヽ、' / / ....! l .| l | l .l l .l | | l ll |l / `>、 /_!; l_ L- |'´| | l l . l | | z==,==; / /_,,,,, ;! / l | ./ / . | l l ! l; !||r/ /;/ /lllr! 〉/ // /. / . l | | ゙‐'-' L!シ /; /|/// . | l l '' ''' 、 ,, ,, / l . l | |、J ,.. 、_ , ノ | |. ;; | l l > 、 ,. < |l l` ー‐ ' ´! .l | | ヽ、 `/ ' ´-r― - 、 | ヽ \>| l l- `'\,.. '- ―‐- ,\ l i .l ` .l | |' `!´ |´  ̄ ̄ | ヽ. | , | | | l l, へ|_./´ ヽ、 ./ | l 衣「なんだこの……」 ドクンドクンドクンドクン 胸の鼓動、焦燥感は…… 京太郎を視界に入れる度に顔が紅潮してしまう…… これは、恋、恋なのか!? 衣「……」チラッ 京太郎「ん?」 1.告白 2.告白しない 安価下10 多数決 238 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 01 16 58.55 ID jar5WJA80 [1/4] ころたんいぇーい 衣「京太郎」 衣「……」 京太郎「なんだ?」 衣「衣の伴侶になれ、永久に私の道を支えろ」 |./_イ>――‐- 、 ,. - 」k∠_ `ヽ. イ-‐¬''''¬‐ =ト、 \ / ´ \ \ / l | | ト、 \ \ \ \ / | ! | ∥ ! >,-‐+‐い \ \. / / ,' ! | _」ェt |\代≧、 ト、 .!l .\ \ f ,イ | ∨ |イ ト、|\! ヾゝケ弍廴 !l | \ ヽ______ |/ | | . .Vト、!弍'气 \ `l さ, !l ! ` ――――――― |' |仆. い从《 { さ 弋辷シ !l ヽ 从 ヾ|入 ミ, 弋ソ "¨ !l \ 入 \! ,,,, ´ "" /!l \ / ` / ヽ = ,イ || ト、 . / ! f > 、 __.. '´ | || ヽ ! \ | .|、 .! \ _,,!_, -‐" ̄」| \ ! .\ ヽ . . 辷」\ `zM<_ ,ィニニ‐ヽ \\ `''ニ二三三三 `" ¬';;;;;;;;;;;;;Y´;;;;;;;;;;;;;l彳´ ヾト、 \\ !;;;;;;;;;;;r‐!;;;;;;;;;;;;;;;;レ´ \\ \`―――――‐. /;;;;;;;;;ヽレ';;;;;;;;;;;;;,イ }  ̄`"¬ニ二二辷―― f;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;l ! ! `ミニニ |;;;;;;;;;;人;;;;;;;;;;;;;;;;! | ト、 \ 7¨¨´|;/`'―‐く / { \ 、 . /;;;;;;;;;;l.|;;;;;;;;;;;;;;;;〈 | \ \ 廴;;;;;;;;|.|;;;;;;;;;;;;;;;;; \ ノ \ \ 京太郎「それ……本気か?」 衣「片腹大激痛。私は嘘を吐かない」 衣「……」 うー///失敗したらどうしよう……今更怖くなってきたぞ。 京太郎「……」スッ 京太郎「一生お供しますよ、お嬢さん」 衣「……!」パァァァ 239 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 01 20 47.80 ID F2i7ToyL0 [2/6] . '" ̄\ . .∨. . / ̄` 、. / _,. ‐====‐ 、 \ / ´ ヽ. / / / ' , \ ゙ , / / / ,' / , ' , ',. ' ,′ / ,゙i i ハ i } } l | | { _, 'T丁`{ jj ~丁T''ト、| リ l l | | { {´ i i 八ハ iい i iノV| / | l |八 { ',',\|_,」.ニ、 \l ,ニ.」_/|/ハノ| │. |\|\| =‐'" ゙̄` ~ ̄`'ヾ/ | │ | │ '. __ /l | │ j リ ハ´ 「 } ハ | ! / / ,' /ゝ、 { j 人| | ', / / / > .._、 ノ.. イ | | ' , / / / / _r}  ̄ {ュ { ヽ│ l 、 / / / / ̄ ̄~` ミーrz=彡'  ̄ ̄ヽ、 ヽ ' 、. / ,′ /⌒| Y^Y |ハ ', ' 、 / l ,′ │ フしヘ. | , ト、 \ \ / /| | { / ││ \ 亅│ | , \ \. / / 《 | | l个ー=イ_ _ _ ││ _ _ `ト--</ | | 》 丶 ヽ / / )| | }ノ 厶-─┘└- .」 { | |彳 ヽ } 衣「わーい!」 衣「ずっと一緒だ!ずっと一緒だぞ!旦那様!」 京太郎「はいはい、一緒だ一緒だ」 京太郎「これからもよろしくな!」 衣「うむ!」 ーーー 星夏「は……?」 241 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 01 23 19.80 ID F2i7ToyL0 [3/6] 白郎の悲劇を忘れるな 京太郎の部屋 京太郎「ん?」 京太郎「電話だ」 前週キャラ無し 自由安価 安価下2 245 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 01 28 21.79 ID q+hsfKTZ0 [1/6] 衣「なんだ?」 京太郎「本当に携帯を使えるのかきになって」 衣「衣を愚弄するのではない!」 衣「衣は普通に使えるぞ!」 京太郎「あはは、ごめんごめん冗談冗談」 京太郎「近い内にデートしようぜ」 衣「ふむ、良い発想だな」 衣「よかろう!一人付き人が遠くから見ているが気にするのでは無いぞ」 衣「奴とて、悪気は無いのだ」 京太郎「あぁ、そうだな。分かってる」 ーーー ハギヨシ「彼になら……任せても大丈夫か?」 ハギヨシ「龍門渕の闇……」 ハギヨシ「歪みを……」 一日が終わりました 248 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 01 31 58.57 ID ajoDPF9Q0 [1/2] 今回の逃亡はMAX依存度が居ないので、ある程度楽です。 朝 京太郎の部屋 ピンポーン 京太郎「……?」 ピンポーン 京太郎「おふくろー?」 そうだ、今日は出かけるとか言ってたな。 京太郎「よし、行くか」タッタッタ ーーー 京太郎「……」 玄関の様子を写すインターホンのカメラには星夏さんが写っていた…… 京太郎「!」 しかし……彼女は大きな大きな、包丁を持っていた。 かなりの刃渡りだった。 京太郎「!」ダッ 250 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 01 34 00.20 ID ajoDPF9Q0 [2/2] 星夏「裏口から逃げられた……」 星夏「追わないと!」 ダッ ーーー 京太郎「はぁ!はぁ!」 どうしてこんな! 星夏さんが! あんなことを! 京太郎「はぁ!はぁ!」 京太郎「ここまで来れば!」 ドサッ 0~70 誰も来ない 71~99 星夏 255 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 01 40 01.08 ID IR8h9sPY0 [1/2] コンマ次第ですね、全ては 星夏「くそっ!」 星夏「くそくそ!」 京太郎「星夏さん……」 星夏「京太郎……」 京太郎「もう、やめにしましょう」 星夏「貴方が好きです……!でも……」 京太郎「ごめんなさい……俺には最愛の人が」 星夏「そいつを[ピーーー]からお願い!」 京太郎「もう……やめましょう」 星夏「なら……貴方を殺して……標本に」 京太郎「あなたでは無理ですよ……狂い切ってない」 0~90 星夏逮捕 91~99 衣死亡 安価下10まで多数決 287 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 01 58 58.26 ID mauSjw+K0 [1/3] 警察「はい、お疲れ様」 ガチャッ 京太郎「星夏先輩……俺はあなたに改心して欲しいです」 星夏「……」 ーーー そして名門風越麻雀部は廃部の危機に瀕した。 唯一の男子部員を追っての、一つ間違えれば殺人事件になりかねない事件。 世論は厳しかった。 しかし、事態は簡単にいい方向へと収束した。 ーー俺の退部で。 ーーー 貴子「悪いな、須加」 京太郎「いえ……俺の責任のようなものですから」 美穂子「ごめんね……京太郎君……」 京太郎「大丈夫ですよ、キャプテン」 京太郎「顔をどれだけ出そうが、個人戦に出ようが、男子麻雀部を作ろうが、自由ですから」ニヤッ 貴子「……!」ニヤッ 美穂子「!」パァァァ 貴子「いい目、するようになったなァ」 291 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 02 13 49.28 ID OfrC6lxL0 286 つネリーと一 須賀でした ーーー 龍門渕家 書斎 「曽祖父様……」 「天江衣を外に連れ出す輩が居るとか」 「厄子を外に!?」 「誰も反対すらせず、むしろ恋路を後押しする者も」 「そうか……」 「あれは外に出してはならん」 「外に出した結果、恨まれたら堪らない」 「萩原を呼べ」 「はっ……」 296 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 02 24 03.69 ID JGmTHqO50 [2/4] ハギヨシ「その役目……」 ハギヨシ「申し訳ないですが……」 「この家を潰すつもりか!?」 ハギヨシ「いえ、しかし……」 「幻想だと申すのか?」 ハギヨシ「恐れ多いですが……」 「あの力、圧、そして厄子の両親の不慮の死」 「完璧にこの家にまつわる条件を満たしている」 「あれほど家から出したらもう……」 「始末する他無いだろう」 ハギヨシ(っっ……!過去のしきたりに未だに囚われて……!) ハギヨシ(こんな残酷な運命……京太郎君に話せる筈が無い……!) 「国広一……」 ハギヨシ「っつ!」 「調べた所によると、萩原の娘だとか」 「義父まで付けて、随分と訳ありのようだが……」 ハギヨシ(観測は出来る……京太郎君と幸せに生きた一も見た……) ハギヨシ(娘を見殺しに出来る父はどこにも居ない……!) ハギヨシ「……」 297 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 02 25 03.36 ID JGmTHqO50 [3/4] ハギヨシ「ーーその役目を受けましょう」 298 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 02 28 13.97 ID JGmTHqO50 [4/4] epilogueーー 300 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 02 48 41.27 ID 0mEJm6iD0 [1/6] あれから一週間後。 俺は何時も通り、家で夏休みを満喫していた。 麻雀部に顔を出したり、コーチにシゴかれたり、衣とデートしたり。 京太郎「明々後日は衣とデートか」 パリィンッ 京太郎「うわ、丸い皿。割っちまった」 特に衣のおかげで俺の毎日は希望に溢れていた。 ーーしかし。 一通の電話で事態は急変する。 京太郎「え……」 京太郎「衣が?」 京太郎「突然……?」 301 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 02 55 31.79 ID pRJhtJPF0 龍門渕家 処置室 京太郎「衣!」バンッ 透華「……」 一「……」 衣「おお……旦那様」ヨロッ 京太郎「っつ……!」 変わり果てて痩せこけた衣。 目にも生気は無かった。 京太郎「ど、どうして……」 ガクッ 衣「項垂れるではない……仕方のないことだ」 衣「本来衣はあの時に……死んでいた筈だ」 衣「栓無き事……衣は運命と合間見えよう」 京太郎「病院は!?」 透華「もう行きましたわ……」 一「処置の施しようがないって」 ハギヨシ「少なくとも明後日までの……!」 バンッ 透華「ハギヨシ……?」 一「珍しいね、あの人が取り乱すなんて……」 一「取り乱して当然か……」 京太郎「……ずっと一緒に居てやる」 衣「そうか、私が敷く道は茨に巻かれ、悪鬼無情が背を向けて逃げ出す道だぞ?」 京太郎「構わない、着いて行ってやる」 衣「ふふっ……ありがとう」 304 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 03 00 20.03 ID QxkpDQ1z0 [1/10] ハギヨシ 私室 ハギヨシ「私は執事失格ですね」 ハギヨシ「死すら生温い」 ハギヨシ「娘を選んでしまった」 ハギヨシ「ふふっ……ははっ」 涙が止まらない…… 頭が狂って行く。 ハギヨシ「ひひっ……」 思考が乱れる。 どうしようもない気持ちが溢れる。 言葉にならない思いが、胸を苦しめる。 ハギヨシ「ひゃっひゃっ!!!ぁぁぉぉ!!!!きゃっきゃっ!!!かぁぁぉぁぉぉ!!!」 出来るだけ声を抑えているが…… 萩原はーー 人として死んだ。 ハギヨシ「ふーふーふーふーふー!!!!」グググッ そして彼は最後の自尊心。 誇りをかけて、止まらない声を出す喉ごと首を掻っ切って死んだ。 305 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 03 05 57.01 ID O+LF+WLF0 [2/2] 翌日 京太郎「……」 衣「……」 衣「どうした?」 衣「こうやって共に居るのに不機嫌だな」 京太郎「いや、不機嫌じゃないよ」 衣「不機嫌だ」 京太郎「不機嫌じゃない」 衣「……」 京太郎「衣と居れるだけで嬉しいから」 衣「嬉しい事を言ってくれるな」チュッ / \ \ ヽ / / i ヽ ヽ ヘ ヽ ゙ , / / / / ,′ リ ! _」⊥..,,_ ', ゙ , ' , ,′ ,′ ,′ ,' i i ト、 i´ ii | ' `i | , ,. ′ ,′ '' i i i -‐ i i \i -i | ', i }│ , 、. { i ! | /i i _j八 、 \ ノ _」 ノノノ从 , 、. { i ! | iハ{\| \ ヽ .ィ==ミッ | l 、 i, i, ', ', 、 ト、ヽ _.. `''ー- '゙ | | 、 八 ヽ\\N ッ==ミ . . リ ' | 、. \ト、\`ー 〃 / ' | \ \ リハ . . ノ / / | \ \ / j ー--‐ ''" / / 人 \ \. / ノ八 //¨ ̄ ̄ ̄¨''く \ 丶 \ / / `i‐- ..__ / ̄ ̄ ー--- \ \ 丶 \ / ' / i │  ̄仄 ヽ \ \. / / , i | / \ ', \ \ / / ' _」 -‐''"⌒\ /\ \ | ヽ ヽ. / / ム -‐''( ∨ 〇 〉 ヽ | ヽ 306 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 03 09 37.99 ID 0mEJm6iD0 [2/6] 翌日 衣「今日衣が亡くなると思っているな」 京太郎「……」 衣「衣を愚弄するな、全てを取られようが衣の精魂は尽き果てぬ」 衣「衣は万全たる力で毒を制そう」 衣「たゆまぬ信頼を寄せてくれ、京太郎」 衣「ダメか?」 京太郎「お……おう!」 京太郎「当然だ!」 京太郎「俺だってずっと応援してやる!」 京太郎「負けるなー!衣ー!!!」 京太郎「絶対に明日デートするぞー!!!」 307 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 03 10 13.84 ID 0mEJm6iD0 [3/6] 衣「うつけめ」 衣「ふふっ……」 ./ / / \ ハ / / \ i | / / / _\ V ∠_ `! |./ / ./ //´-―`´―- ≧x ヽ ∨ |' / / / / / / / / } ! ヾ i ∨ | / / / / / / /,/ /.∧ ! i ', ヽ. | Ⅳ ! / i ハ i i .,' __イ_i!_|_ i | | ハ ! | i | | ∨ | / .|{ { | | i「 / {八{ ハ | `!ト! ,!_ ,! } ! | ∨ | / || ヘ ト. i!{,ィチ卞ミヘ |ヘ{ _}'_」/} /ト ,' l ! ヽ} {' ヘ{ヘ |《 ん リ \_{_ ん うミxi! / ハ | i ヘ{ヾ乂zン r' リ》/ ハ ! l /.八 xxx 、 ゞ= /'! | | | 〃 /\ ___ xxx / | | ', / /^\|_> . `ー ’ . イ! L⊥、 ∧ .// //〃 iー-― フ´ ヽi' | \ ∧ ./ く´ ̄ ̄ ̄\ヽ.r‐'´,ィ―‐‐| | ヽ∧ 308 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 03 12 26.97 ID 0mEJm6iD0 [4/6] 俺はずっと衣の手を握った。 片時も放さず。 いかなる時も手を握った。 そしてたわいもないことも話した。 咲との話も聞いた。 寝てる時も手を握った。 衣だけ目を覚まさなった時は心配だったけど。 衣は 衣はーー 309 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 03 12 57.60 ID 0mEJm6iD0 [5/6] ーー目を覚ました。 310 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 03 15 06.71 ID 0mEJm6iD0 [6/6] 衣「……」パチッ 衣「……京太郎」 衣「分かってるな?」 京太郎「ああ……」 衣「デートしよう!」 京太郎「おう!」 京太郎「肩車するから捕まってろよ!」 衣「笑止!!!」 タタタッ 衣「わーい!」 . '" ̄\ . .∨. . / ̄` 、. / _,. ‐====‐ 、 \ / ´ ヽ. / / / ' , \ ゙ , / / / ,' / , ' , ',. ' ,′ / ,゙i i ハ i } } l | | { _, 'T丁`{ jj ~丁T''ト、| リ l l | | { {´ i i 八ハ iい i iノV| / | l |八 { ',',\|_,」.ニ、 \l ,ニ.」_/|/ハノ| │. |\|\| =‐'" ゙̄` ~ ̄`'ヾ/ | │ | │ '. __ /l | │ j リ ハ´ 「 } ハ | ! / / ,' /ゝ、 { j 人| | ', / / / > .._、 ノ.. イ | | ' , / / / / _r}  ̄ {ュ { ヽ│ l 、 / / / / ̄ ̄~` ミーrz=彡'  ̄ ̄ヽ、 ヽ ' 、. / ,′ /⌒| Y^Y |ハ ', ' 、 / l ,′ │ フしヘ. | , ト、 \ \ / /| | { / ││ \ 亅│ | , \ \. / / 《 | | l个ー=イ_ _ _ ││ _ _ `ト--</ | | 》 丶 ヽ / / )| | }ノ 厶-─┘└- .」 { | |彳 ヽ } 311 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 03 17 45.36 ID yRCJeZD00 [3/8] 衣「外だ!」 京太郎「よし!ファミレスだ!」 ーーー 衣「殆ど京太郎が衣の料理を横取りしたな……」フフンッ 衣「年下らしく可愛いところもあるな」 京太郎「……」 京太郎「へっ……腹が減ってたんだよ!」 衣「まぁタルタルソースが味わえて良かったぞ」 京太郎「それなら良かった!」 衣「よし!」 京太郎「次はだな……」 安価下2 1.龍門渕高校 2.風越 315 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 03 23 41.90 ID yRCJeZD00 [4/8] 京太郎「ここが俺の通ってる高校だ!」 衣「風越か……池田とはもう一度遊びたいな……」 京太郎「……」 京太郎「よしっ!」 ーーー ゆみ「よく呼んだな……」 華菜「……衣」 咲「衣ちゃん……」 華菜「よし!遊ぶし!」 ゆみ「麻雀、少し打とう」 咲「そうだね!」 衣「皆……!」 京太郎「かましてやれ!衣!」 衣「全力を以って、屠ってやろう」ゴッ ,. '" ,,. -‐ ''___`‐- .,, ;ヽ;';,'' '';'';,, ,, ,, / /-‐''¨. . . . . . . ̄ ,, ;; ヽ .. . . . . . '' ''";'" ,.' . . .l ,;'' ;,;''. . . . ;, / . . / // ;, l ;'' .'' . . . . . ;' ,' . . ./ /!{ / | l ;' . . . . . . ;'' l ̄ 7 ̄/ ̄ ̄/l/! ll--{ ! l! j'',, . . . . . . ; !_ ../..-‐. 7 `''lッl/,,l_|ヽ l l ./ /;, ';.. . .' ;' ', l .l! ト、ヽ|,,===ミ、`、!.j///,' '';; .' .; ... ';, '、 ト、 l 、! .〉 {{ l () !l '丿.イ'';.. '' ' ;'. ``/ ‐ `ヘ ',.``ー‐'' '" / '',, ;' / ./ ゝ.、 ' __, / '';, . ;'. ,. ' ' . / ;>. ._. ` ̄-‐ ´.' ../; . ;'. / . / / /.>.--/ . . / ', ;;'. / . ./ ,; -‐_‐_ v_/〉 . / . , ' / '; ;'../ . ; ' /l¨¨'´ ̄ ...../ ._/. '' ; '' / ; ;'´ . ; ' / l ! .. ; ''" ;, '} } / ', ;''\. . ; ',/ 人,, ィ'.". , ''" ) l },ィ''"l '; ;'\ \ ;'/ // /\ . / /. -==/ |, ┴ ''' ;; '' \ \ \ 316 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 03 26 35.78 ID F2i7ToyL0 [4/6] 1.衣 2.咲 3.ゆみ 4.華菜 京太郎「凄かったな衣」 衣「最後にみんなと遊ぶ事が出来て良かったぞ」ニコニコ 衣「嬉しかった!」 京太郎「そりゃ何よりだ」 衣「さて、これからは何処に?」 京太郎「うーん……そうだな」 もう決まってるけどな。 京太郎「よしっ!」 京太郎「行くぞ!」 タタタッ 衣「わーい!」 ∨ | | / ∨ | | / ∨ | ! / ,.. ‐ ヘ 「! /_ ̄` 、 , ´ x≦―――≧x \ ./ ./ ,.イ ! | ヽ ヽ \ // / / / / | i! ト | ハ. ヽ ./イ / .' !,r―!i! ハ´ ̄「|`ヽi! i! ハ {' i! |! | i! |_{ハ | },衍示トv1 | | Ⅵ! i! |i衍卞ヾ\{_ う r} 》| | | 从 i从.う リ 乂z少 .! i! ! ヾ} ,! ゞ'´ ' ! ! ! .//.| マ ̄ ̄ } ! ! | // i\ \_ノ ,.r ´| | i! .// | > .._ _.. ´ | | | ハ // /| /' |,r「´ __⊥ヽ! ! i ∧ .// / .|' //Y^\ }! .| |/ ∧ 317 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 03 29 34.33 ID F2i7ToyL0 [5/6] ``` ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ... ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ... . ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; . ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;; ;;; __、 ,/゙` ``''-、 .. . ,i´ ゙l | .l゙ ;;;;;;;;;;;;;;; ヽ、 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; ; . `'----‐′ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; . ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; .... . . . ... ,_,,,,、 、-'く`、i、、、 . ,_.、,、、 ,、./'"`` `ヽ‐-、...、 、、-‐´.、.,i、、、 `丶-、,、 . 、、、"゙"`; 、`、、 、` `ヽ`.、 ,.、` `、'∴ .、-、、``'l゙;、 ;、 ;. 、`、 _.._ ‐' `;;;;`丶;、 、…` .,ヽ‐`ヽ., , .ヽ"'''.…"`゙、` ゙丶 、 、、 、 `、ヽ.`ー-.、,._ 、、''゙"、`.`丶ヽ . `" 、`;、;;、;``ヽ、r,!" 、 ``ヽ`'``…`; ;`、.,、 ;;; 冫、、`` ;;..` ヽ、 `;`.、,.ヽ、‥ `` ;`;;;`;;``;丶`;丶`、;.,`,、゙、``;`;;;;;; . 、;;``; ,.'.`、丶. .゙ン```/ 、゙"-` 、,''、、. ..;;.、、、;. ‐ 、,;、. 、.丶 " `;;;'."、;;;;.‐..、、‐ .、;;;;;;;;;;;'゙ヽ ``';' `_,、`` "'!,ヘ `、 ;;;`'、`ヽ.`'、;``゙、, '/゙゙`;;```;`;';;、丶`ヽ`";`; `;;; ;; ;;;; ; ```、;.;``;'";;;;;;;;;;;'" 、 .'` ,、 ` `.'冫'`` `'.、/,!" " `、、、-、.`;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;; ;; ;; ; 丶; ,;'ヽ丶 ;;;;丶.;'.、丶 ;;;;;;; ;;;;;;;;;;;`;;`;`;`;;;`;;;`;;;;`´```;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ``` 衣「ここは……あの時の」 京太郎「始めてのデートの時行ったろ?」 衣「素晴らしい自然だ」 衣「隣、座るぞ」 京太郎「おう」 318 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 03 31 35.34 ID F2i7ToyL0 [6/6] ;; ...........,,,,,,......................,,,,,............ , ... ,,ノ;;;;;;; ;;;;;;;;; ;;;;;; ;; ;;;;;; ;;;;;; ;; ;;;;Z";;;;;;;从;;;V;;;;;; ;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;; ;;;;; ;;; ;; ;;;ノ V;;;;;;V;;;;;; ;;;;V ;;;;; 从V ;;;V;;; ;;;; ; ;;; ;; ;; ;; ;; Z" _,,,... -‐‐=-..,,,_V从;;;V;;;;VV;;;;;V从;;;;;V从;;;VV;;;;V ;;; ;;;; ;; /"" ,r'" \,,.....,;;;;W;;;;;WW;;;;W;;;;;;; ;;;;;;;W;;;;;W;;;;;;;;;;从;;;;;;; ノ ,,r'" ... . ; .`' .、/W从;;;; ;;;;WW 从W ; ;;;;; WW;;;;;;; ;;;;;; V , r' . ; . `' .、从W从;;;;/W从W;;;;;W;;;;;;;从W;;;;W;;;;;;;; / ,r'" .. .. .. . .... ; . `' 、_,(("WIW从/W从W/W;;;;从W;;;; ;; Vノ"" ,r'" ... ... . ; _,,((" ; ;|;;l /;/ //wwwv从;;;;;;;;//;;;;ノノ""" ,r'"... .. ...... . _,,,(( ;; . ;,i' ル|l从WW;|//vw;W;;;;;wリリリノノ" ,r'" ,,,,,, ...... ... ._,,,"( (( ;;; r;; |l||W从W///W;;;;;wリリリノノ .('"")),r'" .... (~ ~~j;, . .... ...... _,,,, ._,,,-" (( ( ;; ; Z;; ;; ( ;; I|l|llij;;;; / /'''//Wリリリノノ"ノ(;;; ;;;;;; リ f;;; ;; リ . f;; ;'')) (( .. 从 ;; f ;; ( ;;;; f;.. ;;;l|ll||l|i;;|l; |//''''"";;;;;;;; リ !ミ|l lリノ ((从wyル ム;; ;;; ;;; リ (( ;;; ( ;( ;;; f ; ;; ( ; ||l||lji(_);l l |/ 〈ミ从WW从ノ jl | ll ,'丁 ト 卅 ji从 个 YwWWリノ v;;; ;((;; ;;;(( ;; ; ゞ ;;;.. ;; ;;l|il|ll|l;;;; ll l| '''''|lY彳" ^~''""' ゙゙゙ jl; j| ゙゙゙ ゙゙゙ . ゙~` ゙ "' ' |l; | " `゙';ミwリノwv从w从wv从w从|l|lil||i;;;; ii h. ||;; | ~^゙゙'""" . ,,,j|l; |.. |l |ll; |ll;; |ll ;; ||ll;; i |!l||l|ll|;l;;;i ;;イ , jll;; j、 ''""゙'' `"'' ^' . jl jll; |ll;; f l i; ! , 衣「会えて良かった」 衣「素晴らしい」 衣「未来永劫忘れない」 衣「京太郎は衣を忘れないでいてくれるか?」 京太郎「当然だろ?」 衣「ーー」 319 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 03 40 05.01 ID yRCJeZD00 [5/8] 衣「最高の恋路だった」 衣「素晴らしい人生だった」 衣「素晴らしい旦那だった」 衣「父上、母上……衣も向かいます」 京太郎「ありがとう」 京太郎「お前に会えて、嬉しかった」 京太郎「愛してるしか言えないけど……ごめん」ポロポロ 衣「そうか……衣を愛しているのか」 京太郎「衣ぉ……」ポロポロ 衣「初めてだ……そう思われるのは」 衣「もう悔いは無い」 衣「ーー天に地に、希望があふれているみたいだ」 衣「京太郎ありがとうーー」 / ̄ ̄7 ̄\ \ | / i! ! ヽ / / / \ ヽ | / ! !| ハ / / / /^ヾ}_Ⅳ二≧| リ、 \ i! / ′ / ∠> ´ ∨ i! ヽ. ハ i! | .i! | ./´ ヽ ∨ ト、 ハ | i! | i! ! / | ! ∨ | ハ .! ! i! リ .! | / ハ ト_|__∨| | | ! ! .i! / .| i! i / ! |__. 斗| i! | ハ Ⅳ | |.| ! |;' |.| || |´! ./ i! リ }' i! / } } }. | | ∧ |.| |{ | i! / | ./ z|≠彳イ/ | ∨∧ .′| | \ {从.{=彳/ /! i!_ ∨∧ .′ | | \ハ ' ,_イ | | \/∧ .′ | |/^ヽ_込、__ ー ´ /} }Y| | ∨∧ .′ | / } { {{ ≧=< / ̄」 | ∨∧ / / r<二二ニ=r丐f≦― ´ | | \ V.∧ ./ ハ { ={ {=ニ | | ` ーヘ ∧ / / __/ Y⌒ /イ T\ | | 〉∧./ 〈 } / | | \_ ! 人 / / ∧ ∧ ハ ,イ i! ! ∧.八 ヽ _..イ / / ∧ ./ ∧ | Y / i! | ./ ハ {\ \} / / / ∧、 / / 「 ̄ ̄ ̄| / ,.ィ ´ ∧`< / i! T ヽ. \ / / / ∧\ ./ / .L ___i! .| /. | ./,∧ i`ヽ } .! \ \./ / ∧、 \ / / | ! {' | .///∧ } / | |\ \./ ∧\ \. / / ! \\ |/////∧/ /_./! ! \ \ ∧ Y } 京太郎「衣……衣……?」ポロポロ 京太郎「うわぁぁぁぁ!!!!!」ポロポロ 320 名前: ◆3tY9LUZmV5E6[] 投稿日:2014/06/01(日) 03 40 30.85 ID yRCJeZD00 [6/8] カンッ